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アート好きが楽しめる大塚国際美術館

大塚国際美術館は、世界各国の名画を見ることができる美術館です。
淡路島から大鳴門橋を渡り終えてすぐの場所にあります。

図書館とかで見る「西洋美術大全集」全20数冊に載っているような絵画は、ほぼすべて網羅しています。

ローマ時代の邸宅の壁画からアメリカ現代抽象絵画までそろっています。
やりすぎなまでに完璧なコレクションです。

念のために付け加えておきますが、展示品はすべて陶板画という技術で複製されたものです。オリジナルではありません。
それでも、すべて原寸大ですし、光沢や絵の盛り上がり具合など、できるだけオリジナルを忠実に再現しています。
オリジナルと違い、写真撮影も問題ありません。近寄って細かい所を見ることすら可能です。

コレクションが膨大なので、一日ですべて見て回ることは困難です。
あらかじめ公式サイトで作品リストを入手し、見たい作品をチェックしてから行くのがよいと思います。
順路は無視して、見たいものから見て行かないと時間が足りません。
私の場合、開館から閉館まで居座って、なんとか見たいものだけ見ることができました。

絵画も素晴らしいのですが、壁画が描かれた建物ごと再現しているものがあります。「環境展示」と呼んでいます。これが見事です。
壁画は移動できないので、通常ならば、わざわざ現地に行かなくては見ることができません。世界各地にある壁画を一か所で見ることができる場所は、ここだけです。
私が楽しめた環境展示を記してみます。どれもオリジナルを見たことがあります。旅のこととかも思い出しながら見てきました。

  • システィーナ礼拝堂
    オリジナルはヴァチカンにあります。オリジナルは立つ場所を確保することすら難しいほど混んでいます。写真も禁止です。
    ここの場合は、オリジナルほど混んでいないのがとても良いです。

  • スクロヴェーニ礼拝堂
    イタリアのパドヴァにあります。ジョットのフレスコ画が見事です。青が美しいです。
    オリジナルの場合、作品保護のため観覧時間は20分に制限されいています。大塚国際美術館の場合、そういった制限もありません。

  • 聖ニコラウス・オルファノス聖堂
    ビザンチン絵画です。ギリシャのテッサロニキにあります。オリジナルは開館日が限られており、訪れるには努力が必要です。
    ビザンチン絵画は大半が壁画のため、なかなか見る機会がありません。ここではそんなビザンチン絵画をこうして身近に見ることができます。

公共交通機関を使って行く場合

バスで行く場合、四国側からよりも本州側からのほうが、本数も多く便利です。バスは美術館の目の前まで行ってくれます。
私はJR舞子駅近くの停留所から乗りました。バスの窓から、明石大橋や大鳴門橋からの絶景や、渦潮も見ることができました。

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