2023年2月の記事一覧
『サインインコワーキングオフィス』Webライターの記録#2
数年前から憧れていました。
『コワーキングオフィス』
私もいつか‥そんな場所でパソコンカタカタ打ちながら文章を書きたい!‥と。
図書館やカフェで記事を書くことはあるけれど、それとはまた違うあの場所に身を置きそしてその空気を味わってみたいの…と。
でも諦めていました。
都会じゃないし、山陰にそんなお洒落な場所があるかしらと。
それがね‥
あったんです!!
ある日、探してみるとヒット。
わぁ!あ
【insight インサイト】僕の知る限り一番難しいセルフ・コントロール
オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆
〜「自己認識」という考え方〜自分の思考法や考え方、感情をコントロールする類の本を僕は個人的に「セルフコントロール系の本」と読んでいる。
本書は僕がこれまで読んできた「セルフコントロール系の本」の中で「一番実践が難しい」と感じた。
タイトルの「インサイト」は直訳すると「洞察」や「本質を見抜くこと」となるのだが、本書では「自分に関する気づき」というような意味で使
【掌編小説】雪の日のプレゼント
「参ったなあ。今日と明日は、大変な大雪なのかぁ」
数年前の冬の日のことだだ。その日、台所で皿を洗いながら傍らに置いたスマートフォンで天気予報を見ていたわたしは、心の中でつぶやいていたた。その言葉はとても口には出せなかった。わたしの腰にしがみついている二人の子供に、聞かせたくなかったからだ。
「ねぇ、ママ。今日はクリスマスイブだね」
「クリクマシブだよねぇ」
「ケーキ食べるよね」
「キチン食べるよ
〘お題de神話〙 ずっと、ここにいて
『永の別れにしたくなかったのだ』
✵
その村を訪れたのは先祖の供養をするためだった。調べてみたいことがあり、この機会にと両親の代わりに私が出向いたのだ。
きっかけは数年前に亡くなった曾祖母が遺した言葉だった。
『お前の姉ちゃんは童神になったんよ』
私には姉はおらず、意味する所は両親にもわからなかった。当時存命だった祖父にすら。
だが、最期までしっかりしていた曾祖母の言
Starless And Bible Black(或いは闇の行方)【エッセイ】
かつて私は、自室の壁に全天恒星図を貼っていた。漆黒の宇宙を背景に煌めく星々のイメージとは逆の、B全版の白地に散らばった夥しい数の黒い点を眺めながら、畳の上に寝転んで音楽を聴いていた。
当時お気に入りのロックバンドはKing Crimson。LPレコードのタイトルは『Starless And Bible Black』だった。B面の一曲目が全て即興演奏の表題曲で、オランダ・アムステルダム公演のライ
【詩】ため息はつくものではありません
わたくしは
詩を書くといった
なんとも大それた事を企てました
なんといっても
まずは脱力
わたくしは
ひたすらボーっとしました
あまりにもボーっとした為
あくびをしそうになりました
いけません
あくびをしたら
わたくしの中の詩の気配が
出て行ってしまう
そう思い窓を開けると
今度はくしゃみの気配が
いけません
くしゃみをしたら
わたくしの中の詩の予感を
ぶちまけてしまう
必死に我慢をしました
くし