マガジンのカバー画像

「エンタメ(マンガ・アニメ・映画など)」作品のレビュー

734
広く「マンガ」「アニメ」「映画」など、エンタメ作品関係のレビューを紹介します。後日整理の予定。
運営しているクリエイター

記事一覧

黒澤明監督 『天国と地獄』 : 善と悪と『罪と罰』

映画評:黒澤明監督『天国と地獄』(1963年) エド・マクベインの「87分署シリーズ」の1作『…

年間読書人
35分前
1

ローレンス・オリヴィエ 『ヘンリー五世』 : 華やかで巧なメタフィクション

映画評:ローレンス・オリヴィエ『ヘンリー五世』(1945年・イギリス映画) ウィリアム・シェ…

10

ネルノダイスキ 『ひょうひょう』 : 二次元オブジェの異様な世界

書評:ネルノダイスキ『ひょうひょう』(アタシ社) なんと評したら良いものか、なかなか悩ま…

13

ドン・シーゲル監督 『ダーティハリー』 : さそり座の評論家・北村紗衣

映画評:ドン・シーゲル監督『ダーティハリー』(1972年・アメリカ映画) ひさしぶりに『ダ…

33

フィリップ・K・ディック 『宇宙の眼』『虚空の眼』 : ミズ北村紗衣のキャンセル宇…

書評:フィリップ・K・ディック『宇宙の眼』『虚空の眼』(ハヤカワ文庫・創元SF文庫・サン…

32

小津安二郎監督 『長屋紳士録』 : 戦後の窮乏生活と不人情

映画評:小津安二郎監督『長屋紳士録』(1947年) 小津安二郎の戦後復帰第1作である。 本作…

8

竹村和子 『フェミニズム』 : 真の「フェミニズム」を知るべし。

書評:竹村和子『フェミニズム』(岩波現代文庫) 「フェミニズム」という言葉だけなら、「誰でも知っている」といっても過言ではないだろう。 日本でこの言葉が使われだしてからでも、かなりになるはずだし、特にインターネットが普及して以降、この言葉を文字列として目にする機会が増えたので、多くの人は、この「カタカナ言葉」に馴染むようになったのではないだろうか。 しかし、よく見かけるとか、おおよそのことは知っているなどと言っても、「フェミニズム」が「どういうものなのか」を、具体的に知っ

フランソワ・トリュフォー監督 『突然炎のごとく』 : 「恋愛もの」に見せかけた「男…

映画評:フランソワ・トリュフォー監督『突然炎のごとく』(1962年・フランス映画) 「ヌーヴ…

17

東浩紀 『訂正する力』 : 北村紗衣という「訂正無能力者」

書評:東浩紀『訂正する力』(朝日新書) 昨年よく売れ、「2024 新書大賞」の第2位にも選ば…

年間読書人
10日前
42

ジャン=リュック・ゴダール監督 『恋人のいる時間』 : 女がわからない。

映画評:ジャン=リュック・ゴダール監督『恋人のいる時間』(1964年・フランス映画) ひさし…

年間読書人
11日前
16

北村紗衣 『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード』 : 「北村紗衣はダース・ベイダー…

書評:北村紗衣『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード ジェンダー・フェミニズム批評入門』(…

年間読書人
12日前
30

北村紗衣教授に関する提言 : 蓋句智女の呟

与那覇潤氏のnote記事「嘘でも他人を「ミソジニー」呼ばわりすることの意外な効用」によると、…

年間読書人
2週間前
30

中村一般 『ゆうれい犬と街散歩』 : 繊細さゆえの孤独と思考

書評:中村一般『ゆうれい犬と街散歩』(トゥーヴァージンズ・路草コミックス) 友人がお盆に…

年間読書人
2週間前
15

北村紗衣に捧ぐ 「ミソジニー ファンネル集めて キャッキャしたい (五七五)」

与那覇潤さんに拙稿(いや「拙レビュー」?「拙note」かな?)を紹介していただいた。ありがたいことである(合掌)。 与那覇さんの記事を、いつもありがたく利用させていただいている身なので、無理やりに恩返しさせていただいたようなものだ。なにしろ、こんなの書きましたよと、押売りしておいたのだから(笑)。 でも、つまんなきゃ採用されないよね。佳作入選かも知れないけど…。 北村紗衣ちゃん界隈と言うか、三流フェミニスト界隈では、「ミソジニー(女性嫌悪)」という言葉が、いかにも安直に「