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一般社団法人ジュガール 支援者の支援

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2024年に立ち上げた一般社団法人ジュガールは、支援者の支援を柱に事業を行います。
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「支援者の支援」一般社団法人ジュガール設立しました。

「支援者の支援」一般社団法人ジュガール設立しました。

精神保健福祉士の和賀です。

2024年4月に一般社団法人ジュガールを設立しました。

株式会社ニイラがあるのに、
なんで??と思われるかもしれません。

ジュガールを設立するまでのことを何回か書いていきたいと思います。

1回目は、ジュガールってどんな意味?ジュガールとはインドで使用される熟語です。

「限られたリソースを活用し、創造的な方法で問題に対処する精神、賢明な選択と柔軟な対応を通じて困

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実習生との出会い、その後ソーシャルワーカー同士としての関係性。支援者自身の語りの大切さ。

実習生との出会い、その後ソーシャルワーカー同士としての関係性。支援者自身の語りの大切さ。

精神保健福祉士の和賀です。

私は20代後半位から実習生を担当しました。当時は実習担当の法定研修がない時代だったので、正直どうやって実習生と向き合ったら良いのかわからず手探りな状態でした。
精神保健福祉士や社会福祉士など資格者あるあるかもしれませんが、同職者同士のチームだと意外とお互いに踏み込まず仕事をすることがあります。個人商店の集まりのような感覚で、当たり障りなく会話して、実は色々感じていても

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【支援者の支援】支援者のパーソナルシンクタンクを作るためのプロジェクト0期参加者募集

【支援者の支援】支援者のパーソナルシンクタンクを作るためのプロジェクト0期参加者募集

精神保健福祉士の和賀です。今年の4月に一般社団法人ジュガールを設立しました。1つ目のプロジェクトの参加者を募集します!

私は精神保健福祉士として29年やってきました。私は自分の仕事が好きです。これまでもこれからも精神保健福祉士として仕事をしていきたいと思っています。
一般社団法人ジュガールは、人をケアする仕事が楽しい・好きと思える人を増やすことを目的として設立しました。
事業の柱として、支援者の

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雑談から始めよう。支援者のパーソナルシンクタンクを作るためのプロジェクト0期参加者募集中。

雑談から始めよう。支援者のパーソナルシンクタンクを作るためのプロジェクト0期参加者募集中。

精神保健福祉士の和賀です。

先日、プロジェクト0期の参加者募集を告知したところ、10名以上の方に参加希望の連絡を頂きました!ありがとうございます!

気になっている方もぜひご参加ください。お待ちしています。

さて、こちらのプロジェクト。何人かから言われたのは「よくわからない」「何のために?」というもの。他にもご意見も頂きました。確かにnoteを読んだだけで全てがわかるものではないと思います。

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専門職として過敏にならず敏感でありたい。

専門職として過敏にならず敏感でありたい。

こんにちは。和賀です。私はソーシャルワーカーの仕事が大好きです。26年やってきて、一度も辞めたいと思ったことがありません。二度同じ体験は出来ない醍醐味、人と人が出会いそこで生まれる変化。

もちろん、それは決してポジティブなことばかりではないけれど、ネガティブなことも含めて、飽きない仕事。やってもやっても答えには辿り着かない、実は答えなんてない世界。

自分の人生を生きながら、出会う人の人生を少し

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専門職あるある『ソーシャルワーカー』として家族の中にいること

専門職あるある『ソーシャルワーカー』として家族の中にいること

こんにちは。和賀です。先日、後輩のソーシャルワーカーと話していて思わず、それ「専門職あるあるなのかもね」という気付きがありましたので今日はそのお話。

ソーシャルワーカー(SW:Social Worker)とは、病気や障害、老化による機能低下などによって生活に問題を抱える人やその家族に対して、適切な助言・支援を行う人のことです。(リンク先より引用)

ソーシャルワーカーは、相談を聞くだけに留まらず

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「自己開示」ではなく「自己覚知」。恋バナは侮れない。

「自己開示」ではなく「自己覚知」。恋バナは侮れない。

こんにちは。和賀です。今日お話ししたいテーマは「恋バナ」。
これ、若い人だけの話ではないと40代の私は思います。

いや、むしろ恋バナは生きている限り必要なテーマ。
そして、生きる源なのかもしれないと思うのです。

さて。いきなり何の話?という感じですが。私は特段恋多き女でもなく、恋愛上手でもありません。むしろ結婚するまではダメンズウオーカーでした。過去のメンズ達よごめんね。

私は、結婚して20

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福祉職あるある、タブー。

福祉職あるある、タブー。

こんにちは。和賀です。

福祉職は髪色は自由にしてはいけない?
爪はマニュキュアやジェルネイルをしてはいけない?

例えば。
こんな髪色のソーシャルワーカーがいてもいいと思うのです。

「マニュキュアを塗って、ボランティアをするのはダメだ」
先日、私の卒業大学でもある大正大学で学生さんに話す中で、学生時代のエピソードを話しました。障害児のボランティアサークルに入ってすぐに4年生の先輩から、「マニュ

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クィア・アイは支援職向けの教材にしたい

クィア・アイは支援職向けの教材にしたい

こんにちは。和賀です。
Netflixのクィア・アイの大ファンです。画面上のファブ5にいつも圧倒されます。今回6シーズンを観終わって、改めてファブ5の凄さに感動でした。

とにかくメッセージがシンプル。そして一貫性がある。衣食住は、人間にとって基本的に生きて上で必要なこと。そこへのアプローチは1人では出来ない。
5人の人柄とそれぞれのアプローチ。的を得た言葉やタイミング、そしてスキンシップ。その人

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未成年裁判@支援職の葛藤

未成年裁判@支援職の葛藤

話題のドラマを観て、深く考えさせられたこちら、『未成年裁判』全10話。
侮れない重量感というか観た後の身体の重さ。韓ドラにしては、話数が少ないと思ったけれども観た後の余韻がすごく、とても考えさせられました。

ありがちなの感想や正しいことを言いたいわけでもなく。自分のこと、これまで出会った人、今自分が感じていることを突きつけられたような気持ち。内容のネタバレはしたくないのですが、印象に残ったのが特

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支援者が”自分史”と向き合うタイミング

支援者が”自分史”と向き合うタイミング

こんにちは。和賀です。
私のライフワークで20代のソーシャルワーカー数人と交流を続けて1年になります。住んでいるエリアも年齢も違うけれど、抱えている悩みは一緒。
今日はそんなお話。

その関係は、経験や年齢は関係ない同志のような。1年のお付き合いの中で起こったさまざまな出来事を通して、それぞれに”自分史”を振り返る時間がありました。

支援者として働く時に起こる葛藤や障壁。これ、実は自分の中にある

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毒支援者にならないために。怒りと暴力、その背景にあるものとは。

毒支援者にならないために。怒りと暴力、その背景にあるものとは。

こんにちは。和賀です。今回、少し重めの話題です。精神医療の分野を初めて知る人には少し抵抗もあるかもしれないです。

福祉の研修の依頼で「虐待防止研修」「権利擁護」のテーマで話す時に思うことがある。現場を離れて3年が経ち、現場に今いないということと同時に福祉の現場を外から見ることが出来ると感じている。だからといって机上の空論というか綺麗ごとを言いたいわけではない。こちらの高木先生のnoteは2019

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士業・国家資格者のためのセルフケア~メンタルヘルス寺プログラム(in山梨)〜

士業・国家資格者のためのセルフケア~メンタルヘルス寺プログラム(in山梨)〜

こんにちは。和賀です。
5月は新緑の時期でもあり、ゴールデンウイークもあり、
「5月病」と言われる時期でもあります。

新生活、新学期を経て少し落ち着くような、
疲れがどっと出てしまうような時期ではないかと思います。

人は人といることで楽しさも共有しますが、どうしても気を遣うこともあり人との関係で疲れてしまう事もあります。けれども、人と全く話さないのは難しい。疲れを自覚して、疲れを癒したり自分時

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「支援者の支援」の大切さについて学ぶこと。クィア・アイシーズン7を観て。

「支援者の支援」の大切さについて学ぶこと。クィア・アイシーズン7を観て。

こんにちは。和賀です。
待っていたクィア・アイのシーズン7がNetflixで配信されました!!
クィア・アイは私にとっては受け取るものが多く、最近は倍速見することが多いNetflixですが倍速見することなく、感動が深くて一気見が出来ない!
一気見するのがもったいない!

「支援者の支援」を大事にしているから響くクィア・アイ
なぜこんなにも私はクィア・アイを観て泣くのだろう、心が震えるのだろうと思う

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