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はがの思想

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普段考えたこと・感じたことを自由に綴っています。
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#大学生ブログ

ガクモン言葉の島で笑って

ガクモン言葉の島で笑って

尊敬しているゼミの教授が、講義の中で、
口を酸っぱくしながら、社会の定義を説く。

ゼミも、1つの社会だ。

全員が違うテーマで2年間、個々に研究を進め
深く深く掘り下げて、卒業論文を完成させる。

「ねぇ、野枝的にはどう思う?」
アナーキスト・伊藤野枝研究の子に問いかける。

「待って、もうポトラッチ始まっちゃうよ」
交換論を学ぶ私に、同期がジャブを打ってくる。

「大丈夫。ぜーんぶ包摂していこ

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あの頃は良かったなんて言わないで

あの頃は良かったなんて言わないで

大人はみんな口を揃えて言う。
「大学生の頃が1番楽しかった」
「あの頃に戻りたい。大学生活楽しんでね。」と。

そんな声を掛けられる度に、私は不安になる。

人生の大先輩達が、“大学生時代”を1番楽しかったと感じているなら、私の未来は、一体どうなっちゃうの。

これから先の長い人生、大学生活より楽しくないことだらけなんて、耐えられるわけがない。

私は、楽しさを更新できる大人になりたい。

「学生

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なんでいつも待つ側なんだろう

なんでいつも待つ側なんだろう

この世には2通りの人がいる。
待たせる側と、待つ側だ。
そして私は、いつも待つ側の人生だった。

待ち合わせ、約束、メッセージ、
様々なやりとりにおいて、私はいつも相手を待ってばかりだ。

待たせる側には、待つ側の気持ちなんて、これっぽっちも分からないんだろうな。
こっちが、どんな気持ちで待ってるかなんて、微塵も想像したことないんだろうな。

やっぱり今回も無理なんだろうか。
いやでも、もしかした

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自信

自信

ずっと自分に自信がない。

どれだけ頑張っても、進めていても、
このままで良いのか、果たして実りのあることが出来ているのかとグルグル考えてしまう。

高校の吹奏楽部で顧問に言われたこと。
「お前に足りないのは自信だけだ」

きっと励ますつもりで声をかけたのだと思うけど、
当時の私は「自信がないから全て駄目なんだ」と相当落ち込んだ。

そして昨日、ゼミの先生に
「今のまま進めば卒論も大丈夫。凄く良い

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私はただ雑談をしたいだけなの。

私はただ雑談をしたいだけなの。

半年ぶりに別府へ戻ってきたし、来年はみんなバラバラになっちゃう。
よーし、仲良しの人達とご飯に行くぞ〜〜〜!!!!
そう思って、最近色んな人達とご飯に行ったり、出かけたりした。

そこで第一声に言われること。
「はがちゃん就活どんな感じ?」
「自己分析とかやってる?」
「自分の軸って見つかった?」

え、別に就活イベントに来たわけじゃないんだが。
私は、いつもみたいに、他愛もないくだらない話を永遠

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罪滅ぼし

罪滅ぼし

振られるたびに、私は償いの気持ちでいっぱいになる。
それは、振った相手にではなく、1番初めに付き合った人に対して。

高3の時、日本史の授業中に付き合った。

元々仲が良くて面白い人だったから、付き合っても上手くいくと思っていた。
でも、好きの気持ちに差がありすぎて、段々と罪悪感でいっぱいになり、私からラインでいきなり振った。

どう考えても私が悪いのに、彼は「俺が全部悪いんだ」と言って全部受け止

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不妊という言葉

不妊という言葉

結構前から生理不順や不正出血があったので、今日婦人科へ行ってきた。

ストレスですね〜とか20代だからね〜って言われるオチかと思ってたら…

「多嚢胞性卵巣症候群の疑いがある」とのこと。

液体で満たされた袋状の病変(嚢胞)が卵巣に多数生じ、卵巣が腫れて大きくなることにちなんで名づけられました。

女性の約5~10%にみられ、一般的な不妊症の原因となっています。

https://www.jaog

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もう、子供じゃない

もう、子供じゃない

昨日の夜、ママと言い合いをした。
あーなんで毎回こうなっちゃうんだろう。

私が、唯一上手く付き合っていけない人。
それは母親である。

ママのことは、とても尊敬しているし、格好良いし、お茶目で、愛らしいなと思う。
でも、めちゃくちゃ心配してくる。

ママに心配される度に、
「自分ってそんなに信頼されてないのかな」
「そんな心配かけるようなことしてないよね?」
「なんでもっと、ただ見守っててくれな

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この宇宙で変わらないものなんて無いんだよ

この宇宙で変わらないものなんて無いんだよ

ちょっとだけ札幌に帰った〜
札幌を離れて早くも3年。あっという間だなぁ。

久しぶりの札幌は、落ち着くはずなのに、どこか知らない町みたいだった。

4プラ、取り壊すんだってさ。
パルコの地下、ほとんど改装工事してた。
地下鉄の掲示板、変わってたなぁ。
いつも通ってた古着屋の店員さん、辞めちゃってた。
家のWi-Fi、違うのになってた。
ピアノの調律、また低くなってた。

町も家も人も、全部知らない

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悲しみの秘儀

悲しみの秘儀

ここ数年で1番好きな本。若松さんのエッセイ集。

ご存知の通り、私はポンコツケータイを使っているので、携帯の充電が秒で無くなる。
なので、移動中はこの本を熟読している。

この本は、
“悲しみ”とは何か?
なぜ人生には“悲しみ”が必要なのか?
ということを、引用の達人とも言われている若松さんがツラツラと書いている本。

悲しみって、なんで必要なんだろう?
毎日楽しく生きていれば、それが一番幸せじゃ

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夢なんて久しぶりに聞かれたわ

夢なんて久しぶりに聞かれたわ

京都国際漫画ミュージアムへ行った。
めっちゃ楽しかった〜約ネバ読めてラッキー🌟

漫画ミュージアムのイベントで、紙芝居の読み聞かせがあったので、覗いてみると…

おじさん「みんなの夢はなんですか〜」
小学生「絵を売る人!」「お医者さん!」
大学生「裁判所の事務員…」

という場面だった。
どの夢が良いとか悪いとか、そういう話じゃない。
なんか、確かにそうよなぁって思った。

小さい頃とか、大学入

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誰のために書くのか

誰のために書くのか

最近、予想以上にイイネをいただくことができて、嬉しいなとニヤけてしまうことがある。

でも、
【自分の書きたいこと<共感してくれそうなこと】
を書いているような気がしてならない。
だから、最近「書いては消して〜書いては消して〜」を繰り返している。モヤモヤしちゃうから。

確かに、反響があったり、褒めてもらえると嬉しい。
でも、あくまでも、私が書きたいことを書きたいように書くのがnoteなので。

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期待しすぎなくなったのはいつからだろう

期待しすぎなくなったのはいつからだろう

最近、昔より期待しすぎなくなったなと実感する。
人に対しても、モノに対しても。

期待しすぎて落ち込むのは自分だから。
最初から少しだけ低めに設定する癖がつき始めた気がする。

1回生の頃、いつも期待して、裏切られて、でも好きだから期待して、また裏切られて、の繰り返しをしていた。

アレはアレで良い人生経験だったのかもしれないけど、もう2度と同じ辛さを味わいたくないと切に願う。

最近、インスタで

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恋愛にドキドキは必要か否か

恋愛にドキドキは必要か否か

恋愛って色んなカタチがあって良いと思うんです。

激情型の恋愛もあれば、穏やか〜な恋もある。
依存しちゃう恋もあれば、お互い自立できてる恋だってある。
付き合ってる人が違うんだから、それは当たり前のこと。

今まで【恋愛=ドキドキ】だと思ってた。

中3の時、初めて好きになった人に対してめちゃくちゃドキドキして、「あ!これが恋愛なのか。これを恋と言うのか〜」となったことを鮮明に覚えている。

だか

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