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東北ツアー2023年2月(⑤岩手県立美術館で舟越保武さんを見る)

今回のツアー、そもそもが舟越保武さんを見るためだけに企画したと言っても良い。3年ぶりに再訪できた。


岩手富士だよね?
《道東の四季-春-》1977年
《三人の妖精》 1937年 マイヨール

素敵なヒップで迎えてくれるマイヨールの女性たち。ここは基本的に撮影OK。

展示内容は変わっているのだろうか。ちょっとわからないが前回見た覚えのない作品も多い。

《冬の会話》(彫刻)と《凍りついた喉》(絵) 舟越佳

舟越保武さんの息子さんも有名な彫刻家になられて各地でその作品はお見かけする。

《Stripeと山》(左)と《黄色と青のコンポジション》 船越直木

息子さんのうちもうお一人も芸術家になられてたんだ。知らなかった。残念ながら最近亡くなられているようだ。


萬鐵五郎自画像コレクション

真ん中:赤い目の自画像 1913(これいちばん有名だろう)
右:点描風の自画像 1912(ルノアール風?)
左:自画像習作 1915(セザンヌ風?)

昭和のはじめに亡くなってしまったのか。村山槐多みたいな日本近代の天才児だな。

《婦人像》1910年

これも「湖畔」に見えるな。(女性が窓際に座っていると何でも湖畔かよw)

《裸婦》1909年

エロっ。あの時代によくこんなヌード描けたね。note的にはセンサーした方がいいのかな。ゲージツだからセーフ?

(そういや先日の棟方志功記念館のつぶやきはTwitterにセンシティブ警告受けたよww)

これはゲージツなんです!って「異議申し立て」しといたけど特にレスはないなw。

お待ちかねの舟越保武さん

《ANNA》 1982年
《聖クララ》 1978年

すごいなあ。生きてるよ。こんなの石から掘り出しちゃうんだもんな。

LOLAだよ!
ヘンリーさん? 誰??
宗教的作品群
《聖セシリア》

全身像と胸像がある。で、どっちも確かに同じ顔。これ意外に難しいかも。複数作っても顔が特定判別できる立体作品って他にあるのかな。

新青森駅にあった福士さんとか、ああいうのもう一個作ったら別の顔立ちになるような気もする(大丈夫?)

そして自分の過去記事を見ていてふと気づいてしまった。壁にかけられた男たちは4人いたはずなのに1人いない。どこ行っちゃったの?と思って監視員さんに聞いてみたら、千葉の方にしばらく出稼ぎに行っているらしい。

千葉の美術館で舟越保武さん特集でもやるのかな? それ以上の詳しい内容はその人もご存じなかったようだ。でも千葉の美術館って市立と県立とあるんだよね。どっちなんだろう? そこまで問いつめたら何だこのジジイ?と思われそうなのでやめといた。

また調べて行ってみるかと思ったが、市県両方のホームページで見ても、ちょっと分かんない。たくさんある展示品のひとつに過ぎないからだろう。別に追っかけてまで見たいものでもないんだがなんか気になってしまう。

ただ、千葉君(そんな名前じゃないが)は岩手に戻ってきても、すぐもと通りに展示されるかどうか決まってないらしい。そのへんの業界のならわしってよくわかんないね。

《序説》1939年

もうおひとり特別室に特集展示されている松本竣介さん。この人の他の作品にはあんまり興味惹かれなかったけどこれいいね。左下は自画像かな。煙もくもくしてる真ん中は汽車ポッポ? 様々な思いが去来するピカソの《ラ・ガループの海水浴場》(1955年)みたい。

こんな本も出てるんだ

閉館ギリギリまでいて岩手駅まで徒歩で移動。途中高く長い橋を渡る。怖いよぉ〜(ちょっと高所恐怖症気味な私)。

ここはビュースポットみたい


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