マーケティング提案メモ(伏字)

弊社のお客様向けに僕が書いた来期のマーケ施策ディスカッション用のメモ伏字にしてはあるが、なんとなくイノーバがやってる事の雰囲気を感じてもらえるかと思って共有する。

日本企業の多くが、マーケティング予算を「なんとなく」取っている。昨年XXX万円使ったから今年も同額にしよう、あるいは、部長決裁のXX万円くらいなら通るのではないか?という具合。

本来ならば、マーケティング計画書を書かないといけない。担当している商品の現状と課題、目指すべき戦略目標が何か。市場の環境、自社製品の競争力、競合状況などを踏まえて、マーケティングに求められる施策は何なのか?短期・中期・長期のプランは何か?

このような観点で、年間のマーケティング計画書を作って、四半期で見直していくのが妥当だろう。そして、マーケ施策の実行は、アジャイル型で月次、ないしは、週次で、施策を組み替えながら実行していくのが正しいと思われる。

会社の役員にそのままプレゼンできるようなマーケティング計画書が作れるようになれば、経営側とより戦略的な議論が出来るようになる。今は、まだBtoBマーケティングが出始めだから、完全に新規プロジェクト扱い。効果が出たら、ラッキーというレベル。

日本企業のマーケ予算は、アメリカ企業の1/50。そして、マーケティングの取り組みは10年遅れてる。マーケだけじゃなくて、営業組織も遅れている。日本企業のマーケ・セールスをアップデートしないと、日本の未来はない。

あ、ちょっと脱線した(笑)

では、マーケ施策メモの共有をする。


●●●●社様 来期のマーケティング施策に関して

1 大きな方向性
 今年同様
 +αチャレンジ

2 現状整理

2-1 出来た事

ザ・モデル型の商談創出モデルの運用
 リード獲得:主にSEO/展示会(セミナー)
 リード育成:主にメルマガ/セミナー/サイトコンテンツ

※コンテンツはSEOコンテンツ/ホワイトペーパー/ウェビナーアーカイブともに基本のコンテンツセットは大体整っている印象。
※ただし、現状のアポイントは●●●●中心なので、育成というよりもタイミングを捕まえるアプローチになっている。

2-2 課題
リードの分母を増やす事(顕在層狙いVS潜在層)
リードナーチャリングが上手く回せていない(特に●●●●、●●●●)
Pardotのリードナーチャリング
ABM的な大手アプローチ強化

リード管理の仕組みの改善
Salescloud/Pardotの導入

2-2 伸び代・あるべき姿について

2-2-1 ●●●●商談を増やすためには?

 基本:完全にタイミングをどう捕まえるかのビジネス
 ●●●●系リード・●●●●系リードの母集団を増やすのが大事
 もっと出展できる展示会を増やせないか?
 外部媒体への出稿を増やせないか?(月間●●●●的な?)
  (外部のオンライン媒体をチェックしたが、有効そうなものが少なかった)

 理想的には、●●●●タイミングが来ているリードを出来るだけ刈り取りたい
 顕在系ホワイトペーパーによるリスティング運用

 ●●●●の●●●●社様という認知度をあげる
 例えば、●●●●を訴求するような認知系の広告を出しにいく
 (マイクロアドのシラレルなど)
※ただし、認知度アップ系なので、短期的にコスパが悪くなる/効果測定の可視化に課題がある。

2―2-2 ●●●●系
●●●●と違い、タイミング問題が少ない。割と困っている会社が多い。
セミナーからの商談化が有効性高い。

2-2-3 ●●●●系/●●●●/●●●●(●●●●的な組織コンサル寄りのもの)
こちら、現状打ち出しが弱いと感じているので、パートナー連携も含め、商材強化が図れないか?

2-2-4 大手入り込みについて/ABM
従来中堅企業中小企業をターゲットだったが、今後●●●●含め、大手入り込みを強化したい。
ここに関しては、大手企業ならではのニーズ・課題が何か?それを解決できるA社ならではの強みは何か?という所の洗出しが必要となる。

やった方が良さそうな事
 大手企業を想定したカスタマージャーニーの作成
(社内ワークショップ OR 顧客インタビュー)

 上記に基づいた大手向けアプローチシナリオ作成/コンテンツ作成
  大手限定セミナー
  顧客社内での勉強会など。

2-2-5 育成シナリオの細分化
Pardotが入って細かいリード育成シナリオが出来るようになっているので、以下にチャレンジしたい。

 リード育成時のウェルカムキャンペーン
 業種判別→業種別育成シナリオ(業種別事例/業種別特集コンテンツ)
 ※上記をやるために、貴社の知見を訴求するための業種別強みコンテンツが必要
 ※想定ケースに対する課題解決例など。

2-2-6 企業規模別商談化タイミングの変更
大手企業は早め入り込みを図るため、早期のアポ化をトライしていく。

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