週末のピスタチオ

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最近の記事

「重度身体障害者にこそ投資教育を!」

noteではあまり触れてこなかったが、ライター業の傍ら、株式投資にも手を出している。トレーダー歴約半年というへなちょこだが、30万円の軍資金が35万円程度にはなっており、まあ、マイナスになっていないだけでも御の字かなと思っている。 重度身体障害者と投資は相性が良い。むしろ、重度身体障害者こそ投資を始めるべきだとさえ感じている。 なぜなら、「指先ひとつで稼げる職業」であるからだ。 トレーダーなら、PCとネット環境さえあればすぐにでも取引を始められる。重度の障害があったとし

    • 「ユーモアと悪ふざけの間で」

      ヤングマガジン連載『はかばなし』が面白い。主人公は地獄の門番、2代目閻魔大王。迷える死者たちから寄せられる「墓場まで持っていきたいちょっとエロい話」を聞き、門番として来世の転生先を決める……という奇想天外なファンタジーコメディ。 はじめのうちは完全なるフィクションだったのだが、先週、先々週号では大胆に路線転換。 何と、田代まさしがゲストとして登場したのだ。 あの田代まさしである。しかも実名で、本人そのままのイラストで! 前世で盗撮しまくって地獄の入り口に送られたという

      • 「『古畑任三郎』裏名言まとめ」

        一挙放送企画が終了してもなお話題沸騰の『古畑任三郎』。不朽の名作ということで数々の名言が語り継がれてきたが、今回はあえて、あまり取り上げられることのなかった『古畑任三郎』の「裏名言」を紹介しようと思う。 「足は2本ありますよ」(犯人:鹿賀丈史) ファーストシーズン第7話「殺人特急」。鹿賀丈史演じる外科医の中川が自身の不倫を突き止めた興信所の所長を新幹線の車内で毒殺。外科医であることを隠そうとするが、古畑はすぐに正体を見抜き、現場検証に同席させる。 死因の特定を少しでも遅

        • オフ会を初めて開いた話

          今年から運営を始めたライティンググループのオフ会を主催した。主催といっても日時と場所をただ告知しただけなのでたいしたことはないのだが、人見知りの私としては一大決心である。 チャットやLINEでは何でも言えてしまう私だが、面と向かったコミニュケーションとなると弱い。生来の人見知りに言語障害が乗っかって、どうしても言いたいことを飲み込んでしまう。 それでも、参加してくれた2人のメンバーはどちらもコミニュケーション上手で、スマホによる文字入力を丁寧に読み取ってもらえたので、コミニ

        「重度身体障害者にこそ投資教育を!」

          「名刑事、復活?」

          『古畑任三郎』復活論が何やらかまびすしい。古畑任三郎以下、すべてのキャストを一新したうえで完全リメイク版を制作するというのだが、信憑性ははっきり言って薄い。 この手の復活論は、数年おきに盛り上がっている。3年前の「田村正和追悼企画」でも『古畑任三郎』の名作エピソードが放送され、三谷幸喜自身が誌上で『古畑任三郎』の新作を書き下ろしたことから「いよいよ復活か?」という声があがった。しかし、三谷氏自らこの噂を完全否定。 「田村正和さんが亡くなった以上、古畑任三郎が再び事件現場に

          「名刑事、復活?」

          「ダウ90000を考える」

          ダウ90000が売れている……ということで、遅ればせながら、公式YouTubeチャンネルのネタ動画をチェックしてみた。 ネタはいくつかチェックしてみたのだが、まあ、それなりに面白いと言える代物ではある。 昨今流行りの伏線回収とやらを意識した構成になっているし、登場人物のキャラもそれぞれに立っている。そして、どのネタにも若い世代特有のメッセージ性があり、オチまで見ても納得できるクオリティではある。 しかし……。 それが次世代を担う笑いの形かと言われれば正直「んっ?」とな

          「ダウ90000を考える」

          知的で有意義な議論

          「政経百科」、4回目のオンライン座談会。今回のトークテーマは、ベーシックインカム。 私自身、障害基礎年金を受給しているので、とても関心があるテーマだった。 今日はスマホでの更新ということで、ここまで。

          知的で有意義な議論

          「国民の義務を果たした話」

          令和6年度分の国民健康保険料をコンビニで支払った。 シェアハウスに入居してからは毎年自分で支払いに行っているから、今年で8回目ということになる。 妙なところで、時の流れを感じてしまった。 毎月いちいちコンビニで払うのは面倒だから、毎年この時期に1年分まとめて納めることにしている。 7月から翌年5月までで、2万円弱。ありがたいことに非課税世帯への減免措置が講じられているからこの金額で収まっているが、普通に働いていればこんなものでは済まないのだろう。 最初の1年はコンビ

          「国民の義務を果たした話」

          「かぎりなくグレーに近いグレーゾーン」

          以前のnoteで発達障害およびその当事者が置かれている現状について私なりに言及した。 その流れの中で、私自身の「発達障害かもしれないエピソード」をいくつか綴った。前回は断片的なエピソードとなったが、幼少期にまでさかのぼればより決定的で、核心をついた出来事が想い出として浮かんでくる。 地元の幼稚園に通っていた頃の話。当時の私は障害による制約のため行動範囲が狭く、また、今以上に人見知りで臆病だったため、幼稚園でも周りの子が元気に遊んでいる様子を隅のほうで眺めている(観察?)こ

          「かぎりなくグレーに近いグレーゾーン」

          「名探偵の系譜」

          「イップス」が終わった。 バカリズム・篠原涼子共演。『ドラゴン桜(令和版)』でブレイクしたオークラを脚本家としてむかえた作品。『古畑任三郎』の系譜を次ぐ倒叙型ミステリーということで放送前はかなり期待されていたが、どうやら不発で終わったようだ。 私自身、第5話の時点で急速に興味がなくなり、それ以降のエピソードも一応ハードディスクレコーダーに保存してあるのだが、最終話のネタバレを盛大に食らってしまったため(ネット記事のせいだ)、正直「もういいかな」というモチベーションになりつ

          「名探偵の系譜」

          「内なる差別意識と向き合う」

          ラジオを何気なく聴いていて、ちょっとした違和感が残る場面があったので、書き留めておこうと思う。 MBSラジオで放送されている深夜のトーク番組。メインを担う極楽とんぼ・加藤浩次がプライベートでのショッピングで経験した「ちょっとした違和感」をエピソードトークとして披露していた。 ざっとまとめると、「大型家具店の店員がベッドで居眠りをしていたため買う気をなくした」という内容なのだが、加藤のテンポの良いトークにスタジオは湧いていた。 そのトーク自体は、別段問題はない。せっかく足

          「内なる差別意識と向き合う」

          「本当に、しばしのお別れ」

          『古畑任三郎一挙放送ウィーク』が終わった。私自身は自宅のハードディスクレコーダーに録り溜めたままで、まだまだ追いついていないのだが、週末の楽しみとして大切に取っておこうと思う。『古畑任三郎』はこれまでにも数年おきに再放送されているが、記念すべきファーストシーズン初回からファイナルまで一挙に再放送されるというのは、今後もめったにないのではないだろうか。 ただ、一挙放送とはいっても、さまざまな事情により再放送がかなわなかったエピソードもある。ここでは、惜しくも放送されなかったエ

          「本当に、しばしのお別れ」

          「どうしてもnoteに書き留めておきたい話」

          TBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」にて、ネタメールが採用された。 ハガキ職人としては、これ以上ない喜びである。 採用されたのは「今週の思っちゃった」。番組初期から続く看板コーナーだ。 ラジオネームはあえて伏せておくし、採用されたネタも前後の背景がわかっていなければ理解できないもののため、ここでは公開しないでおく。 ただ、中学時代から20年余り、ずっと憧れつづけた太田光の口からラジオネームが聞こえた時は、やはり胸が高鳴った。 ラジコのタイムフリーを巻き戻し、何度となく

          「どうしてもnoteに書き留めておきたい話」

          「なつかしすぎるゲームたち」

          今さらながら、初代ポケモンがマイブームである。 きっかけはYouTube。俳優の大和田伸也氏のオフィシャルチャンネルで初代ポケットモンスター(赤)のゲーム実況動画が配信されており、ヒマつぶしに覗いてみたところ思わずハマってしまったのだ。 大和田氏のチャンネルではこれまでにスカーレット・バイオレットなど、ポケモンの歴代シリーズをプレイしており、今回はいよいよ原点に立ち返ってみよう、ということらしい。 アラフォー世代の私にとって、「ポケットモンスター」は思い出深いゲームであ

          「なつかしすぎるゲームたち」

          「私的演劇日記10」

          前回の演劇日記から、気づけば半年以上空いてしまった。 すでに記憶にない方のほうが多いと思うが、一応のけじめということで、おそらくは最後の演劇日記として、備忘録程度に綴っておこうと思う。 結論から言うと、現在はまったく演劇というものに携わっていない。2023年1月から横浜市の劇団「虹の素」に脚本家見習いとして在籍していたが、諸事情により同年11月をもって解散。それ以降、いくつかの劇団に脚本家としてアプローチし、面談まで進んだところもあるのだが、こちらのスケジュールが合わず、

          「私的演劇日記10」

          「刺激を受けたコラボセッションの話」

          オンラインイベントに参加した。 「コンパッションを考える若者の会×政経百科 コラボ企画 オンライン対話セッション」 宮城県多賀城市で看護師として働く伊藤明日香氏と「政経百科」との初のコラボイベント。「政経百科」のオンライン座談会にはこの6月から参加しており、編集長のほうからコラボイベントについて案内があったため、思いきって参加してみることにした。 「コンパッションを考える若者の会」は宮城県を起点に結成された団体で、コンパッション(=ともに感情を揺り動かし、共有しよう)と

          「刺激を受けたコラボセッションの話」