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一国一城の梁山泊 ―世界にコミットする『起業』という生き方―

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すべての人は人生に問われている。自分の人生の責任を引き受けることによってしか、その問いかけに答えることはできない。  ――ヴィクトール・フランクル『夜と霧』 人にはいくつもの「… もっと読む
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2022年4月の記事一覧

人的資本の見える化

人的資本の見える化

4月12日の日経新聞で「社員のやる気、数字で見せる 「人的資本」こそ競争力、日本企業に伸びしろ」というタイトルの記事が掲載されました。モノ・カネと違って企業会計では直接資産とみなされてこなかったヒト資源について、その状態を見える化しようというものです。

同記事の一部を抜粋してみます。

~~企業会計では資産とみなされない社員のスキル、やる気などを数字で開示する動きが広がっている。デジタル時代の競

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ベンチャーが大手に負けないための「人材」を集めるカルチャー経営とは?

ベンチャーが大手に負けないための「人材」を集めるカルチャー経営とは?

こんにちは、宗像です。今回は、個人的に注目しているカルチャー経営について話したいと思う。

■社長にはビジョンが無い!と言われて気絶しそうになる2011年5月にイノーバを設立。起業当初、社員は私一人という状態だったが、社員も少しずつ集まり、苦労はありながらも成長を続けることができた。その頃は、”自分たちが何をやりたいのか”という理念の共有も難しいとは感じず、それこそ週に何回かの飲み会でできていた。

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経営を「信長の野望」から学んでみた

経営を「信長の野望」から学んでみた

みなさんは、

「信長の野望」

という歴史戦略シュミレーションゲームをやった事がありますか?

私はこのシリーズのファンだったので何作かやった事があります。

ゲームとして面白いのでお勧めします。

さて、ここでお話ししたいのは、

「信長の野望でやってることって経営そのものじゃね?」

と感じたことに端を発しています。

企業とはなんぞや?

どうすれば良い企業になって、それこそ「天下統一」で

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25歳で「倒産寸前の会社」の社長になって半年でなんとか黒字化した話

25歳で「倒産寸前の会社」の社長になって半年でなんとか黒字化した話

「社長をやらせてほしい」と僕は言った。

目の前には倒産寸前の会社があった。

3ヶ月後にはキャッシュが底をつく。既存の事業はすべてうまくいっていない。おまけにちょうどパンデミックが始まったころだった。

絶体絶命と言ってよかった。ここで失敗したら僕は「戦犯」になる。

……しかし半年後。無事に会社は黒字化した。

現在の売上は、年間で億に達している。なんとか軌道に乗せることができたと思っている。

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スタートアップ企業が気を付けること

スタートアップ企業が気を付けること

【稼ぐ経営者のための知的財産情報】
 弁理士の坂岡範穗(さかおかのりお)です。
 今回は、「スタートアップ企業が気を付けること」について説明します。

 新年度になりまして、気持ちも新たに仕事に励むという人も多いかと思います。
 そこで、今回は上記のタイトルについて投稿します。
 もっとも、既に何期も事業を継続している企業にも役立てる記事にしたいと思います。

 スタートアップ企業で大事なことはた

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必死に考えれば子どもでも商売はできる。

必死に考えれば子どもでも商売はできる。

母と伊豆の温泉宿に宿泊しています。今夜アップする記事は午前中に下書き保存してから出発をしたのですが、母の話を聞いたら気分が変わったので別記事を。

母と旅行をすると母がずっと喋っているので私は聞き役です。1人暮らしの母は、誰かと一緒にいること、話し相手がいることが嬉しいのでしょう。

先ほど母は先に就寝しましたが、その前に昔話を始めました。

母「おばあちゃん(私の祖母)が亡くなる前に子どもたちに

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創業6年目にして初めて新卒採用の春に思うこと

創業6年目にして初めて新卒採用の春に思うこと

WAmazingはこの春、2022年4月、創業6年目にして初めての新卒社員を2名迎えた。コロナ禍がなければ、もう少し早かった可能性はあるが、なんにせよ、まだインバウンド需要が回復しない現時点で、WAmazingを選んでくれた2人には感謝しかないし、同時に責任もズシリ…と感じている。
※ちなみにまだ2023年度新卒採用の予定はありません。

なぜ、責任をズシリと感じるかといえば…なぜズシリと重い責任

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会社法 公序良俗に反する商号

会社法 公序良俗に反する商号

 株式会社OMECOによる商標登録第6277280号 商標「OMECO」(ロゴ化されている)があります。この商標登録について登録異議申立がなされた結果、取消決定がなされました。

株式会社OMECO側は、この取消決定に対し、審決取消訴訟を提起したとのことです。 

https://omeco-official.com/omeco/2022_omeco_p1.pdf

商標登録第6277280号 商

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個人事業主四年目、スキルが低くネガティブな自分の取るべき戦略は?(仕事の心がけ)

個人事業主四年目、スキルが低くネガティブな自分の取るべき戦略は?(仕事の心がけ)

質問結城先生、こんにちは。

フリーランスとして働いている者です。個人事業主になってから4年が経ちました。

といっても、所得税が発生しない程度しか稼いでおらず、自分ひとりの収入では暮らしていけません。

私は、社会人としての能力やスキルが低いです。また仕事に関する経験も限定的です。学歴は高卒で高学歴ではありませんし、強力な資格なども持っていません。

そして、よくネガティブだと言われます。「もっ

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「社員を切るリストラは、経営者としては一番やりたくないこと!」と言うが・・・

「社員を切るリストラは、経営者としては一番やりたくないこと!」と言うが・・・

 昨夜、25年前に自主廃業に至った山一證券のドキュメンタリーが放送されていた。当時、個人的にもその衝撃は忘れることはなく、知人が同社社員であったこともあり、業界でも名門であった山一證券が、何故一瞬の内に廃業(社員1万人解雇)に至ったのか、理解に苦しんだことを覚えている。

 番組内で、元常務の言葉が印象的だったのは、「社員を切るリストラは、経営者としては一番やりたくないこと。」との正論である。しか

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【解説】スタートアップにとってのエクイティ・ファイナンスとは?

【解説】スタートアップにとってのエクイティ・ファイナンスとは?

創業間もないスタートアップ、ベンチャー企業は資金調達による事業成長が必要です。デットファイナンスと並ぶ資金調達手法の一つであるエクイティファイナンスとは、将来的な成長の期待を狙い、株式発行の対価として資金提供(出資)を受けることを意味します。

いわゆるデットとは異なり借入(負債)がないため、新規事業や研究開発など前向きな取り組みを行う資金として活用されやすいです。
このコラムではエクイティファイ

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事業をやるなら付き合わない顧客を決めよう

事業をやるなら付き合わない顧客を決めよう

事業を始めるときにターゲットやペルソナを決める人は多いだろう。というかほとんどの人がそうするのではないか。
だが、経営者として7年やってきて思うのは「付き合わない顧客」「売らない顧客」を決めることの方が何倍も大事だということだ。

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SaaSなのにほぼノーコードで2億円調達した話

SaaSなのにほぼノーコードで2億円調達した話

はじめまして!

リモートHQのプロダクト開発を担当しているkotaroです。

今回は昨日発表されたCoral Capitalさん等からの資金調達におけるプロダクト開発の裏側を書こうと思います。特にソフトウェア領域での新規サービス立ち上げや起業を検討している方に参考になれば何よりです。

本文の前提についてさて、本題に入る前に今回の調達リリース記事にまつわる事実を列挙します。
リリースの内容はこ

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「イーロン・マスク」に成る方法

「イーロン・マスク」に成る方法

column vol.614

写真:CNN

本日は休日ですが、某商業施設でトークショーイベントを行いまして、無事イベント自体は終了したのですが、施設が閉店するまで撤収作業ができず、その間でnoteを書いています。

こうして毎日小さな努力を積み重ねているので、人生が少しずつでも好転して欲しいのですが(笑)、イーロン・マスクさんの「成功習慣」の記事を読んでいると、若干慎重な見方が必要な気持ちにな

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