記事一覧
【短歌日記】無力な年明け
日常に組み込まれてる元日もただ雪のように終わればいいのに
チャンネルを何度変えても分からない傷の大きさ希望のカケラ
チョコレートボックス食べる気分だわ鍋に山盛りあつあつおでん
ポロポロとこぼれていったパン屑に胸を痛めて笑われてもいい
鬱憤のお裾分けなら要りません配れるほどに量産ですね
耳の中垂れてく涙そのままに絶望の匂い確かめている
子の脚につま先あてて眠る夜は可笑しくもあり救いでもあ
【短歌日記】年末をただ眺めていた
朝焼けを浴びるサンタの置物が教えてくれた「メリークリスマス」
また豪雨気だるく煙るJ-popじっと待ってる夢の結末
太陽が冷凍室をこじ開けて「迎えにきた」と笑う8時に
春風は赤子のような匂いだとふと思い出す12月暮れ
気の抜けたコーラが舌を刺激して生意気なんだよやるじゃねえかよ
鈴の音が聞こえる我が子いつまでも忘れないでねサンタはいるよ
奇跡など起きるはずない日常も悪くないよねマジック
【短歌日記】2023.10.17〜11.7
大空に囲まれひとり風をみるそうだ私も一本のススキ
絶望の腹にカレーを流し込む怒る暇なく泣く暇もなく
「ママあげる」赤い実渡し学校へ離れたくない気持ち託して
窓の下なくしたはずのイヤーカフ自分を責める夕暮れ時に
スーツ着てオフィスカジュアル着こなして朝を行く人見ている私
人は皆それぞれ違う星に住む友人恋人家族でさえも
今日もまた迷路の中を走ってくアクリル板にぶつかりながら
青空とスピッ
【6/23 絵本の読み聞かせvol.1】
◉読んだ本
⚫︎『へいわってすてきだね』
安里有生・詩 長谷川義史・画
⚫︎『キャベツくん』
長新太 文・絵
◉感想
初の読み聞かせ。滝汗。まつ毛までびたびた。読み始めは絵本を持つ手が震えた。だけど、練習時の堂々と話す自分を思い出して落ち着いて読むことができた。練習した自分に救われた。
「今日6月23日は沖縄慰霊の日と言って、沖縄の人たちが戦争で亡くなった人を偲んだり、平和を願ったりする日