【読書ノート】『花咲か死者伝言』
『花咲か死者伝言』(『むかしむかしあるところに死体がありました』より)
青柳碧人著
『花咲か爺さん』のその後の話。
花咲か爺さんはやはり良い人で、お偉いさんからご褒美をもらっても、村に寄付してしまう。
ある日、そんな花咲か爺さんが、殺害される。
次郎と名づけられた犬が、推理する形で物語は展開する。
成功者は財産とどう付き合っていくべきかというのが、ある意味論点。多額の財産を手に入れることは、自己成長や人生の目標を達成するための道具にすぎず、財産を得たひとには、社会貢献を