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冬至は柚子味噌と風呂吹き大根で。

土用の丑の日は「う」の付く物をと言いますが
冬至「ん」の付く物を食べると良いなんて話もあります。
知らんけど。

から始まる食材は知らないけど、が入る食材は色々あります。
今日はその中でも冬に美味い「だいこ」でふろふきにしましょう。

え?南瓜(なんきん)は?って??
あれはキャラメル煮が美味くてオススメだから
かぼちゃキャラメル煮note読んでね。

昆布出汁の染みた熱々のふろふきに
柚子味噌をた~っぷりのせてハフハフしたくないですか?

うんまいでぇ~!!

・柚子の話。

柚子といえば、ゆず湯が定番ですよね。
柚子×融通冬至×湯治、をかけてるらしいけど
日本のこういう行事ってしゃれっ気あって良いですよね。

冬至以降は日照時間が伸びていくので、新たな太陽と考えられていたようです。
湯に柚子を入れることで邪気を追い払い、心身を清潔にし、新たな太陽を迎える。
なんか素敵じゃない?

柚子は縁起が良いとか、色々あるけど
詳しくは調べてみて下さいね。

あぁ、まだ本題にたどり着いてない、、
いつもすみませんね。
柚子味噌と風呂吹き。話します!

・柚子味噌

柚子味噌は本格的に作るとめ~~っちゃ大変だ。
が、しかーし、簡単バージョンでもかなり美味しいのだ。

今日はどっちも紹介しますね。

・材料

(簡単バージョン)
柚子:1個
味噌:50g
砂糖:大1
みりん:大1

味噌は白系が良い。
無ければ信州味噌などの淡色味噌でもできるが、赤系はやめた方が良い。

ザックリしたイメージ。
・白味噌:塩気や酸味が弱く、甘味が強い、まろやかで淡い味。
 柚子、木の芽、酢味噌などの淡い物と合わせる事が多い。
・赤味噌:塩気や酸味が強く、甘味は弱い、尖っていて強い味
 ひき肉、練りゴマ、ネギ、など主張の強い物と合わせることが多い。

・作り方

①砂糖とみりんをレンジで温める。

アルコールを飛ばし、砂糖を溶かす。
もちろん鍋でやってもOK

②柚子の皮をすり鉢ですりおろす。

無ければ、おろし金などでもOK
それも無ければ、頑張って微塵切りにするとか、ビニールに入れて叩くとか。
とにかく細かくなれば良い。

※柚子の皮の白い部分を入れると苦いので注意。

③味噌を少しずつ入れて混ぜる。
混ざったら、①の砂糖とみりん、柚子の果汁を足す。

コレで完成。
後は好みに合わせて水で固さを調整する。

(本格バージョン)
柚子:1個
白玉味噌:60g

白玉味噌は作るのが大変なので、オススメしませんが、一応作り方を紹介しますね。

あとは柚子の皮と果汁と混ぜるだけ。
白玉味噌があれば楽だけど、作るのが大変。

・風呂吹き大根

風呂吹き、、、
熱々をフーフーして食べる料理ですよね。
の蒸し風呂では、息をフーフー吹きかけて垢を落とす事があったそうで、どうもそれが語源になってるみたいですね。
(諸説ありますが。)

いまでこそ大根が主流ですけど、昔は風呂吹きといえば蕪だったみたいですよ。
どっちも美味いですけどね。

この料理のポイントはとにかくじっくり染みさせること。
そういう意味ではカブの方が早く染みますので、時間の無い人はカブでも良いかも。

・材料

大根(カブ):1本
昆布:1枚
水:たっぷり

以上。
シンプル。
好みで少し、塩や醤油、みりんをいれても良い。

大根は厚く剥くので太めがオススメ。
昆布は、出汁用にしても良いけど、オススメは早煮昆布を結んで具として食べる方法。

・作り方

①大根は分厚く剥いて、両面に+の隠し包丁をする。
米のとぎ汁で冷たい状態から下茹で

皮は厚く5mmくらいに剥くと筋がとれて食べやすい。

皮は、他の料理に使いましょう。
・・・など皮を使った料理ありますので、読んでみてください。

米のとぎ汁で茹でる理由は大根のアクを吸収するためと言うけど、そこまで変わりはしないので無ければ真水でOK

②下茹でしたら水に晒す。

大体沸騰してから10分くらい弱火で茹でて、水に晒す。
表面に米ぬかが残るのもだけど、一回冷ましてから炊くと味が染みやすい。

③昆布出汁で炊く。

昆布と大根を一緒に入れて弱火で1時間以上じっくり炊く。
今回は30分ほど炊いて、一日置いてから更に2時間炊きました。

早煮昆布の場合は崩れやすいのである程度柔らかくなったら取り出すこと。

時間に余裕のある人は、一回冷ます。
今回は一日置いてから食べました。

キッチンペーパーを上からかぶせておくと、ムラができにくいです。

④お好きな鍋で温めて食う。
今回は、一緒に豆腐もいれて【風呂吹き大根&湯豆腐】で食べました。

味噌が合うねん。

・完成

柚子味噌を温めてたっぷりのせてフーフーして食う。
香りがいいんだなぁ。

淡泊な大根と合う。
そして、昆布出汁で味噌を溶いたら味噌汁になる。

・冬至の食卓の提案

ちなみにこの日の食事は

鮭の塩焼き
風呂吹き大根
湯豆腐
キュウリ
煮豆
白菜漬物
玄米

みたいな地味な色のほっこり系
相性が良いんだなぁ。

冬至の日は、この煮豆をかぼちゃの煮物にしたら完璧かな。
昆布出汁と鮭と漬物はアレにして〆たら最高だしね。

・鶏生姜味噌

この日は好みに合わせて赤い味噌も用意。
鶏挽肉20g、みりん5g、砂糖5gを合わせてレンチン。
生姜微塵切り5g、信州味噌10g、赤味噌10gをいれて再度レンチン。

以上、簡単。
赤味噌無ければ、甜麺醤でもOK
後は好きな固さに水を足してあげて。

キュウリや蒸かし芋、焼きおにぎりとかにも合う。
かなり万能だからたっぷりこさえて置いとくと便利。

・〆の鮭茶漬け

風呂吹き大根や、湯豆腐などの昆布出汁系の日に
鮭の塩焼きや、お刺身、漬物などがあると〆に茶漬けができる。

これが美味いんですよ。
昆布の旨味成分でも十分美味いけど、やっぱり動物性の旨味と重ねると美味いんだ。

鮭と白菜漬物、昆布出汁、玄米。
間違えないでしょ??

冬至のメニューは決まりましたね??
では、今日はこの辺で。

いつもありがとうございます。 書くの大好きだけどやっぱ大変だから、サポートして貰えると持続性が増します。