原発反対デモ団体に送った意見

数年前、新橋の東電本社前付近で原発反対デモが行われてた際に近くを通り、当然のごとくチラシを渡されました。デモ活動のための資金募集のチラシでした。

原発はもちろん反対。でも、現実的に可能なんだろうか?と常日頃から考えていたのでそこに書かれていた連絡先に意見を送りました。

ただ原発に反対するだけではなく、どうしたら原発がなくてもやっていける社会を作れるか考えた方が良いのでは?

集めた資金は代替エ

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連載小説『ネアンデルタールの朝』③(第一部第1章‐3)

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大学構内にあるバスロータリーから正門まで、およそ600メートルに及ぶ直線道路が走っている。通称、「滑走路」。「滑走路」の両側とその周辺にはたくさんの桜が植えられており、隠れた桜の名所となっている。
民喜は明日香と並んで、ゆっくりと並木道を歩いていった。ベビーカーを押す若い女性とすれ違う。桜が満開となるこの時期には構内は一般の人々にも開放されている。

「ちょうど満開で、きれいだね」
明日香が

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【尾松亮】廃炉の流儀 連載4-「廃炉時代」見越して緩和策の準備を

「廃炉時代」見越して緩和策の準備を

 2019年11月で米国バーモントヤンキー原発(バーモント州ウィンダム郡)閉鎖から5年が経過した。同原発では現在、廃炉事業が進行中である。しかし賃金水準の高い原子力発電事業の雇用が失われたことで、立地自治体ウィンダム郡では今なお直接・間接的な経済影響が続いている。

 原発閉鎖後に発電事業者Entergy Nuclear社から、廃炉事業者North Starに

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【本ログ】奇界遺産2

写真集としては異例のヒットを記録した『奇界遺産』の続編。

この本には、世界中の奇妙な人・物・場所の写真が収められている。

ある意味では芸術的にも見えるブッダ像の大群、オカルト要素満載の呪術文化やUFO基地、東南アジアの生け贄儀式などなど。美しくも奇妙な写真のオンパレード。

ただ綺麗だけではない、アンダーグラウンドな世界の片鱗を感じられる一冊だ。

数ある写真の中でも、特に印象に残ったのは「チ

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【春橋哲史】フクイチ事故は継続中④-入域人数と死傷者数から見るフクイチ

入域人数と死傷者数から見るフクイチ

 東京電力・福島第一原子力発電所(以後「フクイチ」と略)では、今も収束作業が続いています。どの作業も、サイト内の継続的なリスク把握・低減・除去に関わるものです。

 万一、フクイチで作業ができなくなり、敷地内の放射性廃棄物が放置されれば、何れは、廃棄物が環境中に溢れ出すことになります。フクイチでの作業は絶対にやめられないのです。言葉は悪いですが、「絶対に撤退で

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小出裕章  原子力村への最終警告

福島原発事故からすでに5か月が過ぎました。本来は閉じ込められているはずであった放射性物質が大量に環境に放出され、今現在も猛烈な被爆環境の下、下請け労働者を中心とした作業員たちが苦闘を続けています。そして周辺では「原発さえなかったら」とチョークで壁にかいた酪農家が自死し、避難所に移された老人たちが死に追いやられ、子どもを含む多くの人たちが、日本の法令の限度を超えて被爆させられ続けています。

いった

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第十七話 出来ない理由を探すか、出来る理由を探すか

2016年11月

事業の輪郭が鮮明になると共に卍谷の不安は、額から出る汗の量と比例するかの様に、日々高まり続けた。これまで僕が約束し握手をしてきた大切な人たちには、さすがに、「稟議は全力で通しに行きますが、通らなかった時は本当に申し訳ないしその可能性はある」と僕は説明してきた。社長が千に三つと公言する0.3%の闘い(勿論0.3%という数字は口が裂けても言えない)で、100%通るとは言えないし、言

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連載小説『ネアンデルタールの朝』②(第一部第1章‐2)

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4月初めのよく晴れた日の午後、大学本館前の広場に一人で座っている明日香を見かけたことがあった。

民喜の通う大学は東京の三鷹市の郊外にある。キャンパスは広々としており、緑も豊かだ。本館前の芝生広場は学生たちの憩いの場になっており、昼休みには多くの学生が集う。広場の中の小山のように盛り上がった二つの丘は通称「ばか山」と「あほ山」を呼ばれている。授業をサボってこの丘で寝てばっかりいるとバカかアホ

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8/6: 世界唯一の被爆国家で原爆を追悼しているくせに、3/11に起きた原子炉爆発は未だ無視し続けている現政権。心から追悼の意があるなら原子炉を動かそうなんてキチガイの発想は出てこないはずなんじゃないの?本当支離滅裂過ぎて憤る‼︎追悼もいいけど、福島の方々を今助けなくて良いわけ?

連載小説『ネアンデルタールの朝』①(第一部第1章‐1)

第一部

あの青い空の波の音が聞えるあたりに/何かとんでもないおとし物を/僕はしてきてしまったらしい

(谷川俊太郎『かなしみ』より)

*谷川俊太郎『かなしみ』(『谷川俊太郎詩選集1』所収、集英社文庫、2005年、15頁)

2015年8月 福島

第1章

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そう言えば、桜がこの町のシンボルだった。
路上に車を停めた民喜はそう思った。
エンジンを切り、一呼吸置いてからドアを開ける。瞬間、モ

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