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本の森005 「兎の眼」 灰谷健次郎(角川つばさ文庫)
可能性を諦めないことが、教育だと教えてくれた本。
小学校の先生になろうと思っていた。
ちょうど高校2年生の夏までは。
どうして先生になりたいと思ったか?
5年生の時の担任の先生に憧れたから。
彼女は、当時かなり悪かった僕のことを最後まで信じてくれた。
想像以上に問題児だった、少年時代の自分。
そんな僕のことを信じ続けようとすることは、
きっと相当の覚悟と決意が必要だったと思う。
だから、彼
本の森004「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ著(岩波少年文庫)
現実がつまらない。
デブだとかノロマだとか、人の身体的特徴を
あげつらい、ばかにする。空想し、創造し、
新しい物語を思いついても、誰も耳を傾けない。
それどころか、その空想をもバカにする。表面的
なことにしか興味を示さず、想像力をかけらも感
じない。少年は、現実なんて、そんなつまらない
ものだと感じていた。
ある日少年は一冊の本に出会い、その本を読み
進めるうちに、その「本の中の世界」から自分が
本の森002 モモ ミヒャエル・エンデ(岩波少年文庫)
圧倒的な感動。でも、深く深く考えさせられる。
1973年に児童文学として書かれた本だけど、今を生きる僕たち大人こそ、読むべき本だと思った。
物語の主人公は浮浪児の少女、モモ。
モモは、不思議な力を持ってる。
彼女に話を聞いてもらうだけで人は癒され、話を聞いてもらった人は自分自身の価値に気づいて元気になっちゃう。
彼女は浮浪児(不労児?)なんだけど、街のみんなが彼女に色々なものを届けてくれる。
本の森001「小さき者へ」重松清
同僚や上司、部下が理解できないと感じた時、
人間関係に迷った時、この本を読むと少し優しくなれる。
リーダーとして、上司として、よいチームを作りたいと思う人に、
いつもこの本をお勧めしている。
人は、みんな違う。
誰もがそれぞれの物語を抱えて生きている。
誰もが違う場所で生まれ、違う人生を生きている。
今、見えている「その人」の向こう側には、
私たちが知らない「物語」がある。
この本を読むと、少し
最高のチームをつくる、たった2つの要素
先日、息子の所属するラグビークラブで部内練習試合が開催されました。部内で4チームに分かれて試合をするのですが、4チームでは人数が足りないため、数名の子供たちは他チームに助っ人選手としても参加します。うちの息子も最終戦で他チームに助っ人選手として参加しました。対戦相手のチームはラグビー歴が長かったり運動神経がよかったりする選手が殆どを占める競合チームでした。
試合の終盤、3点差ほどで勝っていた相
日本の男女平等は、156カ国中120位(T-T)
スイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」による「ジェンダーギャップ指数」の年次報告書最新ランキングで、日本は120位だった。
各分野の項目別に見ても、女性国会議員比率140位、女性閣僚比率126位、女性管理職比率139位と極めて低い。…というか、恥ずかしい。
昨日、相談に来られた経営者は、どんどん女性や若手を抜擢していきますと、ワクワクしながら話されていた。日本の未来のためにも、ぜひ頑張って
本の森003「本日は、お日柄もよく」(原田マハ著)
27歳の冴えないOL、二ノ宮こと葉は、幼馴染の結婚式で、伝説のスピーチライター久遠久美と出会う。この出会いが、こと葉の人生を劇的に変えることになる。
言葉には、世界を変えるチカラがある。そう強く感じさせられる小説だった。事実、僕自身も物語の中に登場する珠玉の言葉、極上のスピーチに何度も涙させられた。
言葉の持つ力を信じ、胸の奥底に眠る熱い想い、ひたむきな想いを言葉に変えて世界に解き放つ仕事。そ