宗像淳

マーケティングで日本を元気に、世界を平和に!日本にコンテンツマーケティングを持ち込みま…

宗像淳

マーケティングで日本を元気に、世界を平和に!日本にコンテンツマーケティングを持ち込みました。本好き。福島県出身。安積高校、東大、ウォートン。富士通→楽天→ネクスパス→イノーバ創業11年目で、上場準備に向けて、絶賛採用中。昨年の社員数25名→40名。今年は80名まで増やします。

最近の記事

B2Bコンテンツマーケティングの状況(調査レポート)

世界的なコンテンツマーケティングブームの立役者でもあるContent Marketing Instituteが、B2Bコンテンツマーケティングレポート(B2B Content Marketing, Benchmarks, Budgets, and Trends)を発表した。 このレポートは毎年一回発表されているが、コンテンツマーケティング領域でもっとも網羅的な項目で参考になる情報である。(Content Marketing Instituteに限らないけれど、自社が持ってい

    • リモートワーク疲れは本当なのか?

      リモートワークに反対する論調の一つとして、大きいのがリモートワークだと顔を合わせる機会が少なくなり、結果、従業員のエンゲージメントが下がり、孤独感を感じたり、従業員満足度が低下するというものが一般的であった。 ただし、私が見つけたハーバードビジネスレビューの記事によれば、必ずしも、エンゲージメントが低下している訳ではなく、むしろ、オンラインミーティングのやり方を工夫するなどして、リモートでの交流(エンゲージメント)を取り戻しつつあるとのことである。(調査データは、米国のもの

      • ディマンドウォーターフォールって何?

        最近、以下のような声を良く聞く。 マーケティングの施策の成果がわからないコロナをきっかけにメルマガやウェビナーを始めてみた。一定の手ごたえは出ている。ただ、手探りで始めたので、これでいいのか、悪いのかがわからない。 そもそも、KPIが設定できていない。あるいは、KPIも自己流で設定している。これでいいのかわからない。 マーケ活動が受注に貢献できているのかわからない。 あるいは、もう少しデジタルマーケティングの取り組みが進み、マーケティング、インサイドセールス、フィール

        • Shutter Stock格付けダウン

          AIの影響で、Shutter Stockというグローバルのストックフォトの会社の格付けが引き下げられ、株価が下落している。Generative AIという分野だが、いよいよ実用フェーズに入ってきて、既存企業のビジネスに影響を与え始めているようだ。 ーーーーーーーーーー 投資会社のJMP証券が、シャッターストックのコアとなるストックフォト分野でGenerative AIとの競争が激化しているとして格付けを引下げ。株価が下落。 ジェネレーティブAIはまだ「初期」だが、認知度が

        B2Bコンテンツマーケティングの状況(調査レポート)

          嬉しい報告

          嬉しい報告です。 弊社のお取引先のご紹介で、別のお客様の案件をご紹介いただけました。 弊社のお取引先のミーティングに出てらっしゃった経営コンサルの方が、イノーバの定例会の進め方に関心されて、お客様にご紹介いただいたという経緯があります。これも、担当してくれた社員の頑張りのおかげかと思います。心から感謝です。ありがたい限りです。 該当のお客様は、リアルの店舗ビジネスをされているメーカー様で、ECサイトを強化すべく取り組んだ。サイトリニューアルとコンテンツ強化を行ったものの

          嬉しい報告

          日本の中小企業は、護送船団型、下請け・孫請けモデルから脱出せよ

          イノーバは、「マーケで日本を元気に!」っていう事でやってる会社です。そして、取引先の多くは、大手企業、ないしは、外資系です。なぜ、大手・外資系中心なのか。 イノーバは、マーケコンサルとコンテンツ制作の両方を提供する会社ですが、このようなサービスに付加価値を感じられるのは、大企業・外資系なのです。 新規開拓しない中小企業日本は、どうしても全体的にマーケリテラシーが低く、特に中小企業にマーケが分かる人はほぼ居ません。社長もわからないし、社員もわからない。もっというと、マーケの

          日本の中小企業は、護送船団型、下請け・孫請けモデルから脱出せよ

          Gartnerが注目する7 つの破壊的テクノロジー

          英語でDestructive Technologyというのがある。既存の市場やビジネスのやり方を根本から変えてしまう、という点で、「破壊的インパクト」を持つ技術を、Destructive Technologyと呼んでいる。 Gartnerのセールス領域をカバーするシニアディレクターのDan Gottlieb氏が2022年10月10日に興味深いレポートを発表しているので、以下にそのポイントを紹介したい。 2027 年までにセールス領域に破壊的影響を与える 7 つのテクノロジ

          Gartnerが注目する7 つの破壊的テクノロジー

          ABMトップ企業のCMOインタビューから考える日本のマーケティングの未来

          Marketing Maturity Modelを調べていたら、ABMソフトウェアを提供するDemandBaseのCMO Peter Isaacsonの記事にたどり着きました。(ちなみに、彼はすでにDemandBaseを離れています) ClickZのインタビューですが、日本のマーケティングの未来を考える上で、なかなか示唆深いので紹介しておきたいと思います。 ここ数年、マーケティングチームは、無差別にリードを生成することから脱却し、営業チームと協力して、ビジネスに最大の影響

          ABMトップ企業のCMOインタビューから考える日本のマーケティングの未来

          Marketing Automation Maturity モデル

          このNoteで繰り返し伝えておるが、日本は、アメリカのマーケティングの10年遅れである。そして、アメリカは、マーケティングのIT化が進んでいて、もともとマーケティングが得意な所がブーストされた感じがある。 日本がアメリカに追いつくには、到達ゴールや理想イメージを持つ事が重要だ。その観点では、マーケティングのMaturity Modelというものを参考にするのが良い。このMaturity Modelという概念、海外の調査会社やコンサル等が作り出した概念だが、マーケティング発展

          Marketing Automation Maturity モデル

          【米国データ】45%のマーケターがまだABMの初期段階に

          本ブログでも繰り返し伝えているが、日本のマーケティングはアメリカの10年遅れだ。これは、状況としては、明治維新の時の日本に近い。従って、まずは、虚心坦懐に海外の情報を摂取するのが大事と思っている。その文脈で、海外でのマーケティングの進展状況を定期観測するのが大事だと思っている。 ABMに関する調査データを見つけたので、概要を紹介する。 45%はまだABMの活用とプログラムのテストの初期段階 ABMの課題について、39%が投資対効果、38%が営業とマーケティングの連携。また

          【米国データ】45%のマーケターがまだABMの初期段階に

          マーケターもセキュリティ意識を持つ必要がある

          マーケターもセキュリティ意識を持つべきだというInc.の寄稿記事(寄稿者はZen Mediaという米国のBtoB PR、マーケ会社)。ポイントを紹介する。 マーケティングは、メールキャンペーンやコンテンツ開発などの戦略を考えがちで、セキュリティ対策は後回しにしがちだ。 しかしマーケティング担当者は、ますます消費者データを活用するようになっていて、セキュリティ対策の重要度が増している。 クッキーレス時代では、マーケティング担当者はファーストパーティデータを利用する。 5

          マーケターもセキュリティ意識を持つ必要がある

          リードスコアリング市場が2032年には51億米ドルに

          以下、プレスリリースからの抄訳 リードスコアリングソフトウェア市場は2022年に17億米ドル、2032年には51億米ドルに達し、CAGR11.6%で成長すると予測されている。 不動産業界が牽引。商業用不動産、住宅用不動産、工業用不動産、農業用不動産、不動産の賃貸。 金融・保険分野は、発展途上国、先進国を問わず、急速に拡大。 車両ローン、教育ローン、個人ローン、住宅ローン、農業ローンなど。 リードジェネレーションのソフトウェアとサービスは、過去のローン履歴、クレジットス

          リードスコアリング市場が2032年には51億米ドルに

          マーケティング提案メモ(伏字)

          弊社のお客様向けに僕が書いた来期のマーケ施策ディスカッション用のメモ伏字にしてはあるが、なんとなくイノーバがやってる事の雰囲気を感じてもらえるかと思って共有する。 日本企業の多くが、マーケティング予算を「なんとなく」取っている。昨年XXX万円使ったから今年も同額にしよう、あるいは、部長決裁のXX万円くらいなら通るのではないか?という具合。 本来ならば、マーケティング計画書を書かないといけない。担当している商品の現状と課題、目指すべき戦略目標が何か。市場の環境、自社製品の競

          マーケティング提案メモ(伏字)

          Twitterのマネタイズ強化に関する雑感

          Twitterがイーロン・マスクに買収されて、リストラ・コスト削減と、有料化によるマネタイズ強化に進んでいっています。買収金額は6.4兆円でその大部分は借入で賄っていますから、リストラ強行、マネタイズ強行は既定路線だろうと思います。 一方で、我々、Twitterユーザーとして気になるのは、マネタイズの仕方です。おそらく、一般利用者に対して課金を強化するのはWillingness to pay的に難しいので、マーケティング目的で使っている企業、インフルエンサーとかに課金強化し

          Twitterのマネタイズ強化に関する雑感

          自問自答

          最近BtoBマーケティング支援に参入する開始が増えているように思います。 「マーケティングで日本を元気に!」を旗印とする弊社としては、これは市場が拡大期に入ってきたと言うことで喜ばしい反面、イノーバの経営という面では、危機感も持っています。 かつてコンテンツマーケティングを日本に紹介した時には、タイミングも良く、かつ、メディアや大規模展示会など、露出もしたので、一時的に認知度はかなり高い状態でした。特に、マーケティング業界、広告代理店さんや制作会社さんの間では認知度が今で

          自問自答

          イノーバにお金があったら買収したい会社

          先ほど、商談した某分野の製造装置メーカーさん。 該当分野でもニッチな領域でやっていて、引き合いと既存客からの問合せで、じわじわ成長という会社です。 おそらく、社員のほとんどが技術系で、営業系の社員が少ない。キーエンスみたいな強力な営業がいれば、伸びるけど、そういう会社ではない。 でも、ものすごく技術を持ってて、マーケティングやったら、確実に売り上げ伸びる。(うちの社員で同業界出身者がいるので間違いないです) 売上3倍、5倍も夢ではない。 商談後に言った僕のセリフ、「イ

          イノーバにお金があったら買収したい会社