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ブランクーシ 本質を象る(アーティゾン美術館)

なんかわけわかんない金色の卵とか、ぶっちゅーって一体化してる石像とかよく見かけていたけどもひとつピンとこないなと思っていたブランクーシ氏。

前回アーティゾン行って常設展を見学していたら「モディリアーニが影響を受けた」とかなんとかいうキャプションを見かけた。

マリー・ローランサンさん見に行ったときかな。

ありゃ、そうなのか。それならいっぺんじっくり見てみるかと。


ブランクーシ展示

さっそくぶっチュ〜👨‍❤‍💋‍👨

《接吻》1907-10年

そして、金の卵🥚

《眠れるミューズII》1923年

こうしてそばにモディリアーニを置いてくれる贅沢な演出。ありがとうブリヂストン。どこま〜でもいこおお♪

なんか作品いっぱい(まとめて題名付けられていたかどうか不明)
むしろそれらを照らしていたこのLED照明の方が気になった💡
《空間の鳥》1926年
《新生I》1920年
自分が写っちゃうのがちとマヌケよね

ここの美術館、いつもそうだったか忘れたが作品のそばにキャプションがなく、展示番号が添えられているだけ。手元のパンフレットあるいはアプリでいちいち照会しないと題名がわからない。スッキリしてていいかもだけとちとめんどいのとこれがなんという作品だかわからなくなりそう。写真に付けた標題違うかも…。

《魚》1924-26年

これでおさかならしい。

そういえばこういうの岩手で見たな。舟越保武作品。

舟越保武 《青い魚》(1958年)
これはブランクーシ《プライド》1905年
そして、舟越保武 《R嬢》(1970年頃)

完全に一致👧(?)

《苦しみ》1907年

ちなみに後のビートたけしである。

人物を頭だけにするこの彫刻のスタイルは当時流行っていたんだろうか。そんなに特殊な形態ではないけど胸像よりも胸の部分が少ない。
日本ではロダンの影響を受けたひとが多いらしいが、もしや舟越保武さんとかはブランクーシ派だった?(ロダンとブランクーシは袂を分かつたというし)

《雄鶏》1924年

この鳥さん?はかっこいいな。

しかしどれもこれも含蓄が深すぎてもうふたつわからん。こういう中にしれっとあの「2001年宇宙の旅」の「モノリス■」紛れ込ませたらおもしろいのに。

常設展

ブランクーシはワンフロアのみ。でも階下の常設展でも彫刻がズラリ。ブランクーシを意識したチョイス?

今のところ私にはジャコメッティのぺしゃんこニンゲンの方がいいかな。

アルベルト・ジャコメッティ 《ディエゴの胸像》1954-55年

あるいはもっとイっちゃってるカプーアさんもいいかも。


新たな発見で面白かった作家さんが

アレクサンダー・アーキペンコ 《ゴンドラの船頭》1914年

どの向きが正面なのかわからんw。彫刻でキュビスムしてる。

そしてシルバーチャリオッツレクイエム!(に似てると思うのだけど)

ウンベルト・ボッチョーニ 《空間における連続性の唯一な形態》1913年


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