東京国立近代美術館・所蔵作品展の中の戦争画の部屋。 藤田嗣治の絵は、あんまり自分は好みではないのだが、この人の戦争画の陰鬱な迫力はとても印象的。 写真は「血戦ガダルカナル」という絵の一部分。
26歳で渡仏 絵を燃やして暖をとる 貧しい修業生活をへて 神秘的な「乳白色の肌」の裸婦像が 絶賛を浴びた 1920年代 モディリアーニとともに “エコール・ド・パリ”の寵児 故国日本 絵の正当な評価を得られぬ 失意と哀しみの日々から フランスに帰化 81歳で異郷に没した
2000年 仏ボルドー 貴腐ワインのシャトーフィロ 貴族の主が 自らグラスをならべワインをふるまう 絵を指して妹の絵を描いたのは 藤田嗣治、と 地下の暗く冷たいセラー 古ぼけた木箱のなかに1890、1911年… びっくりな年代もの 家族の祝い事にコルクを抜く ああ!!