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京都梅ツアー2023④山王美術館でフジタ
*一年前の旅行記・鑑賞記です。企画展はもう終わってます
京都日程残り1日は大阪に移動する。朝飯はまずまず普通に食えたんだがやはり体調もうひとつなので午前中はまだホテルでおとなしくしてるか。
にしても梅は終盤、桜はこれからと結果的に中途半端な時期に来てしまったよ。
たぶん巡回しないフジタ展だけでも見に行こうかとお京阪で京橋へ。面白いからプレミアムカーなるものに乗ってみた。プラス500円!まあこんなもんかなあ。前からテレビ付き車両はあった気がする。
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外人さんが知らずに乗っててチェックの乗務員さんにいわれてしぶしぶ移っていった。わかんないよね。
「渡仏より110年 藤田嗣治展」@山王美術館
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一年前の訪問で写真撮影不可、おまけに体調不良だったのでもうかなり忘れてる。メモを元に記憶と妄想を入れて(入れるな?)記述する。
ネットで偶然見つけたフジタ展。山王美術館なんて知らなかった。来たことあるような気がしたが違った。ホテルモントレの創設者の方が集めた美術品をまとめた美術館とのこと。ほえぇ〜、そんな儲かるのかいホテル王?
軽井沢のあそこといい、フジタは個人所有が多いのかな。日本の画壇から長らく(今でも?)外されてしまったのでそれか自然なんだろうか。
年代別に並べてあるので順序通り見ろと(こんな高圧的に言われた訳ではないが)。
最初期の作品は画風が定まっておらず、当時の日本洋画っぽい。暗い。
《幼な子イエス礼拝》1918年頃
初期の頃から宗教画描いてたんだな。他にも数点。
《椅子に座る婦人像(マルト・バデール)》1925年
今回の展示でこれが一番良かったかも。これぞ素晴らしき乳白色。フジタ作品ではややくすんだ乳白色が多いけどこれはまさに透き通るような煌めく肌。照明が明るいせいもあるのかな。作品保護上大丈夫かなとも思うけど。金箔でお洋服の飾りも。
《ダイアナ(月の女神)》1948年
頭に三日月🌙くっつけて伊達政宗かと思ったよと各所で言われているのだろう🌙。
《ヴィーナス》1951年
頭にかごのっけてるのかと思った。シュールだな。でもよく見たらこれは貝殻か。ボッティチェリのパロディなのかな。貝から生まれたヴィーナス。海藻まみれで海からあがってきたばかりみたい。
お顔はちょっといしだあゆみっぽいかも。「藤田嗣治 ヴィーナス」でググると画像確認できる。
《動物たちと若い娘》1952年
横のヴィーナスと同じ顔。こっちは犬、(狼?)、動物たちに囲まれて、このへんはキリスト教というより仏教っぽい雰囲気。日本人がキリスト教に改宗するとみなさんどうしても仏教っぽさ残すような気もする。
《パンを持つ少女》1954年
長いバゲットと手鍋に入れた牛乳を持つ少女のモチーフはフジタが好んで取り上げたらしい。やっぱ絵筆と絵の具のメタファー?そのまんまだけど。
《ヴァンドーム広場》1951年
窓辺で椅子の上でまどろむ猫ちゃんなめでペンシルみたいな塔(なんかのモニュメント?)を描く典型的なパース絵。
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