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いいなあ!とか、おもしろい!!と思った記事を集めてます。書いてくださったnoterさんに感謝。
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#旅行

妖精の国で友を探す | アイルランドと私 #4

妖精の国で友を探す | アイルランドと私 #4

ゼルダの伝説の世界に憧れてアイルランドに住み始めてしまった人の、旅の記録です。植物の調査をするお仕事をしています。移住の経緯は自己紹介へ。

23歳で地元東京から初めて離れ、北海道に引っ越した。その時一番苦戦したことは、友人探し、居場所探し。大人になって、いざ新しい友人を見つけるとなると、これがなかなか難しい。誰かと日々を過ごし、何かに共に没頭できる機会も時間も、得難くなってくる。

アイルランド

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うめぇ飯とアップルグリーンの温泉

うめぇ飯とアップルグリーンの温泉

ステキな名画座で感動し🎞️、香り高いワインを呑んでぶっ飛ぶ🍷(言い方)これをしあわせと言わずして何といいましょうか?!さあ、これからホットな泉でじゅわ〜〜っとしますよ♨️

国楽館戸倉ホテル<20時以降チェックイン早朝出発でも大丈夫byじゃらん>
え。お迎えもいいんですか?🚗タスカリマス
長野発19:27 戸倉着19:53 到着時間を連絡しておきました。

ボロってなんでしょう少々失

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【建築】飛べ!茶室(藤森照信)

【建築】飛べ!茶室(藤森照信)

諏訪大社、神長官守矢史料館を巡る旅の続き。

諏訪大社上社の神長官を代々務めていた守矢家の裏には長閑な畑が広がっている。

畑の中には史料館同様に奇妙な建物が点在している。いや、小屋という表現の方が合っているかもしれない。その外観を一目見れば、建築に詳しくない人でも、設計者は史料館と同じ藤森照信さんだということが分かる。

そう、この建物群こそ常識にとらわれない自由な藤森ワールドの真骨頂、空を飛び

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【建築】インドにも国立西洋美術館があった?(ル・コルビュジエ)

【建築】インドにも国立西洋美術館があった?(ル・コルビュジエ)

ル・コルビュジエ設計の建築として名高い日本が誇る国立西洋美術館。この国立西洋美術館とほぼ同じ建物がインドにもあるらしい。コルビュジエはインドでも仕事をしているので不思議ではない。
その美術館とはチャンディーガル政府博物館・美術館(Government Museum and Art Gallery, Chandigarh)。

今回はその"ほぼ同じ"という2つの美術館を比較しながら見てみよう。

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山田旅館(小谷♨️)投宿 DAY1

山田旅館(小谷♨️)投宿 DAY1

先日、暇な週末の午前のルーティンである「枚方大橋までブロンプトンで往復」を炎天下の午後の淀川サイクリングロードで行ったところ、帰宅してのシャワー後に大きな倦怠感と風邪の時のような関節の痛み、その他の痛み等を感じ、グッタリとなってしまいました。

ジッと2時間ほど休んだのにも関わらず改善しなかったのですが、「せっかくの日曜日でまだ明るいのにこのまま大切な休日が終わるのは勿体ない」と思い、暇な週末の夕

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汝、月灯りに照らしだされ、ジャカルタの酸性雨に濡れし黒衣を纏ひて、来たる

汝、月灯りに照らしだされ、ジャカルタの酸性雨に濡れし黒衣を纏ひて、来たる



連作:3

連作:4

汝、月灯りに照らしだされ、ジャカルタの酸性雨に濡れし黒衣を纏ひて、
来たる

INDONESIA

NORTH JAKARTA

Pantjoran Chinatown PIK

ON THE ROAD

8

18:30

そこが日本であれ、あるいは海外であれ、初めて歩く、あるいは、初めて乗り物でその道を通過するときに、わたしはいつも
〈ここを通るのは初めてだな〉と

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スマラン、世界の静かな中心

スマラン、世界の静かな中心



前編

Pamplona、SPAIN 2018-2019.
過去



 その日、旧市街のEL GAUCHOでLuisとRita夫妻と出会い、遅くまで真冬のテラス席で一緒にお酒を飲んだ

それはわたしの人生のなかでも、おそらくは最も不思議な夜だった
特別な夜だったと言い換えてもよい

わたしのことを「息子」と感じている老齢のRitaと、そのRitaを福岡の実母にそっくりだと感じているわたし自

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ポーランドの絵本 :: bajki i legendy

ポーランドの絵本 :: bajki i legendy

海外に出ると決まって買ってくる物があります。
ラテン系の国、イタリアやフランス、スペイン等の場合は、オリーブオイルを、その他の国ではピュアな蜂蜜を探したりします。

本屋によって昆虫図鑑や蝶の図鑑等も購入したりします。
でも最近では、古い絵本を買うこともあります。
特にヨーロッパの国々に行ったときは、古本屋を探して絵本を買ったりします。
ポーランドのワルシャワに行った時に買った絵本を紹介します。

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サラティガ、月

サラティガ、月



INDONESIA

 昨年の暮れから今年にかけて、わたしはここインドネシア、首都ジャカルタの高層ホテルの一室で、ただ茫然と日を送り続けていた

その小さな旅はもちろん、誰に命じられたわけでもなく、自分の意志で年末年始の休暇を過ごすために、航空券と中央ジャカルタのデザイナーズホテルを押さえておいたのだ

 だが、結局、いったい何をしに、あるいは何を観に来たのかが自分でもわからないままだった

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建築が切り取るキリトリ風景

建築が切り取るキリトリ風景

以前「窓」の記事を書いた。窓には採光や換気といった機能があるが、外部の風景を"切り取る"ということもできる。窓はその風景をより強調し、時には絵画のように見せる。窓だけでなく、床・壁・柱・天井・梁などの建築がつくるフレームにも同様の効果がある。

建築が切り取るキリトリ風景。普段は見過ごしてしまうこともあるが、改めて覗いてみると、そこには素晴らしい光景があるかもしれない。

ジェットウィング・ライト

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「旅は人を成長させる」のか?

「旅は人を成長させる」のか?

1998年の冬のある日、3年間勤めた会社を辞めた26才の私は、成田からロンドンに向けて旅立った。バックパックと3ヶ月後の帰国便の航空チケットを握りしめて...。

こう書くと、社会に馴染めない人間が自分探しの旅に出たようであるが、実際には円満退社であり次の就職先も決まっていた。その間3ヶ月あったので、「欧州に行ってみよう」という軽~い動機であった。

とは言え、一泊目のホテル以外は何も決めていない

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