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#美術
旅とアート|藤田嗣治《秋田の行事》と竿燈まつりをいっぺんに
わたしはほんとうにラッキーでした。
秋田県を旅して秋田県立美術館に立ち寄ったのですが、そこで藤田嗣治の大壁画《秋田の行事》と、その作品で題材として描かれている「竿燈(かんとう)まつり」を、いっぺんに、ひとところで、思いがけなく観ることができたからです。
秋田県立美術館と藤田嗣治秋田県立美術館には藤田嗣治の《秋田の行事》という大壁画の常設展示があります。高さ3.65メートル、幅は20.50メート
ディオール夢のクチュリエ展 イギリスと東京ではどうちがう? ロンドンV&Aレポート
この記事では2019年にロンドンで開催されたクリスチャン・ディオール「DESIGNER OF DREAMS展」の展覧会レビューと、会場となったV&A(ヴィクトリア&アルバート)博物館の旅のレポートをお届けします。
展示される国ごとに異なるキュレーションが話題になっている「DESIGNER OF DREAMS展」(「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ展」)
パリ、ロンドン、上海、成都、ニュ
知的体力をきたえると長生きできる? 李禹煥と安藤忠雄の対話より
ことしはたくさん学んで知的体力をきたえようと思う。どうやらそのほうが長生きできるらしいよ。
知的体力をきたえると長生きできる?これは建築家の安藤忠雄氏が、現代美術家の李禹煥氏との対談でおっしゃっていたことなのでまちがいないと思う。おふたりともとてもお元気で若々しい。いや、もはや若々しいを通り越して「これからもっと面白いことになるんちゃうか」という好奇心いっぱいの少年たち、といった印象を受けた。
「デュッセルドルフ・スクール」の社会との「対話」について
大学で書いたレポートを公開します。
大学に入って、「論述」にはものすごく苦労しました。それはいまも変わりませんが、なんとか、それらしくなるように、でも自分の意見や視点も入れて、ということを極力意識して書いたものです。公開したレポートは芸術史のレポートで、ドイツの「デュッセルドルフ・スクール」について書いています。
あらっ、なんかこう書くとちょっと芸大生っぽいですね、うふふ。たまには通信制の芸術
衣装をめぐる旅|ナーナイの花嫁衣装がかわいすぎてもう|北海道立北方民族博物館
旅が好きで、服をこよなく愛していて、ウェディングドレスをつくる仕事をしていて、おまけに通信制大学で「博物館学芸員資格過程」を履修していて、できることならば生きているうちにできるだけたくさんの服飾系博物館に行きたいと願っているわたしが、ことしいち興奮した衣装をお伝えしたいと思います。
北海道立北方民族博物館で出会った、ナーナイの花嫁衣装です。
ナーナイの花嫁衣装こちらの衣装です。なんてかわいらし
絵画とファッション 「スコットランド国立美術館展」で描かれた衣装について。
土曜日の夜にスコットランドへ行ってきました!
といっても実際に行って来たわけではなく、「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展を観に行ったのです。(2022年9月25日まで神戸市立博物館にて開催中)
そこで今回は、展示された絵画たちを「衣装」という切り口で鑑賞してみました!
北国を彩る巨匠たちサタデーナイト・フォトアワーですって!?会場となった神戸市立博物館では、「
なぜ婚礼衣裳は白なのか? 「ジャパニーズ・ウェディング展」をみて考えた
奈良県立美術館で6月19日まで開催中の「ジャパニーズ・ウェディング 日本の婚礼衣裳展」へ行ってきた。
この「ジャパニーズ・ウェディング展」は、江戸時代から昭和初期にかけての婚礼文化を、婚礼衣裳を中心に紹介する特別展である。
わたしはウェディングドレスの制作とリメイクをなりわいとしているが、ウェディングドレスのことは知っていても、日本の婚礼衣裳のことについては案外知らないことが多い。最近英会話を
ミロコマチコ展「いきものたちはわたしのかがみ」で「わたしのかがみ」を探す
※この記事はミロコマチコ「いきものたちはわたしのかがみ」展について書いたものですが、ふだん大学のレポートでアートに関して「客観的に」「自分の意見を書かずに」と言われ続けてちょっとうんざりしているので、noteでは思いっきり「すごく主観的に」「自分の意見たっぷり」のエッセイとしてお届けします。とりあえず情報だけ知りたい方はミロコマチコ展「いきものたちはわたしのかがみ」の段落にスキップしてください。
失われた「かわいい」を求めて、 原田治展
わたしは一時期、「かわいい」についてめちゃくちゃ考えていた。
「かわいい」会社でファッション商品の企画デザインに携わる会社員として、常に「かわいい」を考え、「かわいい」を使い、「かわいい」を作ってもらい、「かわいい」を売ってきた。それは誰からもわかる「かわいい」なのか。どうすれば「かわいい」が伝わるか。
かわいいについてはイヤというほど考えてきたつもりだったけど、まだまだちっとも足りていなかっ
「旅先で受賞を知りました」って、言いたいだけ。#2020年秋の美術・芸術!コンテスト で入賞しました。
「ただの召使じゃないわね」が人生で言われてみたいセリフNo.1のドレスの仕立て屋、タケチヒロミです。花嫁さまの召使いだと思いきや、実は移動式チャペル・ルーロットの女主人です。
ちなみに言ってみたいセリフのひとつが「旅先で受賞を知りました」だったのですが、なんと、その夢のシチュエーションがきのう、叶ってしまいました。
#2020年秋の美術・芸術 ! で入賞したとの知らせを受けたのです。なんと旅先で
これが今日のわたし。「アイ・アム・アート」ダニエル・リズモアの纏うアート。
英語の勉強のために視聴しているTEDで、ダニエル・リズモア:アート作品として生きるということ。という印象的なスピーチに出会いました。
思わず全文をノートに書き取って、コラージュしてしまいました。素晴らしすぎて。
自らを「I am art」と言い切り、アート作品として生きるダニエル・リズモアさんの講演です。
ダニエルさんの纏う服は、ビール缶や高級シルク、街で拾ったゴミやプラスティックのクリスタ
白いドレスへの偏愛を欲望のままに綴った記事が「note編集部のおすすめ」に掲載されました。
ただ欲望の赴くままに白いドレスへの偏愛を綴った記事が、note編集部のおすすめに掲載されました。
掲載の報告は三段階でした。
最初にジャンル別(#ファッション)でたくさんスキされました、とお知らせが届いて、
そのあとにnote編集部お気に入りマガジンに取り上げられたとの通知が来まして、
しまいには、紙吹雪が舞い散って、「おすすめ」に掲載されたと…。
確かに、この右端の編集部のおすすめのと