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「学術書・学術啓蒙書」のレビュー

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人文書、科学書など(別立ての宗教関連書を除く)学術書と啓蒙書を紹介します。
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記事一覧

北村紗衣の、卑怯な「ご都合主義」を立証。 : ツノ出せ、ヤリ出せ、シッポ出せ。

やっと、北村紗衣が、私の記事を「読んでいるという事実」を示す、ハッキリした反応を示してく…

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北村紗衣教授に関する提言 : 蓋句智女の呟

与那覇潤氏のnote記事「嘘でも他人を「ミソジニー」呼ばわりすることの意外な効用」によると、…

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北村紗衣に捧ぐ 「ミソジニー ファンネル集めて キャッキャしたい (五七五)」

与那覇潤さんに拙稿(いや「拙レビュー」?「拙note」かな?)を紹介していただいた。ありがた…

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北村紗衣 『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』 : 子供騙しな子供向けフェミニズム

書評:北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か 不真面目な批評家によるフェミニスト批評入…

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私の記事「北村紗衣という人」(2024年8月30日付)が、通報削除されました。

たぶん昨日(2024年9月13日)のことです。無論、私自身が「削除」したのではありません。 「管…

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ジュディス・バトラー 『ジェンダー・トラブル』 : 「フェミニズム」とは何か?

 書評:ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル フェミニズムとアイデンティティの攪乱…

年間読書人
11日前
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D・W・グリフィス監督 『國民の創生』 : 「映画の父」の深き呪い

映画評:D・W・グリフィス監督『國民の創生』(1915年・アメリカ映画) 悪名高き、歴史的傑作である。 知っている人も少なくないとは思うが、いちおう紹介しておくと、本作は、かの悪名高き「人種差別主義暴力集団」である「KKK(クー・クラックス・クラン)」を「正義の味方」として描き、「KKK」が「黒人」を殺害するなどしたのは「黒人の方が悪かったからで、KKKは、白人の自衛のために生まれた集団なのだ」と、そのような「自己正当化」を、客観的立場ぶりながら描いているのだ。 したが

「表象文化論」とは何か? : 蓮實重彦、松浦寿輝、、、北村紗衣…

「表象文化論」という言葉を、ご存知だろうか。 若い人なら知っているかもしれないが、高齢者…

年間読書人
2週間前
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イングマール・ベルイマン監督 『第七の封印』 : 難解ではない。人間を描いただけで…

映画評:イングマール・ベルイマン監督『第七の封印』(1957年・スウェーデン映画) ベルイマ…

年間読書人
2週間前
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フリッツ・ラング監督 『暗黒街の弾痕』 : 業界用語の信用ならなさ

映画評:フリッツ・ラング監督『暗黒街の弾痕』(1937年・アメリカ映画) 『メトロポリス』な…

年間読書人
2週間前
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マーク・トウェイン 『ハックルベリー・フィンの冒険』 : ハック的な「良心」を取り…

書評:マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』(全2巻・光文社古典新訳文庫) …

年間読書人
2週間前
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蓮實重彦 『映画の神話学』 : 蓮實重彦論

書評:蓮實重彦『映画の神話学』(ちくま学芸文庫) 蓮實重彦という人の「本質」をやっと理解…

年間読書人
3週間前
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エリッヒ・フォン・シュトロハイム監督 『愚なる妻』 : エリッヒ・フォン・シュトロ…

映画評:エリッヒ・フォン・シュトロハイム監督『愚なる妻』(1922年・アメリカ映画) シュト…

年間読書人
3週間前
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フランク・キャプラ監督 『或る夜の出来事』 : 映画も色々、その楽しみ方も色々。

映画評:フランク・キャプラ監督『或る夜の出来事』(1934年・アメリカ映画) 第7回アカデミー賞作品賞受賞のロマンチック・コメディ作品である。 「戦前」のモノクロ映画だが、いま見ても楽しく見られるであろうことは、「映画.com」などでのカスタマー評価での得点の高さなどからも窺えよう。 今の日本人から見れば、主演のふたりは立派な大人に見えるので、典型的な「ボーイ・ミーツ・ガール」の作品だといえば、「どっちもすこし薹が立っている(歳をくっている)んじゃない?」と言いたくなる人