あるばーと

サラリーマンです。休暇をむりやり作っては旅行に出かけています。

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最近の記事

シギリヤロックでシギリヤレディに会ってきた(スリランカ)

はじめにスリランカは古くからの歴史を持つ国です。 ここシギリヤには、4世紀ごろに王宮が置かれました。当時の建築物などの跡や、当時描かれた壁画などが、いまも残されています。 (詳しくはWikipediaが説明してくれています。) この時代のものが現代まで残されているのです。 見てきました。 行き方ダンブッラからシギリヤの街まではトゥクトゥクで行けます。 キャンディやアヌラーダプラからダンブッラまではバスが走っています。 シギリヤロックは市街から歩いて行けます。 朝6時半

    • シンガポール アジア文明博物館(Asian Civilization Museum)の古い仏像

      マリーナベイに面した、マーライオンがいる公園からほど近い場所にあります。19世紀に建てられた建物に入っています。 難破船から発見された宝物とかアジア各地の衣装など、興味深いものがさまざま展示されていますが、その中で仏像は2階の広い部屋をいっぱいに使って展示されています。もともとは個人の方のコレクションとして始まったそうですが、質量ともかなりのものが収集されています。 時代別、地域別のコレクション 佛牙寺と同様に、ガンダーラや古代中国時代の仏像から始まり現代まで各時代の仏

      • シンガポール 佛牙寺(Buddha Tooth Relic Temple)で古い仏像に会う

        MRTのMaxwellの目の前にあります。マックスウェルフードコートとチャイナタウンフードコートの間に建っています。お寺のように飾り付けられた建物です。 佛牙寺の名前の由来 なぜ佛牙寺と呼ばれているかというと、仏様(ブッダ)の歯とされているものが保存されているからです。中国語で歯は牙と言います。 ミャンマーの廃寺の跡から見つかったそうです。 一般公開されていないので見ることはできませんが、長さ数センチのとがったものと聞きました。 建物の最上階の4階には黄金のストゥーパがあ

        • テルアビブ美術館

          はじめにテルアビブ美術館は、西洋近代絵画を多く所蔵する美術館です。名前の通りテルアビブにあります。 パレスチナに旅行した帰りに寄ってきました。なかなかの充実ぶりでした。 (訪問したのは2023年前半です。) 行き方市内バスで簡単に行けます。グーグル路線案内が使えます。美術館の目の前にバス停があります。 エルサレムからテルアビブまでは電車で行けます。およそ1時間ぐらいです。電車も30分おきに走っています。ヨーロッパでよく見かける、2階建ての車両を使っています。 展示されて

        シギリヤロックでシギリヤレディに会ってきた(スリランカ)

          アート好きが楽しめる大塚国際美術館

          大塚国際美術館は、世界各国の名画を見ることができる美術館です。 淡路島から大鳴門橋を渡り終えてすぐの場所にあります。 図書館とかで見る「西洋美術大全集」全20数冊に載っているような絵画は、ほぼすべて網羅しています。 ローマ時代の邸宅の壁画からアメリカ現代抽象絵画までそろっています。 やりすぎなまでに完璧なコレクションです。 コレクションが膨大なので、一日ですべて見て回ることは困難です。 あらかじめ公式サイトで作品リストを入手し、見たい作品をチェックしてから行くのがよいと

          アート好きが楽しめる大塚国際美術館

          海外旅行の前後に行って楽しめた美術館3つ

          海外旅行に行ったときに現地の美術館を訪れるのが趣味です。 旅行から帰ってから日本の美術館に行くと余韻を楽しめます。旅行に行く前に行っても、予習になるので旅行が楽しめます。 私が好きな3か所を書いてみます。 国立西洋美術館(東京)ヨーロッパ旅行に行く前/行った後に行くと楽しめます。 中世宗教画から現代絵画まで、ヨーロッパ絵画が幅広く展示されています。 みんなが大好きな印象派も数多く収集しています。 印象派のコレクションは見事で、どれも有名な画家ばかりです。 西洋美術館で、そ

          海外旅行の前後に行って楽しめた美術館3つ

          ベツレヘム(パレスチナ)の壁に描かれたバンクシーアート

          はじめにバンクシー。日本でも名前を聞くことが多くなりました。 メッセージが込められた絵を見せるタイプのアーティストです。 バンクシーはイギリス人です。イギリス人として、パレスチナの抱える問題には、彼なりに思うところがあったのでしょう。ベツレヘムには、メッセージ性を帯びた彼の絵がいくつか残されています。 イギリスとパレスチナには、近代の歴史で深いかかわりがあるのです。 (この辺の話は、知れば知るほど、どんよりさせられというか、考えさせられることが多いのですが、それはともかく、詳

          ベツレヘム(パレスチナ)の壁に描かれたバンクシーアート

          ベツレヘムのパレスチナ分離壁を見に行く

          はじめにベツレヘムに行くことにしたそもそもの目的は、キリスト生誕地を見に行ってみることでした。 調べるうちに、ベツレヘムにはバンクシ―の壁画があること、それはパレスチナ分離壁に描かれていることなどが分かり、行ってみることにしました。 分離壁のかんたんなあらましイスラエルはヨルダン川西岸地区に分離壁を作りました。 目的は、パレスチナ自治区とイスラエルを分離するためです。コンクリートの壁で、けっこうな高さがあります。 (分離壁の歴史などはここに載っています。) ベツレヘムはヨ

          ベツレヘムのパレスチナ分離壁を見に行く

          シンガポールで世界の仏像の歴史をたどる

          はじめにシンガポールへの旅行は、お買い物だったり街を楽しんだりするのが目的だったりします。街にはさまざまな文化が入り混じっており、建物を見たりするのはもちろん、食べ歩きも楽しいです。ただ、古い仏像を見に行くような目的地ではたぶんないです。 そのため、シンガポールで仏像めぐりができるとは予想していませんでした。調べてみて古い仏像が保存されている場所があることを知りましたが、コレクションの数やクオリティなどあまり期待していませんでした。実際に訪れてみて、そのコレクションの充実ぶり

          シンガポールで世界の仏像の歴史をたどる

          イスラエルに行ってみた

          はじめに去年パレスチナに旅行に行ったときにイスラエルにも行ってきました。イスラエルは2回目。そのときの印象を書きます。 行ったのは次の場所。 エルサレム そもそもエルサレムはイスラエルなのか?という意見もあるかもしれません。ただ、現在西エルサレムおよび旧市街を管理しているのはイスラエルです。今回は主に西エルサレムの印象のことを書きます。 東エルサレムは、パレスチナ人が多く住んでおり、西エルサレムとは大きく印象が異なります。 テルアビブ イスラエルに行く人はもちろん、パレス

          イスラエルに行ってみた

          パレスチナに旅行した時のこと

          はじめに会社から有休を消化するように言われて、どこかに旅行しようかとぼんやり考えていたときのことです。2023年のはじめのことでした。 もともとなんとなく歴史に興味がありました。世界史の教科書に出てくるような場所に行ってみたいと思っていました。そんな中、パレスチナにはキリスト教の新約聖書に出てくるような場所がいくつもあることに気づき、調べてみるとまあ行けないこともないことが分かり、思い切って行ってみました。 行ってみた場所行った場所は次のようなところです。ヨルダン川西岸地区

          パレスチナに旅行した時のこと

          アウランガバード(Aurangabad)へ行くには(アジャンター/エローラ)

          (この記事は2023年12月現在の情報に基づいています。) はじめにここしばらく、仏教の歴史に興味を持っています。 いろいろ調べる中で、インドのアジャンターとエローラには仏教の遺跡が残っていることを知り、いつか行くことができればと思っていたところ、たまたまムンバイでトランジットする機会ができたので、思い切って行ってみました。アジャンターもエローラもアウランガバードから日帰りできることから、まずはアウランガバードを目指すことにしました。 準備することインドビザ ヨーロッパ

          アウランガバード(Aurangabad)へ行くには(アジャンター/エローラ)

          西安清真大寺(モスク)

          はじめに西安ではお寺めぐりをしてみました。 歴史的には唐の時代にまでたどることができるお寺もいくつかあるのですが、建物はだいたいが近代になって立て直されたもので、日本の古いお寺のような渋さが感じられませんでした。 そのような西安のお寺の中にあって、渋い雰囲気が残されているお寺がありました。西安清真大寺です。寺とありますが、モスクです。 西安清真大寺は唐の時代に創建されました。現在残されている建物は明の時代のものとされています。日本の鎌倉時代に当たります。 なぜ西安にモスク?

          西安清真大寺(モスク)

          カンボジア国立博物館

          はじめにカンボジアは国民の9割以上を仏教徒が占める国です。また、9世紀から数百年続いたクメール王朝のように長く繁栄した歴史を持っています。クメールルージュによって多くが破壊されたものの、歴史の遺産も数多く残されています。そのような遺産のいくつかが国中から集まっているのが、この国立博物館です。 いまは上座部仏教が主ですが、クメール王朝の時代は大乗仏教やヒンズー教が信仰されていました。そのためその当時の石像にはそのおもかげが見られます。また、どことなく日本で見慣れた仏像にあるよう

          カンボジア国立博物館

          中国で使う滴滴出行(ライドシェア)

          はじめに コロナ中にあった各国の入国規制が明けてからいくつかの国に行きました。コロナ前の旅行とくらべて、どの国でも移動が格段に楽になりました。ライドシェアのおかげです。スマホから簡単に予約でき、しかも地元民価格で乗ることができます。地元の言葉ができなくても問題なく使えます。 コロナ前は、海外でタクシーに乗るのにはちょっと勇気が必要でした。タクシードライバーと行先などのコミュニケーションを取るのも一苦労でしたし、いったいいくらになるのか、ぼられるのではないかなどの不安もありま

          中国で使う滴滴出行(ライドシェア)

          中国にビザなしで旅行するには

          (この記事は2023年12月現在の情報に基にしています。) はじめに 2023年12月に中国に行き、一週間ほど西安に滞在して帰ってきました。 中国旅行した方々のブログなどを見て事前準備をしたおかげもあって、特に大きなトラブルもなく楽しんで帰ってくることができました。自分もこれから中国旅行に行かれる皆さんのお役に立てればと思い、書いてみます。 今回使ったビザなしで中国に行く方法については情報が少なく、実際に行ってみるまで本当に大丈夫なのかすこし心配でしたが、結果的に特に問題

          中国にビザなしで旅行するには