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2021年2月双葉町取材の記録(写真)その12/前田地区〜水沢地区

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<続き>


前田団地を出て、廃工場を目指す

前田団地の西、帰還困難区域側にアパートと廃工場らしきものを見つけたので行ってみる。
軽車両、歩行者は右折禁止の警告。
今月(24年10月)、ゲートギリギリのところまで歩いてみようと思っている。
例によって英語の警告看板。外国人の侵入者などは確かにいるが、そのためにわざわざ
これを設置するとは思えない。僕は海外の研究者向けのものだと考えている。
アパート。このアパートは今(2024年)も解体されずに残っている。

自性院前田霊園

 自性院前田霊園。あの右側には水沢共同墓地もある。僕は墓地などを撮影することは不謹慎だと考えているので、あの場所にはまだ行ったことがない。しかし、線量の測定だけでも一度行かねばと思っている。

廃工場

工場。今は解体され、更地となっている。
言葉もない。

廃工場を後にして熊野神社へ

右は「帰還困難区域」と警告がある。
数百メートル先で軽車両と歩行者は行き止まりだ。
共同墓地へ向かう道。徒歩では行けないのか? 今度確認する。
「ほ馬整備記念」こうした記念碑も忘れ去られて行く。
この先が熊野神社。右後ろは前田稲荷神社方面。
これも共同墓地へ向かう道。共同墓地にはやはり行けないのか。
今月(24年10月)の取材で確認したい。

熊野神社

鳥居は見事に倒壊したままだ。
線量は山道の中頃が一番高い。
熊野神社の境内は除染済みだった。といってもフカフカの土で、
雨の後はとても歩けたものではないだろう。0.5〜1.0μSv/hほど。

双葉町に防空壕の跡が多いのは何故か

熊野神社入り口付近には帰還困難区域のゲートと防空壕。

 双葉町にはあちこちに防空壕があるが、それは、福島第一原発の敷地が戦時中は飛行場として利用されていたことに由来する。それもただの飛行場ではなく、特攻隊の練習地でもあった。そのため、空襲されることを警戒して防空壕があちこちに作られていた。

熊野神社を後にして、前田地区へ戻る

放置された農業用重機。
こうした犬小屋を見るたびに心が痛む。ここで飼われていた犬はどうなったのだろう。
前田団地。
行き止まりを右折(東側)して、前田の稲荷神社へ向かう。

<続く>

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