ドラマ『リプリー』の予告編を観た時なんだかアラン・ドロンの『太陽がいっぱい』に似ていると思ってた。よく調べるとパトリシア・ハイスミス原作の同じものだった。モノクロで時間をかけてドラマを丁寧に作っている。俳優の演技にも感激するばかり。引き込まれていく。だがどうしても悪事は露呈する。
ドラマ『リプリー』シーズン1エピソード8まで観終えた。どうしてハラハラするのかと言うと現在の科学には隠せない証拠があるということ、主人公の能力というより他の人に能力がないということ、運に任せるところが多いこと。最後に本にあった写真でリプリーの嘘がばれるが別人となって逃亡している。
ヴィム・ヴェンダースの『PERFECT DAYS』を観る。単調な日々に、いかに光をみるか。翳があるから木漏れ日もきらめく。「もののあわれ」を知る映画。Lou Reedの同名歌もいい。カセットテープはないがLPで金延幸子“青い魚”を聴き、フォークナー『野生の棕櫚』で寝落ちしてみる。