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hanautaといいます。 詩を書いていきたいと思います。 よろしくお願いします。 詩集が出ました。 『街灯のある帰り道』花 詩子著(ペンネーム) アメージング出版

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【お知らせ】詩集が出ました

こうして文章を書くのは久しぶりです,hanautaです。 いつも私の詩を読んで下さり本当に有難うございます。これまで続けられたのも皆さんの応援が無ければとても無理でした。心より感謝しております。 そしてお知らせがあります。 タイトルの通り,はじめての詩集を出させていただくこととなりました。 『 街灯のある帰り道 』 花 詩子 著  アメージング出版                         ( 花 詩子はhanautaのペンネームです。) 昨年の冬頃に

    • 【詩】やさしい月

      秋の風に雲が揺れ 隠れた月を待つ間 寂しくなった夜を見る 流れる季節に 上手く時間に 乗ってたつもりが 少しずつ 時から私が零れ落ち 知らないふりだけ上手になる 弱さも嘘も寂しさも 全部揃って私だから 月が出たなら そのやさしさで 私を拾い集めよう

      • 【短歌】また明日 3首

        また明日  言える今日が  いつまでも  続くと信じ  笑っていた頃 またいつか  その言葉には  意味はなく  さよなら言えず  さよならをした 元気でと  想いを残す  別れ道  涙隠して  日傘差すふり

        • 【詩】秋の帰り道

          響く虫の音に 宵闇が深まって そっと秋が傍に寄る 肩に揺れる 使い古しのカバンでも 来る季節が舞い込めば 明日が新しくなりそうで 今日の荷物を少しずつ 心の荷物を少しずつ 風に任せる帰り道 秋が寄り添う帰り道 詩集が出ました

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        【お知らせ】詩集が出ました

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        • 58本
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          40本
        • 恋模様
          47本

        記事

          【短歌】つま先 3首

          往く夏を 見送りながら つま先は 終わった恋に 向かうばかり はにかんで  差し出された  左手の  やさしさだけは  消えることなく 愛情を  出し惜しみした  後悔も  もう遅すぎる  戻らない人 詩集が出ました

          【短歌】つま先 3首

          【詩】あの夏を連れて

          空色が澄み始め 浮かぶ雲もやさしくなって 涼しそうに風が吹く きっと 過ぎた程には 過ごせなかった 夏の忘れ物が多いほど 心はカラカラ音を立て 切なさを響かせる 一人には大きすぎた夏 何時かの夏の面影が 何時かのあなたの面影が 心に顔を覗かせて カラカラとさらに響かせる あの夏を連れ また一つ夏が往く 詩集が出ました

          【詩】あの夏を連れて

          【短歌】夏だった頃 3首

          夏の声  思い出すのは  暑さより  熱く想った  あなたの笑顔 夏の陽に  焦がれた恋の  傷跡を  抱きしめている  まだ大切に 見つめれば  はにかむ君の  眩しさに  ずっと続けと  夏に祈りて 詩集が出ました

          【短歌】夏だった頃 3首

          【詩】街並み

          吊革越しに 揺れる景色が流れている いつも 見える景色を見ていたはずが いつしか一つビルが無くなって いつしかそれが普通になって 変わったことにも気付かずに 変わって行くのは 街も人もきっと同じ 詩集が出ました

          【詩】街並み

          【詩】夢の星

          寄せる夜に佇んで 肌に響く涼しさが 過ぎる夏を惜しんでいる いつかの夏の約束は 叶える二人がいなくなり 手の届かない星になる 心の澄んだ晴れた夜は そっと瞬く想い出を 遠いここから眺めてみる 光が揺らいで見えたのは どこかであなたも見ていると 思いたかった私の涙 叶わなかった夏の夢 遠くなった夢の跡 詩集が出ました

          【詩】夢の星

          【詩】明日のほうへ

          夏を連れて行くように 季節を送る風が吹く 背中を押してと頼んでも さらりと肩をすり抜ける 時を進めるのは時間だけ 私を進めるのは私だけ 心に貯めた夏の花 明るい香りを漂わせ 風にそっと靡いている 育てるのも散らすのも これからの私なら これからを探しに行こう 香りが向かう明日のほうへ 詩集が出ました

          【詩】明日のほうへ

          往く雲に 【短歌3首】

          往く雲に  預けた思い  風に乗り  そっと届けと  あの人の街 明日を見て  遠いと思う  日々の中  見つけた恋が  照らす行き先 8月の  風に揺られて  見る夢は  遠くに過ぎた  初恋の人 詩集が出ました。

          往く雲に 【短歌3首】

          【詩】重ねた時間

          夏が 往く夏になっていく 変わり始めた風の音は まだ少しよそよそしい 過ぎる時を 共に重ねたあの人を 想い出が守っている 時に時は 人を別つけれど 閉じた時間には 触れられない これ以上私から あの人がいなくなることはない 私は少し安心する 詩集が出ました

          【詩】重ねた時間

          【短歌】雨音に 3首

          雨音に  探す声は  あらねども  心に響く  あの時の曲 足音に  まだ期待する  ドアの外  通り過ぎるは  思い出の跡 静かな夜  一人の部屋の  息遣い  寂しさもまた  生きてる証 詩集が出ました

          【短歌】雨音に 3首

          【詩】いつもの

          いつもある今を そっと風が吹くように 過ごしたいけれど いつもある今を ほっと陽が笑うように 生きたいけれど 毎日は 色んないつもが混ざり合い 小さく大きく揺れ動き 心は波に漂うばかり 夜空に星を見るように 迷わないよう私を見る 私のいつも いつもの私 見失ってしまわぬように 詩集が出ました

          【詩】いつもの

          【短歌】薄れゆく 3首

          薄れゆく  とどめられない  残り香に  夢の中さえ  眠れぬ淋しさ 想えども  聞こえる声は  鳥ばかり  呼ばれてみたい  もう一度だけ 遠い日の  心ときめく  残り火に  良い恋だったと  涙弾ませ 詩集が出ました

          【短歌】薄れゆく 3首

          【詩】往く背中

          静かな夏の日が ゆっくりと沈んで行く 惜しむように鳥が鳴き 名残り空が紅くなる 戻らない道を行く 見慣れたその背中には これまでが刻まれて これからが前を行く これまでにしか居られない これからには居られない そんな私は 今日の狭間で 一人になる 夕陽に置いて行かれても 今日のままで 一人になる 詩集が出ました

          【詩】往く背中