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創作に役立ちそうな記事

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小説やエッセイを書く上で役立ちそうな記事を集めてみました。自分にも、他の皆様にも役に立てれば良いと思っています。
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#monokaki編集部

物語の起承転結の流れを担うキャラクターの「能力」図鑑|monokaki編集部

物語の起承転結の流れを担うキャラクターの「能力」図鑑|monokaki編集部

 こんな文章から始まる書籍が、4月23日に日本文芸社から発売される。以前にもmonokakiで紹介した『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑 性格・人物編』の著者であり、現役の小説家である秀島迅氏による『プロの小説家が教える クリエイターのための能力図鑑』。
 冒頭にはプロローグとして「物語における【能力】の役割とは」「印象に残るキャラクターのつくり方」「プロが秘密にしたがる 能力

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あなたに「アイディア」の見つけ方を教えてくれる本|パトリシア・ハイスミス著『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』|monokaki編集部

あなたに「アイディア」の見つけ方を教えてくれる本|パトリシア・ハイスミス著『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』|monokaki編集部

こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。

「小説の書き方本を読む」の第十回です。前回の保坂和志著『書きあぐねている人のための小説入門』では小説を書くということ、人間を書くということ、そしてストーリーとは何かを考えている人には参考になったのではないでしょうか。

この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所があれば、ぜひ記

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書くこと、楽しむこと、公開した作品は完結させること|西原衣都 インタビュー

書くこと、楽しむこと、公開した作品は完結させること|西原衣都 インタビュー

 8月3日からMBSをはじめとする各放送局で放送開始されるドラマ『結婚予定日』。この作品は西原衣都原作×ムノ漫画でマンガアプリ「マンガBANG!」で連載中の作品の映像化であり、元々は西原氏がエブリスタに投稿していた小説が原作となっている。
 原作者である西原氏にご自身の作品や創作に対する向き合い方、さらにはコミカライズやドラマ化された作品について、メールインタビューでお答えいただいた。

一人で書

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文章力を左右する語彙力|monokaki編集部

文章力を左右する語彙力|monokaki編集部

 こんな惹句が添えられた本が、本日日本文芸社から発売された。現役の小説家である秀島迅氏によって書かれたこの本のタイトルは『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』。
 「文章表現は語彙力が9割」と題された冒頭では「”ヒトゴコロ”を描き切る」「”人間臭い”描写技法」「外見・動作・声質の特徴出し」「名作とは語彙力の賜物」の4つのパートでわかりやすく解説されている。そして、本編は6つのパー

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あなただけの恋愛+αの新しい組み合わせを見せてほしい|「2022年集英社3レーベル合同コンテスト」池田真理子&塩崎加奈子&齋藤孝太

あなただけの恋愛+αの新しい組み合わせを見せてほしい|「2022年集英社3レーベル合同コンテスト」池田真理子&塩崎加奈子&齋藤孝太

 2021年に開催された「集英社3レーベル合同コンテスト」が今年も開催されることになりました。募集告知の公開に合わせて、3レーベルの編集者の方々にマンガ原作としてどんな小説を求めているのか、そして女性向けマンガの現状について聞きました。
 マンガ好きな人にとっては自分の物語がマンガになるチャンスです。応募開始は12月22日から、〆切は2023年4月2日です。
 インタビューを読み、自分の書きたいも

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ものかきが育てた文房具。デジタルメモポメラ「DM250」インタビュー|monokaki編集部

ものかきが育てた文房具。デジタルメモポメラ「DM250」インタビュー|monokaki編集部

プロの作家に熱狂的なファンが多数いるというガジェット、それが「ポメラ」。前機種「DM30」から4年ぶりの新機種「DM250」が7月29日に発売になりました。発売が発表されるやいなや、SNS上では「ポメラ」ユーザーたちを中心に「DM250」へ多くの期待の声が挙がり、人気の高さを改めて証明しています。
「ポメラ」はインターネットに接続できない、文章を書くことに特化したデジタルメモ。2年前に「monok

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お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔後編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔後編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代でお届けするコラムです。

小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。

今回のテーマは、前回に引き続き「小説の表紙作り」。ブラウザ上で表紙を作成できる「かんたん表紙メーカー」を使って、実際に表紙画像を作る方法を詳しく解説します。
また、表紙づくりに必要な素材の集め方

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お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔前編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔前編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代でお届けするコラムです。

小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。

今回のテーマは「小説の表紙作り」。
特別な画像編集ソフトがなくても、自分の作品にあった表紙を簡単に作ることができるよう、表紙づくりに役立つツールやサービスをご紹介します。

例えばこのような表紙

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あなたに「小説とは何か」と問いかけてくれる本|保坂和志著『書きあぐねている人のための小説入門』|monokaki編集部

あなたに「小説とは何か」と問いかけてくれる本|保坂和志著『書きあぐねている人のための小説入門』|monokaki編集部

こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。

「小説の書き方本を読む」の第九回です。前回のスティーヴン・キング著『書くことについて』では小説家になるために、そして書き続けるために必要なことや目的について参考になったのではないでしょうか。

この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所があれば、ぜひ記事を読むだけではなく、書籍

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1億冊以上出版された「ミステリーの女王」の代表作|アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』
|monokaki編集部

1億冊以上出版された「ミステリーの女王」の代表作|アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』 |monokaki編集部

こんにちは。「monokaki」編集部の碇本です。

今年も残すところ1ヶ月になりました。年末年始には積読している小説をできるだけ読んで過ごすことがこの数年のパターンになっています。新作だけでなく、気になっていた古典なども一緒に読むことが多いです。

年末にはミステリー小説のベスト10などが発表されるので、そこから気になったタイトルを読むという方もいるのではないでしょうか?
ミステリー小説の王道で

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Webから応募できる小説新人賞まとめ|2022年上半期|monokaki編集部

Webから応募できる小説新人賞まとめ|2022年上半期|monokaki編集部

コロナの爆発的な流行(感染拡大)によって、それまでとは違う非日常になって約二年ほど経ちます。しかし、その非日常も気がつけば当たり前の日常になってきましたが、皆さんお元気でしょうか? 
もう気がつけば11月です。すぐに2022年がやってきます。

いろんなものが様変わりしていく中で、小説を書きたいと思っても書けなかったり、最後まで完成させられなかった人もいると思います。
心機一転、新年に向けて執筆目

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あなたの「原動力」を再認識させてくれる本|スティーヴン・キング著『書くことについて』|monokaki編集部

あなたの「原動力」を再認識させてくれる本|スティーヴン・キング著『書くことについて』|monokaki編集部

こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。

「小説の書き方本を読む」の第八回です。前回の冲方丁『生き残る作家、生き残れない作家 冲方塾・創作講座』では小説家になるために、そして書き続けるために必要なことや目的について参考になったのではないでしょうか。

この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所があれば、ぜひ記事を読むだ

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自己破滅型の小説家が最後に書き終えた作品|太宰治『人間失格』|monokaki編集部

自己破滅型の小説家が最後に書き終えた作品|太宰治『人間失格』|monokaki編集部

こんにちは。「monokaki」編集部の碇本です。

9月も後半に入り、今年も残り3ヶ月と少しになりました。来年の事を言えば鬼が笑うと言いますが、現状はまだ「コロナ」の猛威の終わりが見えないため、明るい未来を想像しにくい人の方が多いのではないでしょうか。
そう考えるとこの2年近くはそれ以前とは決定的に違う生活となり、ある意味では「非日常」だったものが徐々に「日常」になっていった時期であるとも言えま

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社会の問題を(個人ではなく)社会に返すためのことば|逢坂千紘

社会の問題を(個人ではなく)社会に返すためのことば|逢坂千紘

こんにちは、あいさかちひろです。

これまでのテクニカルなテーマから一転して、「当事者と非当事者のことば」という現代的かつピンポイントなテーマをいただきました。話したいことは山ほどありますが、この記事のなかでどこまで書けるのか、あるいは相談者の羊崎さんとどこまで一緒にいけるのか、ひとつの挑戦になるかもしれません。

ふたつにひとつというシンプルな世界観のほころび今月の相談者:羊崎ミサキ
お悩み:逢

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