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遊んでいるのか遊学か?(汗)

心の病の療養生活が長引いたが、不安感も取れてきたので、最近は文化活動と称して自分のやりたいことに勤しんでいる。まあ、精神保健福祉の環境を知らない人は分からないと思うが、かなり抑圧される。なんとか脱出して自分のやりたいことに取り組めることになった。

最近取り組んでいるのは、午前中はデイケアでスマートフォンやタブレットとBluetoothキーボードを使ってnoteを書き、読書を少々している。病気の関係で理系の勉強を断念した経験があるので、高校レベルの物理と数学を学び直ししようと講談社ブルーバックスの教科書シリーズを買ってしまった。なぜか知らないが、大学教養レベルの「大学数学の教科書」も買ったのだよ、こっそりと。これは誰かに知られるとうるさいから言わないようにしておく。やっぱり目標は高く、やることはコツコツとという性格なので、いろいろプランニングしたりするのだが、これが誤解されやすく、訪問看護師等に「まずはお試しに」と言われた時はブチ切れた。こっちもちゃんと学校出てるし。あ、出ていることは出ている。(汗)

午前中はnoteの執筆と物理と数学と俳句にしたということになるが、やっぱり俳句は正岡子規の影響が大きいし、こうやってnoteで随筆のつもりのエッセイを書いているのも正直言って正岡子規の影響がでかい。彼が随筆の理想像だが、他にも寺田寅彦、中谷宇吉郎、湯川秀樹、朝永振一郎、岡潔というそうそうたる随筆家が頭の中に浮かんでは消える。かなり読み込んでみたからねー。といっても自分が彼らレベルの文章を書きたいと思っているが書けるはずもなく、「いつかは登りたいね、日本百名山」という感じだねー。

と午前の部が長くなってしまった。午前中である程度の疲労がたまるので、午後にアパートに帰宅してから、食事を取って軽い昼寝をする。これも病人だから仕方がないわけだよな。

ガタガタ悩むのは嫌いな性格なので、「はい次!」ということで水彩画の制作に入る。水彩画を習いに行ったのは三年前だがちょうど近所の公民館で水彩画教室が開かれていてリハビリがてら入会したのだった。先生が天才的な画家で油彩も水彩も描け、美大にも教えに行っている話は以前書いたので今回は省略。

前置きが長くなった。実際、自分が今やっているのは遊びか遊学かという問題で、どう違うかというとなるべく実り多い行為にしたいわけだよ、同じことをするにしても。物理と数学は自己満足だとしても、俳句とnoteの執筆と水彩画は、上達させて公募展やコンテストに応募していきたいと考えている。名を残そうという広大な夢など描く気もないが、少々の成果くらいは得たいと思うのが人情だ。

話は変わって自分の中の遊学三人衆という人物がいて、ドイツに留学した作家の森鴎外、イギリス留学した作家の夏目漱石、フランス留学した画家の藤田嗣治の名前が浮かぶ。画家の佐伯祐三はひとまず除外。

この遊学三人衆の中でも夏目漱石は心の病を留学中に患ってしまうのだが、森鴎外も軍医として脚気の治療の方法論を間違え、日清戦争で大量の死者を出したりしたから、誰にでも暗部はあるものだ。藤田嗣治も戦争画を主導した責任を問われたりしたし。

まあ、つまりは偉人でも人生あれこれあるわけで、凡人が平凡な暮らしを望んでしまうわけだ。いつ何があるかわからないのが人生だ。

と言いながら、三人衆の名前を出すまでもなく、要するに自分の単なる遊びがせめて遊学的なある程度の成果を出してくれないかなと思っている。あ、これは他力本願じゃないか。いや、自分で頑張る。

ということで、さっきまで市内の図書館に出かけて本を三冊借りてきた。これは少しずつでも教養を増やすのが目的なのだが、人生で40年は読書を続けているので、これはペースを落とし、水彩画に俳句に物理と数学、あとはnoteを続けるだけか。種類が多いように見えるが、集中力が続かないので、学校の時間割のように取り組む時間を分けている。

さて水彩画は3年続いたのである程度描けるようになってきた。後から加えた分野に上手く取り組めるかちょっと迷うなー。でもやるけど。1年後には成果が積み上がっているといいけど。遊びから遊学へと移行したいんだよねー。


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