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2024年8月の記事一覧
「言霊(ことだま)」は「言騙し(ことだまし)」考
日本には、よく知られているように言霊信仰がある。受験問題で平安時代の文章問題だったか、見事な和歌をしたためたら、季節的に起こり得ない自然現象が起きた、なんてのも読んだ記憶がある。言葉には霊が宿り、それが自然現象にも影響する、という「願い」が日本人にはあるらしい。
まあ、自然現象に言葉が影響与えるのは無理としても、「予言の自己実現」という現象はよく知られている。「未来はこうなる」と予言すると、みん
強制と評価(比較)が、恐怖と嫌悪、苦手意識を生む
まだ息子が幼かった頃、でも物心がつくようになった頃、海辺に立った。あまりに広大な海に、息子茫然、立ち尽くした。「さあ海に入ろう、大丈夫、怖くないよ」とおじいちゃんおばあちゃんが手を引いたり背中を押したりするけど、そうするとよけいに怖くなるのか、海辺から遠ざかってしまった。
「ああ、小さい頃の自分と同じだなあ」と感じた私は、当時やってほしかった方法を試すことにした。息子の真横に立ち、一緒に海を眺め
「主体的」考・・・主体性原理主義も協調性原理主義も身勝手すぎ
「主体的」考。
最近は「主体的な学び」ということがよく言われている。しかし私には、この「主体的」という言葉がピンとこない。
どうもこの言葉は「子どもの主体性を重視するんだから、大人はそれを尊重するため、干渉はしてはならぬ、子どもの好きにさせてやらねばならぬ」という「主体性原理主義」と捉えている人が多いように感じる。それではうまくいかないだろう。ゲームや動画にいっちまう。「関係性」を無視してるか
イスラエルの人たちに考え直してもらう論理
貧富の格差が拡大し、生活が苦しくなっている人が増えていると指摘しても、指導層(あるいは指導層を支持する人たち)からはせせら笑う空気を感じていた。ツイッターでも「生活を改善したいなら努力したらいい」「努力と能力が足りないから貧しい」と笑い、切り捨てる言説が多かった。
指導層がそんな考えである間は、社会政策が変わるはずがない。いったいどうやったら指導層の考えを変えることができるのか?それを考えた末、
人工知能は子どもの指導ができるのか
(すでに人工知能の研究はスタートしており、教師の代わりを果たす人工知能がやがて開発されるだろう、という意見に対し)
私が「教育」という言葉が好きでない、ということに関連するんですけど、「教える」ことが子育て(教育)の全てだと考える、その前提がすでに誤りだと思います。目の前の子どもの家庭環境、交友関係、生育歴、様々な要素を加味して接し方を考える必要があります。そのためには、実は「足で稼ぐ」ことが大