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仕事は自分で創れ

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2021年9月の記事一覧

日本のITエンジニアはなぜ常駐するのか?

日本のITエンジニアはなぜ常駐するのか?

在宅勤務を含むテレワークが一般的になった今。

IT業界が今後どういう変化をするかとても興味がある。

私は22歳からIT業界に関わってきたので、すでに36年ぐらいである。この間に世の中は劇的に変化しているが、特にITに関することは、想像を絶することばかりである。

一般的には知られていないが、IT業界で数十年に渡る一つの典型的な仕事スタイルがある。
それは、お客様先に常駐するという形態だ。これは

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分からないことを聞く自信がありますか?

分からないことを聞く自信がありますか?

長年生きていても、分からないことは日常茶飯事である。
人が集まって会話している時、コミュニケーションしている時、飲み会でも、自分が知らない言葉や言い回し、自分が知らない話題になることは結構ある。

プライベートであれば流していても大きな問題にはならない。もっとも、身内ネタとしては、そもそも、話を聞いていないのでは?と疑われることはしょっちゅうだが・・・。

聞き流して問題になるのは、やはりビジネス

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田舎で買い物をしてみて想ったこと

田舎で買い物をしてみて想ったこと

去る9月の台風一過のある日のこと。
南あわじ市の田舎町に宿泊した。
宿泊と言っても、私たちのブレスタ活動として借りている民家だ。
ブレスタ活動にご関心がある方は、こちらをご覧いただきたい。

場所は津井という瓦で有名な街。
瀬戸内海と小高い山に囲まれた農村である。
私達が利用している民家の周辺は稲作だ。
ちょうど今の時期は、収穫間際の稲穂が自然の情景を更に豊かなものにしてくれる。

築約40年の民

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便利にはコストがかかる単純な事を日本人は忘れている

便利にはコストがかかる単純な事を日本人は忘れている

日本ぐらい世界で、海外の人から評判の良い国はない。
日本に訪れる観光客や日本で働く外国人の人たちの声からもそうだ。

ベトナムなどの新興国から見れば、明らかに日本は良くできている。
日本の30年、40年前ぐらいの感があるこれらの国から見たら、このギャップがあこがれや信頼感の醸成に寄与しているのは間違いない。

また、先進国のヨーロッパや米国の人たちの声も似たようなものがある。
特に、日本は美しく、

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ありがたみを感じるためにしておきたいこと

ありがたみを感じるためにしておきたいこと

今はお金さえ払えば、日本では様々なサービスが受けられる。 

宅配、ハウスクリーニング、ペットの散歩代行、運転代行など、一昔前に比べると、自分でやらなくて済むことが増えている。
スーパーやコンビニに行けば、弁当の品ぞろえの多さには驚くし、総菜も充実している。
単純に考えても、昔であれば、自分や家族が時間をかけてしていた事が、お金を払って代行してもらうという生活がどんどん進行している。

街のスポー

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創業者の本のプロデュースをしていて想うこと

創業者の本のプロデュースをしていて想うこと

創業者で本を発刊している人は、意外と少ない。

有名どころでは、松下幸之助や本田宗一郎、稲盛和夫といったところで、経営のバイブルともなっている。基本は、経営哲学や成功の秘訣と言ったところだ。なかなか、失敗談をまとめて語る本は少ない。

中小企業の創業者になると、本を出している方はもっと少なくなる。
私は、出版会社カナリアコミュニケーションズの運営を20年近く行ってきて、今思うことは、もっともっと、

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オンラインで仕事ができる人できない人

オンラインで仕事ができる人できない人

なんだかんだ言っても、オンラインでする仕事が急増して、そろそろ2年になる。

このブログでも何度か書いたが、私はもともとITの仕事をしてきたのと海外ビジネスをしているので、コロナ禍以前から、オンラインを使う機会は多かった。
そもそも、28年前の創業時は、今でいうテレワークのはしりのスタイルだった。今では死語になった感があるSOHOだ。

世の中の動きと重ねて、私もこの2年弱色々と試行錯誤している。

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何かを知ろうとしたときの探す方法は多様である

何かを知ろうとしたときの探す方法は多様である

仕事に限らず日常で生活していると、何かと疑問や知りたいことが生まれる。
そんな時、人それぞれの知り方、調べ方がある。

今どきであれば、スマホの類で、ネット検索をしてみることが一番多いと思う。

私も今は四六時中、知らない言葉、気になる本、ビジネスの仕組みなど、あれこれと毎日のように、何かを調べている。

その中で特に気になる情報を保存しておきたければ、メールに転送する、チッャトに貼り付ける、スク

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健全で健康な経営を実践する時代

健全で健康な経営を実践する時代

健康経営。
皆さん、耳にしたことがあるだろうか?

経済産業省が人生100年時代を見据えて、企業の社会的責任も含めて、健康経営を推進している。認定制度もあり、多くの企業が参加している。私の身近の企業も何社か当たり前に健康経営に取り組んでいる。

経営者が社員全員の健康を願い、その実現に向けて様々な取り組みをすることは責務だと思う。しかし、ことさら健康経営が話題になって取り組みが必要だと言うことは、

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リアルとバーチャルの境目が混在する今

リアルとバーチャルの境目が混在する今

コロナ禍の影響で、一気にネットのオンラインを活用する人が増えた。
これは、世界中で同じだ。
この突然の災難がなければ、オンラインを使う人は、こんなに一気には増えることはなかかっだろう。

仕事の場面でも一般生活の場面でもオンライン活用のシーンは確実に増えている。
止む無くオンラインで行っていることも多いが、思わぬ発見も多い。

人間はやはり、直接会う、直接コミュニケーションすることが大事で、こうい

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情報の水先案内人は新たな職業になりえるか?

情報の水先案内人は新たな職業になりえるか?

情報の水先案内人。
この表現を聞いて、皆さんはどう思われますか?

私は20年ほど前に、こういう役割をイメージして、英語の頭文字をとってCIPと呼んできた。

私が狭い範囲で使ってきたので、全く世の中には広がっていないが、情報が洪水のように溢れる現代社会において、新たな職業として確立されるのではと思っている。

ちなみに、CIPとは、Chief Information Pilot の略語である。

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計画性は必要だが、そもそも人間は無計画でもある

計画性は必要だが、そもそも人間は無計画でもある

日本の場合は、子供の頃から計画性を持つことを教えられる。
始業に遅れないように教育を受ける。
保育園に行く頃からそうだ。

小学校に入れば、授業を中心に計画的にことが進む。運動会や遠足などの学校行事もかなり計画的だ。子供の頃は、自主的ではないが、親や学校の先生に計画的な活動すること、生活することを身に付けさせられる。これが日本の誇る躾の原点と言っても良い。

新興国などで活動していると、あらためて

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思ったことをはっきり言う人はうらやましい?

思ったことをはっきり言う人はうらやましい?

思ったことをはっきり言いたい、言えたらいいなと悶々としている人は結構多いと思う。

なぜなら、それができたら、自分自身はすっきりするし、ストレスも減るからだ。

私は、今までの人生の中でトータルで言うと、思ったことをはっきり言っているタイプに見られる方だ。

しかし、少なくとも学生時代のある時までは、思ったことがはっきり言えず、どちらかというと我慢していた。
とはいえ、我慢と言っても仕事をしている

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数うちゃあたるも立派な戦略・戦術である理由

数うちゃあたるも立派な戦略・戦術である理由

ビジネスでは、常に戦略・戦術を考えて、理詰めで行動できるだろうか?
私も、仕事柄、戦略も戦術も頻繁に使ってはいるが、特段、使い分けの基準はあるようでない。

ちなみにデジタル大辞林で調べてみる。

戦略とは、
1 戦争に勝つための総合的・長期的な計略。
2 組織などを運営していくについて、将来を見通しての方策。「経営戦略の欠陥」「戦略的人生論」「販売戦略を立てる」

戦術とは、
1 戦いに勝つため

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