福祉職あるある、タブー。
こんにちは。和賀です。
福祉職は髪色は自由にしてはいけない?
爪はマニュキュアやジェルネイルをしてはいけない?
例えば。
こんな髪色のソーシャルワーカーがいてもいいと思うのです。
「マニュキュアを塗って、ボランティアをするのはダメだ」
先日、私の卒業大学でもある大正大学で学生さんに話す中で、学生時代のエピソードを話しました。障害児のボランティアサークルに入ってすぐに4年生の先輩から、「マニュキュアを塗って、ボランティアをするのはダメだ」と言われ。女性の先輩で、私から見るとめちゃくちゃ服装がイケテナイ(本当に失礼)と感じてました。
派手好きな私をまるで理解出来なかったのだとは思います。今から20年以上前の福祉の業界や、学生が圧倒的に私からしたら「ダサい人が多い」と感じていました。真面目で、お洒落にしていない。これは何かおかしいとも感じていました。
私は爪は伸ばしていないし、短い爪に塗っていたから相手を傷つける心配はない。
1年生の私は、マニュキュアをしボランティアをしてはいけない理由が納得が出来ず、「嫌です!」と言い返しそのまま自分のスタイルを貫いた、という話をしました。これがまさか学生さんのインパクトに残るとは思わなかったのです。
最後に、感想と質問がいくつか。はい!と元気に手を挙げてくれた女子学生さんの感想と質問が最高だったのです。
学生さん:和賀さんは豊かです!!!
わたし:???
学生さん:すごく楽しそうです。
わたし:すごく楽しいです。
学生さん:これは私的に最高の褒め言葉なんです!!
わたし:わ。ありがとうございます。嬉しいです。
このやり取りが、何ともおかしくてクラスのみんなも笑うその光景が何とも温かい。そして、この学生さんの言い方も絶妙に上からな言い方なのだけど、不快な感じがまるでなく、すごく清々しく可愛らしくて私としては大好物。
続いて、同じ学生さんから質問へ。
私も和賀さんみたいに自分で事業をやりたいと思います!
そのためにも経験を積むために一旦は就職をしたい。だけど、私は髪色とネイルにこだわりがあって、実習に行く時には髪色を黒にしてネイルも取らなきゃいけないのはわかっているけど。和賀さんがサークルの先輩に言い返したり、今も髪色やネイルをしていて良いなと思いました。これについては、どう思いますか?
と。
私自身は、病院に勤務している時には、出来なくて。でも、我慢するのも違うなあと感じていた。なぜ、ダメなのかは意外と明確ではなく、「髪色は大人しく、ネイルはダメ」という慣習があるのだと思うと伝え、実習は仕方ないけど、就職する時には自分のスタイルを貫けるところに就職をしたら良いと思うと伝えました。
学生さんは笑顔で「はい。そうします!」と。
「そうするべきもの」という慣習を違うと感じたら、変えていくのも大切
それは行動することで変えることに繋がると思うと伝えました。
福祉職も自由なスタイルで働けるようになるために、一緒に頑張りましょう!!と学生さんに言うと「一緒に頑張りましょう!」と二人の間で謎の一体感が生まれたのです。
好きなものや、大切にしたいものがあることや、それが近いことは年齢に関係なくグッと関係が近くなるという経験は誰にでもあると思います。
私をゲストスピーカーに呼んでくれた、大学院時代の友人でもある先生が「みんな、今日の講義は刺激的だったでしょう。なかなかこんなソーシャルワーカーはいないからね。貴重な時間だったね」と言って授業を締めていたのが、私としてはとても嬉しかったし、このような機会を与えられ学生さんに刺激をもらえ感謝しかないと感じる時間となりました。
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