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これが今日のわたし。「アイ・アム・アート」ダニエル・リズモアの纏うアート。

英語の勉強のために視聴しているTEDで、ダニエル・リズモア:アート作品として生きるということ。という印象的なスピーチに出会いました。

思わず全文をノートに書き取って、コラージュしてしまいました。素晴らしすぎて。

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自らを「I am art」と言い切り、アート作品として生きるダニエル・リズモアさんの講演です。

ダニエルさんの纏う服は、ビール缶や高級シルク、街で拾ったゴミやプラスティックのクリスタルに本物のダイヤモンド、2000年前のローマのアンティークリングなど、様々な素材で作られています。

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想像してみて。と、ダニエルさんは言います。大きなジュエリーボックスの中には、あなたが今までの人生で見てきた美しいものが入っている。あなたの体はキャンバスで、そこに最高傑作を作る。そして思う。

This is who I am today.「これが今日のわたし」と。

私はこの言葉に完全にやられてしまいました。わたしが今までに見てきた美しいもので、今日のわたしができている。震えました。


イギリスの小さな町で生まれ育ったダニエルさんと同じく、私も辺鄙な田舎町で生まれました。何もない町でしたが、私はいつも美しいものに囲まれて育ちました。

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黄金に輝くイチョウの絨毯や、

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クリスタルを縫い付けた夜明けの蜘蛛の巣に。

(この2枚の写真は、実家のほんの数メートル以内で母が撮影したものです)


それらで、わたしができている。


その美しいものたちで、今日のわたしの最高傑作を作るのだと、ダニエルさんは言います。

服は世界中の人について学び、その存在に感謝する手段であるとも。

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時にただのパフォーマンスだとか、ドラァグ・クイーンだと言われながらも、ダニエルさんは自らを実生活に根ざしたアート作品だと言い切ります。

アートとして生きることで自分自身になれたのだと。


時には周囲の人の未知の異なるものへの恐れから、憎まれ、蔑まれ、傷つけられたこともあったそうです。

けれども、最も傷ついたのは「ワースト・ドレッサー賞」に選ばれたことなんですって!

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Everyone else is already taken. 自分らしくいると辛いこともありますが、でもそれが最善の方法なのです。「自分以外の役はもう既に決まっている」のですから。


ダニエルさんは最後に私たちに質問します。

あなたはどんな人ですか?

あなたのアドバンテージのすべてをうまく使いこなせていますか?と。


everyone is capable of creating their own masterpiece.

誰でも自分自身の最高傑作を作ることができます

いつか試してみてください。と、ダニエルさんは締めくくります。



と、ここまで書いて、翌朝。

書き綴った最後のページのコラージュがなんか気に入らない。

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もっと、強さが欲しい。

闘えるツノが欲しい。

それから花も。


朝、仕事に出かける前の10分で貼っていたコラージュをビリビリと剥がし、貼り替えました。

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うん。やっぱりツノと花だった。

美しく強くありたい。


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This is who I am today.

できた。これが今日のわたし。







#2020年秋の美術・芸術


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だれにたのまれたわけでもないのに、日本各地の布をめぐる研究の旅をしています。 いただいたサポートは、旅先のごはんやおやつ代にしてエッセイに書きます!