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滋味飯のすゝめ

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#野菜

野菜寿司百本ノック大試作会録、野菜寿司イベントの誘い🍣

野菜寿司百本ノック大試作会録、野菜寿司イベントの誘い🍣

野菜のお寿司をひたすら握って食べる日だった。
数十の野菜で、組み合わせは無限大、数百貫握って食べてを繰り返す千本ノックのような夜だった。

魚の寿司はある程度はスタイルが確立しているが、野菜寿司はまだまだ未開の料理。
どこまでも世界を広げられる。

が、あくまで寿司は魚料理、どこまで魚の寿司を意識するか、どこまで野菜の質感を出すか、どうすれば寿司として確立できるのか。
課題は山ほど。
脂肪分、コッ

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セリ、うるい、菜の花、三寒四温な食卓。

セリ、うるい、菜の花、三寒四温な食卓。

昨日は雪が降ったかと思えば今日は暖かい、まさに三寒四温。
なんだか食卓も三寒四温的で、冬の料理と春の料理がまぜこぜだ。

・我が家の定番、鶏野菜鍋。鍋、それも鶏の鍋。
我が家で冬場に最も多く作る料理だ。

鶏もも肉、白菜、ねぎ、大根、豆腐、キノコ、など好きな物を水で炊く
味付けはほぼ無し、鶏に塩コショウをするのと、食べる前にゴマとゴマ油をひとたらしするだけ。
ポン酢、大根おろし、ネギ、柚子胡椒など

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10㎏の冬瓜物語。

10㎏の冬瓜物語。

やたらデカい冬瓜を貰った。
体重計で量ったら10.0㎏、おいおい野菜のサイズじゃねえぞ。

・冬まで持つから冬瓜だが…けどまぁ貰っちまったもんはしょうが無い、調理をしよう。
ただ、これは気合いのいる食材だ。
皮付きであればかなり長持ちするのだが、切ったら早めに使わないといけない。

それに傷んでいる。
裏面にも少し傷があって、、、こりゃあ早めにやらねえとなぁ。と思いまるごと調理。

切ってみたら痛

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マイベスト常備菜!! サラダ感覚で食べる青大豆と野菜の浅漬け。

マイベスト常備菜!! サラダ感覚で食べる青大豆と野菜の浅漬け。

ワックチンを打った。
1回目だけど、副反応けっこうキツいって聞くし、ある程度は飯の用意をしておくかと、前日にいくつか仕込んだ。

きんぴらごぼう、キャロットラペ、夏野菜の焼き浸し、刻みネギ、茹で鶏、
それと青大豆と野菜の浅漬けだ。

・作り置きって色々あるよね。打って数時間後に腕が少し重たくなり、なんとなくダルくなった。
米を炊いて、肉を焼いて、味噌汁をこさえて、あとはある物で食事にする。

次の

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大根おろしだけじゃない添え物集。

大根おろしだけじゃない添え物集。

"焼き魚には大根おろし"定番ですよね。

大根おろしが万能の添え物である事に異論はありません。
が、それ以外の選択肢があっても良いよなとも思うんです。

・大根おろしの冬は旬スーパーでは年中置いてあるけど、大根は冬の食材なんです。
やっぱり大根は冬が美味しいし、なるたけ旬の物を食べたいなと思うんです。
だから冬は大根おろし率が多いし、夏はキュウリとかをよく使う。

ちなみに鮮度のいい大根であれば皮

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ちょっと変わった副菜を50品。

ちょっと変わった副菜を50品。

前回はいわゆる‘‘普通の副菜‘‘をたっぷり書いた。
実際に我が家の食卓はそういう普通の料理が大半を占めている。

普段のシンプル料理50品note

けど、時には定番以外も食べたい。
そうやって色々な味に挑戦してきた。
失敗も成功もかなりの数ある。
そんな中で気に入っている美味しいのをまとめました。

あんまし他の家では作らないだろう
ちょっと変わった料理達です。
食卓に変化をつけたい方は是非とも

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普段のシンプルな副菜達を50品ほど。

普段のシンプルな副菜達を50品ほど。

副菜に悩んだらバーーーッてスクロールして参考になったら嬉しいな。
書いてる本人が一番使うと思うけど。

料理人だからって普段から手の込んだ料理をしているわけでは無い。
むしろシンプルにザッと作った料理の方がよく食べる。
手間や時間もだけど、そういう味が好きなのだ。

今回はなんというか、わざわざnoteに書いてこなかった料理達です。
簡単すぎるけど献立に悩んだら便利かも。

我が家の晩ご飯は一汁二

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冬至は柚子味噌と風呂吹き大根で。

冬至は柚子味噌と風呂吹き大根で。

土用の丑の日は「う」の付く物をと言いますが
冬至は「ん」の付く物を食べると良いなんて話もあります。
知らんけど。

んから始まる食材は知らないけど、んが入る食材は色々あります。
今日はその中でも冬に美味い「だいこん」でふろふきにしましょう。

え?南瓜(なんきん)は?って??
あれはキャラメル煮が美味くてオススメだから
かぼちゃキャラメル煮note読んでね。

昆布出汁の染みた熱々のふろふきに

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豚のみぞれ煮。大根を皮ごとたっぷりと。

豚のみぞれ煮。大根を皮ごとたっぷりと。

大根が異常に安い。
気候や例の流行り病の影響で余っているのだ。

近所の農産物直売所でかなり大きめの大根が100円で売られていた。
ずっしり重く、ハリがあり美味そうだ。

ふろふき大根にしよう。
昆布出汁で炊いて、柚子味噌か生姜味噌をのっけて熱々を食おう。

米のとぎ汁で下茹でして、昆布出汁でじっくり炊いて、、、
でも、これは明日にしよう。
もっと染みて欲しいし、何より今日は俺が出掛けるから食べれ

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“菜飯“滋味飯の地味な大御所。

“菜飯“滋味飯の地味な大御所。

滋味深い料理が好きでさ、見た目は地味でもしみじみ美味しいのを日々求めてて、
菜飯は大御所だなあと思う訳ですよ。

はい、前回のカブの煮物noteの続編。
むしろこっちの方が好きな方もいるんじゃ無いかな。

この味が大好きなんで、捨てるなんて考えないけど、捨てる人もいるみたいね。。。。

子供の頃は苦手だった菜っ葉が、しみじみ美味いと感じるようになった今日この頃。

苦味の中の旨味って言うんですかね

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トマトに塩をかければサラダになる。

トマトに塩をかければサラダになる。

約25年前、王様のレストランというTVドラマで、“ミッシェル・サラゲッタ“というフレンチの巨匠(架空の人物)がコメントしたとする名言だ。

レストランが舞台のコミカルな人間ドラマで、ミッシェル・サラゲッタの名言も面白いので興味があれば是非。

25年も前の作品だが
いまだに色褪せない面白さがある。

今回はそんなドラマの話、、、ではなく
料理に手を加えすぎなくても良い。
って話をしよう。

『トマ

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とろろたくで美味しく夏を乗りこなす。

とろろたくで美味しく夏を乗りこなす。

とろたく、まぐろのトロとタクアンを合わせた料理だ。

巻物として出されることが多く、濃厚な旨味と脂をもったマグロと、ゴリゴリした歯応えのタクアンの相性がよく、好まれる組み合わせだ。

実際はトロよりも中落ちを使う事が多いがそれも美味い。
角切りで合わせるのも好き。

今回は、そんなとろたくの話。

じゃなくって!
トロロとタクアンで作ったとろろたくの話。

まずは、写真を見てね。

山形のだしに似

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