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菜月(なつき)@サヴァン@双極性障害
2022年12月28日 15:20
牛乳に張った白い膜を煩わしく思いながら寒空の下でホットミルクを飲む乾燥した空気が私の背景に滲む時沈むその全体の空の色は何度見ても初めて見るグラデーションだ温くなってくる残りわずかなミルクと暖かくなってくる身体の火照りはいつか習った反比例のグラフのように放物線をなぞっている数字が羅列し、計算され尽くした世の中は私にはもう息苦しくてたまらないのに新しいモノを発見す
2022年10月7日 09:37
絶えまない彼女の瞳は地球の裏側をみて揺るぎない彼の眼差しは地球の表側をみるふたりの視線は交錯していくだ円状の形を繕ってふたりの視線は交錯していくしかし見ている先は一緒でも決して交わる事ができない地球の裏側では彼女が泣いている地球の表側では彼が憤っている一枚のプレートが鏡のように反射する私は貴方で、あなたはわたしだ地球で風がひょうと吹くさっと一瞬だけふたり
2022年9月16日 00:08
世界はいつだって平和なのに平和じゃなかったのはいつだって私の心だった自然も小さな生き物もただそこにあるだけで最初から最後まで人生を全うしているのに地球のサイクルに自然に従っていれば私たちはいつだって平和に過ごせるのに人間の心の曇りが森羅万象の枠から外れてむやみやたらに争いを好むのだ進化の過程を経てピラミッドの頂点に君臨した私たち生き物なのに屠殺される家畜みたいな
2022年9月15日 23:39
君が泣くから私も泣くのか私が泣くから君も泣くのか君が泣くから雨が降るのか雨が降るから君が泣くのか何のために泣くのか自分のための涙なのか他人のための涙なのか押し寄せる感情が涙と流れて打ち付ける落雷のあとにそれは消えていった後に残るのが沈黙だけであるように私はただ祈った
2022年9月18日 14:52
http://bach2.sakura.ne.jp/kanashi18.pdf
2022年9月29日 05:31
澄んだ目がこちらを見つめてくる 私が遠い昔に置いてきてしまったその眼差しその瞳 郷愁の想いに駆られ必死に過去を思い出そうとしても、 決して思い出すことができないあなたのような純粋で無垢な感情は私が既に失ってしまったものだ眩しいくらいの笑顔がこちらを振り返ってくる私があの希望に満ち溢れていた日々に 置いてきてしまった その笑顔 その口元あな
2022年9月25日 15:43
運命は残酷だこれが私が望んだ事なのかそれとも神が啓示した使命なのか私は一体何者で何なろうと必死にもがいているのかカチリカチリと歯車が組み合わさる音が背後から迫ってくるそれから逃れようともがく程それはひたひたと背後から近づいてくる私はただ怖いのだ 怖くて怖くて不安で眠ることができないこれから一体なにが起ころうとしているのか私に何をしろというのか私は私でいたいのに、
2022年9月22日 07:09
「第一楽章」母の祈り私という存在は何処にあるのだろうか[私の幸福]というたった一つの欲望の為に私は、私が持っている全てを犠牲にしたきた 時には人を利用し騙したこともあったかもしれない 騙したといえば私は私自身も騙し続けているのではないか 私が悪魔に売り渡したモノの名前がどうしても思い出せない色欲と怠惰の合間に私が見た夢がどうしても思い出せない今こうして金も家族も地位も手
2022年9月21日 06:23
早朝の雲一つない青空小鳥の囀り(さえずり)に囲まれて有るはずの見えない月を想う霜降る寒い冬はまだ来ぬ春の匂いを感じさせて林檎のように真っ赤に染まった頬は過ぎ去った子供時代を思い出させる私はいつだって この巡ってくる季節と共に時代も、地球も、時には宇宙にだって飛んでいってしまうんだ周りのみんなは口を揃えて私が可笑しいと鼻で笑うけどこんな嘘みたいな世界にいながら
2022年9月20日 13:17
天から7色の光が降りて来てその光の粒が私の周りに広がっていって大空に黄金のカーテンを創る凍るほどの極寒の夜空の下で私は耳に手を当てながら その光の粒を目で追いかけている地上から青い炎が舞い上がって白い霧が私の周りに広がっていって大空に銀白のカーテンを創る焼けるほどの暑い大気の中で私は額の汗を拭いながらその白い霧に必死に両腕を伸ばしている
2022年9月18日 14:00
わっしょっいわっしょっいわっしょっいとじんせいいっかいきりときまってらよるにはいっしょうさけくらい おてんとさまがあがったらぐいっとたまごをのみこんでおやかたおれがいちばんのりきょうもすみもて かなづちとぼうしをかぶりそでめくりつかいふるしたくろたびでまるたのやまとごたいめんでっかいのこぎり ゆびきるなみがきあがったかんなもてとんかちとんかち おとならせどっこ
2022年9月17日 08:45
ゆらゆらとゆらゆらと蝋燭な火が燃えているゆらゆらと灯りが付いている最後の夜 裸になりお風呂に入り向き合った私たちは限界地点まで到達していたもう崩壊は終わり向けて走っていた淋しさを求めつづける君の隣にいるのはもう無理なんだいくら僕が愛情で包んでもすり抜けて透明になってしまうこれからは世間が君の孤独で侵食されていくだろう君が認められたら僕だけではない世間が限界地点まで行くのもすぐ
2022年9月18日 06:39
私の思いに呼応するように幾度も太陽の瞬きがハレルヤ ハレルヤとおお、神が応えてくれているのかああ、それとも悪魔の囁きなのか私にはどちらなのか一生分からないだろう存在自体が原罪だと下されたあの日から私の如何なる行動も虚無になり死さえも許されない罪人であり終わりのない苦しみと共に生きているかけがえのないあの人を手放せば少しは楽になるのだろうかそれでもあの日聞こえ
2022年9月15日 23:54
夜の帳とともに降る鈴虫の旋律よ耳を傾け今日も私は夢をみる思えば夏の始まりは蛙の合唱よそっと目を閉じ私は息を飲む喉の奥が締めつけられる予感うなじから垂れる汗真夜中のエアコンの軋む音が生きてる証のような導音で 私を飲み込むのだぐるりぐるりと周る意識の奥底に私が置いて行った自我を見つけ手を伸ばしすくい取ろうした瞬間それは泡みたいに儚く消えてしまう上下に分かれたあ