少佐のノオト

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少佐です。ホテル宿泊、旅行(旅のテーマはアート・温泉・グルメ)、本、語学、芸術一般、写真、おいしいもの、テクノロジーに関心があります(あるだけです)。

最近の記事

梅雨の長野ツアー(ダリ、フジタと温泉)④軽井沢安東美術館 Musée Ando à Karuizawa

定期的に再訪しようと思っていたが2年ぶりになってしまった軽井沢安東美術館。藤田嗣治さんの私設美術館。こう書くとフジタさんが自分で建てたみたいだな。詳しくは上の過去記事を参照。 HARIO CAFE絵を見る前に腹ごしらえ、ってかコーヒーブレイクか☕ ここはカフェが併設されていて、美術館のチケットを提示すると10%引き。なのでとりあえず券を買う。 前回と同じもの頼んじゃった。コーヒーは本日のスペシャル浅煎り豆。豆の味してうまい。そしてコーヒーぬるい。こだわりだな。 春の

    • 梅雨の長野ツアー(ダリ、フジタと温泉)③信州の湯 清風園

      さて、善光寺詣りも済んだし(かすっただけだが)次へ向かおう。荷物を預けてるホテルまで歩いてもいいが、約二十分か。この日差しではやめたほうがよかろう。そこまでの酷暑ではないのだが、昨日涼しかっただけに危険だ。 さて長野駅で昼飯昼飯。 手打ちそば 油やではなく、その下の「油や」。大昔来た覚えがあるお蕎麦屋さん。朝も食べたけど長野に来たら蕎麦三昧しないと。三連休初日のお昼なのにウェイティングなし。助かるね。でも蕎麦が出てくるのは遅かった…。 テーブルにこんなのがあった。

      • 梅雨の長野ツアー(ダリ、フジタと温泉)②ダリ版画展—奇想のイメージ(長野県立美術館)

        今回のツアー、そもそもダリの版画展が長野で行われるという情報からスタートした。で、せっかく長野まで行くのだから小布施にも寄ろうかと思って前泊したのだ。北斎館で新札記念の企画展があると。北斎のあの「神奈川沖浪裏の波」が新札背景に使われているそうなのよ。 だがよくよく調べてみると長野県立美術館は意外に規模が大きい(県立を舐めるな?)、小布施に行って戻ってきてとなると1時間くらいしか時間が取れそうにない。それじゃ全ては見終わらないな。小布施の北斎も見たかったので迷ったが、今回は

        • 梅雨の長野ツアー(ダリ、フジタと温泉)①ホテルJALシティ長野

          新生東京駅グランスタ今宵は長野へ。久々に東京駅から新幹線に乗る。ず〜っと改装工事中だったグランスタがやっとリニューアルオープンしていた。よかったここで弁当が買える。三連休前夕刻の東京駅はお祭りなみの混雑。 入っている店もかなり変わったかも。いつもガパオとか食べてたタイ料理屋さんがなくなって台湾料理になってたね。 イベリコ豚や山形ビーフハンバーグ弁当のお店はまだあった。またこのハンバーグ弁当食べようかなと思ったら、少し離れてつばめグリルがあった。昔ここにあってなくなったよ

        梅雨の長野ツアー(ダリ、フジタと温泉)④軽井沢安東美術館 Musée Ando à Karuizawa

          三島喜美代一未来への記憶(練馬区美術館)

          会期終わっちゃったね。レポート遅くなった。 NHK日曜美術館でスポット当てられて、会期終了間際、更に作者はつい最近お亡くなりになってしまったらしく、予想はしていたがあさイチに行ったのにウェイティングの列。入場制限まではないようだ。会場内もそこまで混雑していたわけではない。 展示作品は撮影可能。 一階会場は初期の作品。 ネガを転写してコピーして同じものを載せていくのはウォーホルとかゲルハルト・リヒターとかと同じで同時代性を感じる。オノ・ヨーコさんなんかもほぼ同世代だろう

          三島喜美代一未来への記憶(練馬区美術館)

          箱根神社と成川美術館

          からの続き。チェックアウトして箱根観光。 箱根神社山のホテルからすぐ。 モーターボートから降りるお客さんぽい人たちがいたのでホテルの船着き場? そんなサービスもあるのかな🛥 もう暑いし、荷物も重かったので(ホテルで飲みきれなかった無料ビールとか数本カバンに持ってた)、本堂(神社の場合どういうんだっけ?)のある上まで登るのはやめといた。 にしてもさすがワールドワイド箱根。観光客は多様性に溢れていた。英語や中韓のみならず中東、インド、フランス…各国語入り乱れてる。 更に

          箱根神社と成川美術館

          箱根 山のホテル宿泊記(2024.6)

          山にあるから山のホテル? なんとシンプルな命名。でもかの岩崎小彌太男爵別邸跡地に立つ小田急系列の歴史あるホテルである。繁忙期の土日なら数万円するところが格安コースが出ていたので迷わずゲット。 隣接するつつじシャクナゲ庭園のベストシーズンが一段落して夏休み前の閑散期なんだろう。食事は夕食のみ付いている。これは後で後悔することになる…。 向かったその日は大雨で小田急電車が遅れまくり(そこまで大雨だったか??)。当初のプランが崩れる。さてどうやって行こうかな。ただでさえややこし

          箱根 山のホテル宿泊記(2024.6)

          本城直季 Small Cruise(art cruise gallery)

          普通の風景をミニチュア風の写真にする。最初見た時はすごい驚いたけど、最近ではデジカメやスマホの編集機能にもミニチュア機能はたいがい付いてて誰でも似たようなものは撮れるようになってしまった。 それでもプロの写真は常人が行けないような場所からのアングルや被写体に向ける眼差しに独特のものがあるだろう。そんな期待で足を運んでみた。 会場は最近できたデカいビル、虎ノ門ステーションタワーにあるギャラリー。入場は無料。撮影も可能。 っていうか、ギャラリー=展示即売会でここの作品は購入

          本城直季 Small Cruise(art cruise gallery)

          Beautiful Japan 吉田初三郎の世界(府中市美術館)

          吉田初三郎の世界まったく知らなかった人。この回顧展もあまり話題になっていないんじゃないか。でも京王線沿線住民とかなら行って楽しめるとこ請け合いである。 鉄道の観光路線図のイラストで名を馳せた人らしい。こう書くと(本格的な画家を目指していただろう)ご本人はどう思われるかわからないが、その筋ではとっくに有名な方だったのかな。 路線図や時刻表を見るだけで旅行に行った気分になって楽しむ道楽もある。実際、自分が使っている路線や駅、昨日までいた箱根の芦ノ湖とか、たまに行く長野の小布

          Beautiful Japan 吉田初三郎の世界(府中市美術館)

          KAGAYA 星空の世界 天空の贈り物(そごう美術館)

          横浜そごうも久しぶり。 これ以降も何度か行ったはずだけど記事にしてないな。フェルメールの精密複製画展とか行ったはず。 これこれ それはともかく、今日はTwitterで星空写真をよく見ていたKAGAYAさん。 私も夜景とか撮るの好きだが、レベルが違う。負けた…(勝つ気でいたのか?w) 金環食見たっけなあ 横浜そごうの中にあって夜8時までやってるので、寄れる方は会社帰りなどにどうぞ☆彡 ■2024年5月1日(水)~7月1日(月)[会期中無休] ■6階=そごう美術館

          KAGAYA 星空の世界 天空の贈り物(そごう美術館)

          【特別展】犬派?猫派? ―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―(山種美術館)

          いきなりドーンと ほぼ撮影NGの中で二枚だけある撮影可能作品。これをOKしてくれたのは感謝だね。こりゃすごい。 毛並みの表現。周りが無地なせいもあって、いまにも消え入りそうな幻覚でも見ているような気持ちになる。虹の橋を渡った子がふらっと挨拶に来てくれたような🐱 化け猫とは言うが化け犬ってのは聞かないね。ケルベロスくらいか。 班猫=はんびょうってなんだろ? Tabby Catと英訳されてるな。 「地色と異なる色があちこちに入っている猫。 まだら模様の猫」 ということ

          【特別展】犬派?猫派? ―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―(山種美術館)

          ブランクーシ 本質を象る(アーティゾン美術館)

          なんかわけわかんない金色の卵とか、ぶっちゅーって一体化してる石像とかよく見かけていたけどもひとつピンとこないなと思っていたブランクーシ氏。 前回アーティゾン行って常設展を見学していたら「モディリアーニが影響を受けた」とかなんとかいうキャプションを見かけた。 マリー・ローランサンさん見に行ったときかな。 ありゃ、そうなのか。それならいっぺんじっくり見てみるかと。 ブランクーシ展示さっそくぶっチュ〜👨‍❤‍💋‍👨 そして、金の卵🥚 こうしてそばにモディリアーニを置いて

          ブランクーシ 本質を象る(アーティゾン美術館)

          TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション(国立近代美術館)

          美術館の危機である。減らされる予算、コロナ禍で落ち込んだ入場料収入、これから盛り返さなければいけないのに、有名どころを集めた豪華企画展をやる財源もない。どうしよう? せや!似たような境遇の国立美術館が力を合わせればきっと華々しいものになるぞっ、みなさんけっこういいモノ持ってるじゃん。パリも巻き込めばおしゃれ感が出るじゃんジャン・バルジャン! みんな!オラに元気を分けてくれ! テテテテテテ…フュ〜〜〜ジョン! はっ!!!(元気玉とフュージョンが混じってる) こうして生ま

          TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション(国立近代美術館)

          デ・キリコ展(東京都美術館)

          10年ぶりの回顧展? パナソニック美術館で行ったやつがそうなのか。 いつものおバカ鑑賞記だけどけっこう詳しく書いてるな。 デ・キリコ作品はアーティゾンにも1枚あるのか。見たことあったかな。 あれから10年。新しい発見はあるのだろうか。 金曜夜の東京都美術館はかなり空いていた。 デ・キリコは、ひと目見て「わー!きれい!」とか、逆に醜悪で見るものを不快にするような絵はあまり描かなかった。つまり人の感情に訴えかけるタイプではない。有名な割に日本ではそれほど人気はないかもし

          デ・キリコ展(東京都美術館)

          北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画(SOMPO美術館)

          北欧。遠くて遠い国々だ。寒いよ暗いよ遠いよ〜。私が行ったことのある極北は青森だからな。その厳しい自然、想像もできん。先週はきれいなオーロラが各地で見られたんだろうか。 そんな北欧の画家で我々にいちばん有名なのはトーベ・ヤンソンさんかも知れないな。ムーミンのひとね 🦛(カバじゃない) そんな最悪な予備知識で見に行った企画展。最近SOMPO美術館は金曜日は(ものによるが)20時まで夜間開館してくれて便利だ。昔もやってた気もするがどうだったかな。 北欧の神秘よりも女体の神

          北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画(SOMPO美術館)

          (後期展示)特別展「浮世絵の別嬪さん ─歌麿、北斎が描いた春画とともに─」大倉集古館

          またまた来たよ。今回は後期展示。 前期のレポートはこちら 前期からかなり展示替えがあるみたい。見た覚えのない作品が多い。前回来た時のことを忘れちゃっただけかもしれないが。 やっぱり見ものは北斎かな。 《三美人図》1801-18頃 「伝」北斎作とされる作品。三人組の絵だし、もしやこれも葛飾応為さんの手によるものかなと思ったが、(今日は忘れずに持ってきた)双眼鏡でまじまじと見ると顔付きはたしかに北斎かな。お召し物の描写も北斎らしいと思ったが、あの弦楽三重奏っぽさもあるしど

          (後期展示)特別展「浮世絵の別嬪さん ─歌麿、北斎が描いた春画とともに─」大倉集古館