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シノハラ

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記事一覧

あえて邪魔してゲームにする

きれいな字を書きたい願望が強すぎて時間がかかりすぎ、漢字プリントが億劫な娘(小3)。そこでわざとイケズを。
「ゆう名?ここは夕方の夕でいいやん」「体のし組?ここは四にしとこ。四組になってオモロイやん」とイイカゲンなことを教えたら「違う!」と言ってムキになってやり始めた。

それでも私は「次の字はこれにしとこうぜ〜」とちょっかいかけ続けたらついにプリント隠して私に見えないようにして書くように。私は「

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東大(国立大)が学費を上げずに済む方法

天下の東大が赤字、だから学費を上げたい、と。私は正直、反対。すでにこれまでに論じたように、東大が学費を上げれば全国の国立大に波及し、やがては慶応大塾長が述べたように年150万円に値上げする道が開かれるかも。それは日本の破滅を意味する。
https://note.com/shinshinohara/n/nfcc1f3643cb4
https://note.com/shinshinohara/n/n8

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"名を正す" ことからはじまる

"名を正す" ことからはじまる


名を正す

論語の子路第十三の三の一部「子曰、必也正名乎」のことです。弟子の子路が孔先生に「政治をするなら最初に何をされますか」とたずね「名を正す」と答えたとのことです。

「立憲」国家のはずなのに憲法で国民を縛ろうとしたり、「戦争が平和」で「裏金が還付金」だったりでは議論が成り立たないからです。このように名を正さなければめちゃくちゃになってしまうので、ここからはじめなければならないのです。

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期待する「信じる」から、任せる・委ねる「信じる」へ

私の名前は「信」だが、これまでも「特に信じているものはない」と述べてきた。「信じる」は、例えば「信じていたのに裏切られた」というフレーズに現れているように、「私の期待通りに動かなければ許さない」という意味になることがあるからだ。

こうした「信じる」は、ほぼほぼ「期待する」という言葉に置き換え可能。そして「期待」されると人間は気が重くなる。期待とは裏腹の行動を取りたくなる。アマノジャクになる。「期

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今の大学改革の方向性は、日本に「流血革命」を引き起こす

これは深刻。すでに修士・博士課程は外国人だらけ。そのうち大学教員は外国人だらけになる。日本人の大半は大学に進学できない「低学歴」の烙印を押され、金持ちの子弟のみが大卒に。そして金持ち子弟は同級生の外国人に馬車馬のように働いてもらい、彼らに投資だけしてその上がりで暮らす。
https://x.com/CCRmyZhUoxRcQBt/status/1799418259982467502?t=aLLgu

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関係性が情報を刻む

昨晩の人工知能の議論で、「なんでこんなに小さな脳みそに、80年もの記憶を残しておけるのだろう?」という話が。タンパク質の分子が一つすつ記憶しているのでは?なんて話も出たが、私は違うように思う。恐らく記憶は「関係性」に刻まれているのではないか。

このことは、遺伝子のことを考えるとわかりやすい。遺伝子の数の割に、人体はあまりに複雑。肝臓の細胞は、表面とその内部では形も機能も異なる。そうしたことが身体

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「伝える」より「伝わる」、「育てる」より「育つ」

言語化がうまい、わかりやすいと言ってもらえることが増えた。ただ、私自身、何か明確なコツみたいなのを言語化できてるわけではない。ただ、いつの間にか気をつけるようになってるのは「伝える」のではなく「伝わる」を意識しているかな、ということ。

どうやって伝えよう、と、自分を主語にしてしまうと、身勝手な表現が増える。情報が多すぎて分かりにくくなったり、論理がこんがらがってやはりわかりにくかったり、自分の気

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慶応大学塾長の提案は、経済的貴族を破滅させる

慶応大学の塾長が、国立大学の学費を150万円に、と発言して話題に。私立大学の苦境を反映してのことだろう。私大はなぜ苦しくなっているのか。2つほど思い浮かぶ。一つは少子化。子どもの数が減ってるのに私大はむしろ増えている。定員割れも増え、経営破綻する私大がやがて出てくるだろう。

もう一つ、案外ボディーブローのように効いてるのは、国民全体が貧しくなっていることにあるのではないか。私大に子どもを送り出す

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世界をアップデートする方法

私はもともと勉強ができず、物わかりの悪い人間としてスタートしているからか、「そんな説明じゃわからんよ、そもそも興味すらわかないよ」というところが気になるタチ。難しいことを難しい言葉のまま話すのは比較的簡単。だって、言い回しを丸暗記すりゃいいんだから。

でも、そんな語り口は、興味のない教科書の文章を読むようで、味気ない。理解できない。興味がわかない。つまりなんの役にも立たない。難しいことを難しく語

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「FIRE人」考

「FIRE」という生き方に憧れる人が増えているらしい。投資でお金を増やし、働かずに生きていくという生き方。これについてはいろんな人がすでに議論しているし、クロ現でも特集を組んでるくらいだからすでに意を尽くしているかもしれないけど、私なりに言語化してみる。

まず思うのは、FIRE人が増えると社会としては困ったことになるのだろうな、ということ。FIRE人はお金を払うけど、働かない。ということは、労働

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「森を見る」のは容易、「木を見る」のが超困難な時代

私の書き込みを見て「木を見て森を見ず、はいけませんね、森を見なければなりませんね、視野を広く持たなければ」というご意見が複数。私は逆だと思う。森ばかり見て木を見ないから木が荒れ、結果的に森も台無しにしてしまうのだと思う。もっと一本一本の木を丁寧に観察したほうがよい。

昔々は飛行機なんてなかった。遠くまで行ける自動車もなかった。ましてやインターネットもなかった。だから、広い視野でみること、俯瞰(ふ

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庶民のお金がお金持ちと外国人に捧げ物にされる構図

新NISAは、外国人投資家に売り抜けで儲けさせるだけなのでは?と感じる。バブルの頃、優良顧客を儲けさすため、零細投資家に株を買わせ、優良顧客に売り抜けさせるということを証券会社がやっていたのを聞いてる。もちろん零細投資家は大損。これと同じ構図が、国民全体で行われてるとすると・・・。

バブルの頃、土地ころがしという手法が行われていた。土地がどんどん値上がりしながら取引されてるように仲間うちで見せか

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赤ちゃんを「赤ちゃん扱い」することはできない

今、「ユマニチュード入門」を読んでる最中。クロ現でジネストさんの映像を見て衝撃を受けてからユマニチュードには強い関心を持っていたのだけど、ようやく本を読み始めることに。そして「ごっつ面白い」。まだ読んでる最中だけど、書かずにいられないのでちょっと書く。

高齢者介護を考えるこの本では、「赤ちゃんと接するとき」に自然にしてしまう動作・しぐさを見習っている。これ、拙著と奇妙にも強く符号している。
拙著

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奇妙な経歴

2001年入省の官僚の間では、私はちょっとした有名人だった。新人研修のとき、事務次官だろうが誰だろうがズバズバ質問するので、「どうせ篠原が質問するんだから最初からマイク渡しとけ」と言われるほど。当時の新聞で「今年の新人はえらくやる気がある」と評されていたのは、たぶん私のせい。

そんな私を蛇蝎の如く嫌う同期と、面白がる同期とにスパンと分かれた。そりゃまあ、これから出世したいと思う人間は、私と親しい

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