年間読書人

その名のとおり、読書が趣味で、守備範囲はかなり広範ですが、主に「文学(全般)」「宗教」「社会問題」に関連するところ。昔から論争家で、書く文章は、いまどき流行らない、忌憚のない批評文が多い。要は、本音主義でおべんちゃらが大嫌い。ただし論理的です。だからタチが悪いとも言われる。

年間読書人

その名のとおり、読書が趣味で、守備範囲はかなり広範ですが、主に「文学(全般)」「宗教」「社会問題」に関連するところ。昔から論争家で、書く文章は、いまどき流行らない、忌憚のない批評文が多い。要は、本音主義でおべんちゃらが大嫌い。ただし論理的です。だからタチが悪いとも言われる。

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      もとより文学におけるジャンル分けは恣意的なものとならざるを得ないが、ここでは「娯楽性」に主眼を置いた、小説やマンガ、映画などの作品を扱ったレビューを紹介します。

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      キリスト教関連書のレビューを、ひとまとめにしています。 後日、内容別に整理の予定です。

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    〈宇山秀雄殺し〉の謎を解く:『宇山日出臣追悼文集』の密室

    書評:太田克史編『新本格ミステリはどのようにして生まれてきたのか? 編集者宇山日出臣追悼文集』(星海社) エディターネーム「宇山日出臣」、本名「宇山秀雄」が、「新本格ミステリの仕掛け人」などと呼ばれた名編集者であることについて、ここであらためて説明する必要などないだろう。本書を購読したり、ネットで本書の内容を確認したりするほどの人なら、宇山についてそれなりの予備知識を、あらかじめ持っているはずだからだ。 本書は内容は、次のとおり。 (1)序文(太田克史) (2)編集者

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        • 日本共産党の〈思想的現在〉:志位和夫『新・綱領教室 2020年改定綱領を踏まえて』

          書評:志位和夫『新・綱領教室 2020年改定綱領を踏まえて』(上下巻・新日本出版社) 本書は、日本共産党の「基本的な考え方と行動方針を示す基本文書」である「綱領」の、2020年最新改訂版が意味するところを解説した、志位和夫委員長による講義録である。 講義の受け手は、同党機関紙「しんぶん赤旗」の新入編集局員たちだ。 なお私は、日本共産党党員でもなければ、シンパでもない。 私が日本共産党の存在を最初に意識したのは、かつての創価学会員時代、選挙運動における「敵」としてであった。

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            【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年8月21日】 (※ 再録時註:本稿執筆当時に比べると、世間の「宗教」に対する敷居は、低くなっているように思える。それは、80〜90年代のスピリチュアル・ブームを通過することで、「宗教」や「信仰心」がお手軽なものになったというのがベースにあるのだが、しかし、それに冷や水をかけた、かの「オウム真理教事件」も、今や過去のものになってしまい、ふたたび「宗教の危険性」が忘れられている、ということなのではないか。だが、最近の「安倍晋三元首相

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                • 「天皇制・天皇」関連書のレビュー

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                  キリスト教以外の「宗教」関連書のレビューを集めました。 後日、整理の予定です。

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                  • すみません、相沢沙呼先生。完全になめてました。:『medium[メディウム] 霊媒探偵 城塚翡翠』

                    書評:相沢沙呼『medium[メディウム] 霊媒探偵 城塚翡翠』(講談社) 本作は3年前(2019年)の作品で、「このミステリーがすごい! 1位」「本格ミステリ・ベスト10 1位」「第20回本格ミステリ大賞受賞」など、その年のミステリ界の話題を掻っ攫っていった、「大ヒット作」である。 一一そんな作品を、なぜ今頃になって読んだのか。端的に言えば、そうした「世評」を、まったく信用しなかったからだ。 そりゃあ、それなりに良くできた作品なのだろうが、そんなにご大層な作品なのか?

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                    • プーチンが最も恐れた男:映画『ナワリヌイ』の衝撃

                      映画評:ダニエル・ロアー監督『ナワリヌイ』 ロシア大統領選挙に立候補したことのある反体制派の運動家で、毒を盛られて暗殺されかけたり、冤罪で何度も刑務所にぶち込まれた人物がいた、というくらいのことは、テレビニュースで知っていた。 だが、詳しいことは知らなかったし、その人物の名前も記憶していなかった。また、彼がその後どうなっているのかも全く知らず、このドキュメンタリー映画を観るまでは、「過去の人」として、ほぼ完全にその存在を忘却していたのだが、本作を見て、自分の無知と不明を、

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                      • 夢みる力:『ウルトラマンをつくった男たち』と『私が愛したウルトラセブン』

                        【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年8月1日】 (※ 再録時註:本稿では、「ウルトラ」シリーズで知られる円谷プロダクションの「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の時代を舞台にした、1989年と1993年のテレビスペシャルドラマ2本を扱っている。この2本のドラマの制作時にはご健在であった原作者で、往時「ウルトラ」シリーズの制作に携わった実相寺昭雄、市川森一など、多くの方はすでに鬼籍に入られており、彼らの作品を視て育った私の同世代は、すでに還暦前後の年齢に達している。そ

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                        • ポン・ジュノ監督『殺人の追憶』、その特異性について

                          映画評:ポン・ジュノ監督『殺人の追憶』 【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年7月25日】 (※ 再録時註:一昨年(2020年)『パラサイト 半地下の家族』で、アカデミー賞監督となったポン・ジュノの、2003年の作品。私は、2005年にレンタルビデオで視ている。ぺ・ヨンジュン主演のテレビドラマ『冬のソナタ』が日本でも大ヒットして「韓流ブーム」が巻き起こったのは2004年ごろだから、すでに韓国映画の評判は世界的に高くなった後であろう。そうした中でも、本作『殺人の追憶

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                          • 「アンチ・ミステリー」とは何か:定義の問題

                            【旧稿再録:初出不詳、2000年6月12日執筆】 (※ 再録時註:本稿執筆の2000年当時「アンチ・ミステリー」という言葉が濫用されていた。末尾の日付記載により執筆日は判明したが、今のところ初出は不明である。近々「旧稿再録」として紹介予定の、2005年7月25日付の「アレクセイの花園」への書き込みにリンクが貼ってあり、すでにリンク切れであったため、初出か再録かは不明だが、いったんは「アレクセイの花園」を含むネット上のどこかに、アップされたことは確かである。なお、本稿原文では

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                            • 〈愛すること〉で、人は特別になれる。:幾原邦彦監督『劇場版 輪るピングドラム』

                              映画評:幾原邦彦監督『劇場版 輪るピングドラム』前後編 幾原邦彦は、ずっと気になる存在だったが、読書を優先して、「シリーズものドラマ」は視ないことにしていたので、これまで幾原作品を観る機会がなかった。だが、今回は『輪るピングドラム』の劇場版二部作ということで、やっと『ピングドラム』を観ることができた。 幾原作品では、もちろん最初のオリジナルシリーズ『少女革命ウテナ』が、本放映以来、気になっていたのだが、『ピングドラム』の方は、カラオケで、より馴染みになっていた。あの、やく

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                              • 竹本健治選『変格ミステリ傑作選』をめぐって:可能性としての〈変態性欲〉

                                書評:竹本健治選『変格ミステリ傑作選【戦後篇I】』(行舟文庫) 竹本健治の選になる「変格ミステリ傑作選」は、てっきり「戦前篇」と「戦後篇」の2冊構成になるものと思い込んでいたが、「戦前篇」「戦後篇I」「戦後篇Ⅱ」「現代篇」の、4冊構成になるようだ。 今回の「戦後篇I」は1945年〜1975年(雑誌『幻影城』以前)、「戦後篇Ⅱ」は1975年〜1990年(新本格ブーム以前)、「現代篇」は1990年以降と、おおむねそんな感じになるらしい。 さて、今回の「戦後篇I」は、香山滋、大

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                                • 是枝裕和監督『ベイビー・ブローカー』:〈祈り〉の世界

                                  映画評:是枝裕和監督『ベイビー・ブローカー』 カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(大賞)を受賞した『万引き家族』の是枝裕和監督が、韓国の名優ソン・ガンホを迎え、韓国で製作した作品。 この作品も、カンヌ国際映画祭に出品され、「パルム・ドール」は逃したものの、ソン・ガンホが「(主演)男優賞」を受賞した。 本作も、『万引き家族』と同様に、「疑似家族」をテーマに据えた作品で、とても「温かく」、また完成度の高い作品である。 だが、本作が『万引き家族』との共通点を多く持ち、完成度の高い

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                                  • 「アレクセイの花園」より、最後のご挨拶

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                                    • 池上彰・佐藤優「日本左翼史」三部作:〈転向左翼〉の知ったかぶりと自己正当化

                                      書評:池上彰・佐藤優『漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022』他三部作(講談社現代新書) 端的に言うなら、本稿タイトルのとおりで、池上彰と佐藤優による対談「日本左翼史」三部作は、「〈転向左翼〉の知ったかぶりと自己正当化」の書だと、そう総括することができよう。 そして、この「対談三部作」をありがたがる読者とは、基本的に「日本左翼史」に無知な、言うなれば「初心者」か、著者らと政治的立場を共有する「転向左翼」(あるいは、人気者に無節操に擦り寄る、時流迎合の文筆

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                                      • 佐藤究『爆発物処理班の遭遇したスピン』:佐藤究の「夢野久作」性とは何か

                                        書評:佐藤究『爆発物処理班の遭遇したスピン』(講談社) 著者の本を読むのはこれが初めてだが、なるほど「力」のある作家だというのがよくわかった。 本書は短編集で、8本の作品が収められているが、冒頭の表題作だけ少し毛色が変わっているものの、後の7本は、ハッキリとひとつの傾向を示しており、そこに著者の、基本的な「作風」を窺うことができた。 私が著者の名前を最初に知ったのは、第62回江戸川乱歩賞受賞作となったデビュー作『QJKJQ』(2016年)である。 昔から乱歩賞受賞作には

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                                        • 井土紀州監督『レフト・アローン』:スカラベ・サクレか、フンコロガシか

                                          映画評:井土紀州監督『レフト・アローン』 【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年7月18日】 (※ 再録時註:これも、すっかり忘れていた映画である。私には珍しく、左翼知識人に対し、厳しく注文をつけている。なお、2005年当時、パソコンブラウザ上では、「絓秀実」の「絓」が表示不能であったために、すべて「すが」と平仮名表記されていたが、ここでは引用文部分以外は修正した。) ドキュメンタリー映画『レフト・アローン』(井土紀州監督)を観てきた。 あらすじは、次のとおりで

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