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仕事は自分で創れ

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2022年6月の記事一覧

サービス業はムラが大敵

サービス業はムラが大敵

サービス業は第三次産業である。
だから、ものづくりではない。感覚的には、人が人に対して、対価を得て行うサービスを提供する仕事であると考える。

日本はモノづくりにおいて世界で突出して評価を得ていた時代がかつてあった。もちろん、日本のモノづくりがすべてにおいて、輝きを失ったわけではない。だが、高度経済成長期を支えたモノづくりの力は、新興国などの台頭で、徐々に弱っている。
もう一つ、日本が誇る産業の一

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人間はどうして新しいものを欲しがるのか?

人間はどうして新しいものを欲しがるのか?

人間が新しいものを欲しがるから、新製品が登場するのか?
新製品が生まれるから、新しいものを欲しくなるのか?
どちらも正しいような気がするが、今の日本は、とにかく新しいものが氾濫している。

車にしてもお菓子にしてもお酒にしても・・。次々と新商品が誕生している。お土産なども典型だ。贅沢が過ぎるこの日本の状態は、もう20年は続いているように思う。今ではすっかり慣れてしまい、新商品の登場で、ワククワする

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パットもドライバーも同じ一打

パットもドライバーも同じ一打

ゴルフは実に不思議なスポーツの一つだろう。
メンタル的な要素が強いとか、自然環境の中でするが故のドラマであるとか、競技時間が結構長いであるとか、特徴のあるスポーツである。

経営者が一番好きなスポーツでもある。
今回は、ゴルフの話をベースに仕事との共通性を考えてみる。
私が取り上げたいのは、パットもドライバーも同じ一打という話し。

ゴルフをしたことがない、ゴルフを知らない人には、分からない話だと

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DX社会、営業の新規開拓の方法は二極化する

DX社会、営業の新規開拓の方法は二極化する

営業の新規開拓は、中小企業にとっても大企業にとっても企業経営の生命線だ。
もちろん、既存顧客をフォローするルート営業が主軸の会社もある。

しかしながら、今のように経営環境の変化が激しいと、矢継ぎ早に事業創造、新商品開発と企業も柔軟に進化をしなければ生き残れない。
となれば、常に新しい顧客を探す必要性はますます高まってくる。
BtoBでもBtoCでも新規顧客開拓は骨が折れるしコストがかかる。
今回

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何でもかんでも調査が先の日本は大丈夫か?

何でもかんでも調査が先の日本は大丈夫か?

何事もやってみないと分からない。
私の信条の一つである。
なにも、ビジネスの新規事業のことだけを言っているのではない。
人生そのものがやってみないと分からないと思っているし、そういう感覚で日々過ごしている。
"人間万事塞翁が馬"ということわざについても、最近のブログでも触れた。
https://ameblo.jp/kondoh-blg/entry-12749101048.html

今回は、ビジネ

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誰にでもできる仕事をいかに作るか?

誰にでもできる仕事をいかに作るか?

仕事は限りなく効率化できることが理想だ。
私もすでに40年近く仕事をしてきたが、未だに永遠のテーマの一つである。
仮に自分一人でする仕事を考えた場合でも、いくらでも効率化できる余地はある。毎日が試行錯誤と言っても過言ではない。

同じことをするにしても、前回よりはもっと創意工夫して、時間短縮したり、より一層の質を高めたりと、仕事の大きい小さい関係なく、改善、改良の余地はある。それが仕事と言うものだ

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自分のレッテルは誰が貼る?

自分のレッテルは誰が貼る?

自分がどう思われたいか?
世の中には、全く気にしない人もいるかもしれないが、私は、かつて出会ったことがない。
一見、人のことはまったくお構いなし、自分がどう思われようと無関心ですという感じの人はいる。だが、実は違う。
そういう振る舞いそのものが、相手からの自分の見え方に影響している。
つまり、自分が意識するかどうかではなく、必ず自分以外の人が存在する以上、やっぱり、どこかで、自覚があるかどうかは別

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最近、短期出張の新たな価値が分かってきた

最近、短期出張の新たな価値が分かってきた

この1年、私の短期出張は劇的に増えた。
コロナ禍前は、海外や東京に少なくとも数日単位でまとめて滞在していたが、今は、一泊2日の出張が私の定番のパターンになりつつある。

最近の仕事感覚で言うと、一泊2日の出張というのは、どうしても時間がタイトであるがゆえに、とても効率よくアポイントを組み立てる段取りをする。簡単に言えば、無駄がないのである。

例えば、1週間や2週間、ベトナムに滞在していた頃は、最

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頼んだり頼まれたりの人間関係

頼んだり頼まれたりの人間関係

仕事柄、私は何かを頼まれることは多い。
もちろん、ビジネスで考えたら、仕事の依頼ということになる。ただ、私の経営のやり方もあるが、仕事に直接つながらなくても、仕事にならなくても頼まれることも実は多い。

その理由は、単純で、私が頼まれることを良しとしているからだと思う。
創業時は、そう決めていたわけではないが、だんだんと企業の支援事業を軸に事業活動するようになってきた。これは、私が、頼まれることが

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断られる勇気と経験

断られる勇気と経験

"嫌われる勇気"という本が流行っている。
発刊は、2013年だが、根強く売れているような感じだ。
このタイトル、多くの人の機微に触れる事だろう。なぜなら、人間は本能的には、他人に好かれたいと思っている。
言い換えれば、嫌われたくないわけだ。
私も、もちろんそうだ。
若い頃、私もこのあたりは、思いっきり勘違いしていた時期がある。それは、31歳で起業して、しばらくの間。正確に言うと、35歳ぐらいまでだ

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結果に一喜一憂しない境地とは?

結果に一喜一憂しない境地とは?

結果に一喜一憂しない人は世の中にいるのだろうか?
私は子供の頃、極端なあがり症だった。
だから、人前で何かするようなことになると、心臓がのどから飛び出るぐらい緊張した。 
例えば、音楽の授業で歌を歌う。ちよっとした演劇で台詞を言う。そもそも授業中に先生にあてられて、何かを話することすらドキドキだった。

今どうかと言えば、根本的には変わっていないが大抵のことには動じないという外からの印象が私にはあ

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地道な仕事は好きですか?

地道な仕事は好きですか?

今でも思い出す仕事がある。
それは、学生時代のアルバイトだ。
私は、農家生まれ農家育ち。親父からしたら、子供の私を労働力としてもカウントしていたのは間違いない。それが当時の農村の常識だった。

まあ、対価を得ていたわけではないので、仕事とは言えないが、こういう時の感覚が今でも残っている。実に、農家の仕事は地道なのだ。農業には加えて地味という印象もある。

こんな私が、初めて仕事したのが大学生になっ

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本のつくり方を知りたい人のために・・・

本のつくり方を知りたい人のために・・・

世の中で、本を書いてみたいと思う人がどれぐらいいるだろうか・・。
そして、実際、本を書いて出版に至る人の数は?
私は、何年か前、こういうことを大雑把に計算してみたことがある。
私の試算では、本を実際に書くのは、100人に1人ということになる。

では、本のつくり方を知っている人はどれぐらいいるだろうか。
本の種類には色々ある。ISBNコードを取得して、どこかの出版会社から出すというのが基本だ。ただ

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仕事の遊び心

仕事の遊び心

仕事の遊び心。
自分で言うのもなんだが、結構ある方だと思っている。もっとも、こういう類の話を、ビジネスで関わっている人とはめったにしない。

理由を考えてみたら、それは至極当然で、私の仕事柄、お付き合いは殆ど経営者である。上場会社の社長から中小企業の創業者、そして、ベンチャー企業の経営者など概ね社長業もしくは、何らかで経営に関わっている人とである。

そういう意味では、仕事という概念から離れている

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