見出し画像

青春〜子ども時代〜



澄んだ目がこちらを見つめてくる 

私が遠い昔に置いてきてしまった

その眼差し

その瞳 

郷愁の想いに駆られ

必死に過去を思い出そうとしても、  

決して思い出すことができない

あなたのような純粋で無垢な感情は

私が既に失ってしまったものだ

眩しいくらいの笑顔が

こちらを振り返ってくる

私があの希望に満ち溢れていた日々に 

置いてきてしまった  

その笑顔 その口元

あなたのように快活で明るい感情は

私が今は持っていないものだ

私はいつかあの頃に戻れるのだろうか

大人になるつれてロボットのようになるような

わたしの心

そして、私の心の鍵が外れ

あのまっさらな白いこころも思い出し

幸せな黄色のハンカチが揺れている情景を

ただただずっと永遠に見つめていたい

この記事が参加している募集

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?