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2023年最後の活動は静岡駅周辺スナップ会でしたので振り返りをしたい!【しずばぐマガジン#14】

2023年最後の活動は静岡駅周辺スナップ会でしたので振り返りをしたい!【しずばぐマガジン#14】

明けましておめでとうございます!
はじめまして!SSBメンバーのにるです。

この度、ずっとずぅぅぅっと参加したくて堪らなかった念願のスナップ会をメンバーのけーさんと一緒に自分が主催する形で開催させていただきました!

場所は静岡市の中心街。
アクセスのしやすさからか集まってくれた人数はなんと過去最高の9名!!!
野球チームが作れちゃうくらいの人数が集まってくれました!

ほぼ初めましてな人たちが

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俳句読みくらべ  ~現代語俳句と古語俳句~

俳句読みくらべ ~現代語俳句と古語俳句~

現代語の俳句と古語の俳句をならべて
読みくらべてみようという記事です

楽しんでいただけたら幸いです

春夏秋冬・新年の句を
それぞれならべてくらべていきます

古語俳句は
古語・歴史的仮名づかい・古典的切れ字を
基本にして、

現代語俳句は
現代語・現代仮名づかい・現代的切れ字を
基本にして
それぞれ詠んでいます

読みくらべ
~古語俳句と現代語俳句~

◇ 春の句 ◇

「梅の花」

古語俳句

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【ライバル作家】太宰と三島、漱石と鴎外、大江と開高!!

【ライバル作家】太宰と三島、漱石と鴎外、大江と開高!!

大江健三郎と開高健。
二人は同時代を生き、好敵手だった。

作家にはこうしたライバルの
組み合わせがある。
ライバルでなく、
似たタイプという組み合わせも。

夏目漱石と森鴎外。
芥川龍之介と内田百閒。
太宰治と三島由紀夫。
川端康成と谷崎潤一郎。

海外なら、
チャールズ・ブコウスキーと
レイモンド・カーヴァー。

漫画なら、
手塚治虫と水木しげる。

詩歌なら、
谷川俊太郎と長田弘。
石垣りん

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スナップという名の無許可撮影

スナップという名の無許可撮影

富士フィルムの公式youtubeに対して世間の目は冷ややかです。

それは当然の結果だと思うのです。

無断で撮った人物写真をアートだ!

なんて言っているカメラマンたちのエゴは

一般人にとっては恐怖でしかないのです。

今までは反対の声をあげる事が出来なかった一般の人たちが、SNSを中心に悪しき写真界隈の伝統にNoを突きつけています。こんな動画をオフィシャルにアップする富士フィルムのセンスは本

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歴史の扉 No.16 日本茶の世界史

歴史の扉 No.16 日本茶の世界史

かつてイギリスでも緑茶が飲まれていた

日本茶のヨーロッパへの輸出は古くはオランダ東インド会社にさかのぼる。取り扱ったのは嬉野茶で、平戸から積み出された。

ヨーロッパというと今では紅茶緑茶というイメージが強いが、当時「茶」といえば緑茶が主流だったのだ(影踏丸さんの記事を参照されたい)。

オランダが平戸から積み出した嬉野茶も緑茶だ。1557年にマカオに居住権を手に入れたポルトガルも、ここで中国商

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空海に興味を持ったきっかけは、小学校の図書館にあった学習マンガだったという話

空海に興味を持ったきっかけは、小学校の図書館にあった学習マンガだったという話

しばらく前から『吽字義』や『秘密曼荼羅十住心論』など、弘法大師 空海さんの書かれたものの周辺を読んでいる。

空海と言えば、おかざき真里さんによる『阿・吽』という漫画もおすすめである。空海と最澄の物語を知る上でも一読の価値があるし、なにより「線」がいい。

清、濁、貴、賤、喜びも憎悪も、迷いも智も。

同じ「線」が真逆に対立するはずのふたつのことを共に描き出しつつ結び合わせていく。

漫画という方

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ニコラス・エヴァンズ 著 大西正幸、長田俊樹、森若葉 訳 『危機言語 言語の消滅でわれわれは何を失うのか』 京都大学学術出版会

ニコラス・エヴァンズ 著 大西正幸、長田俊樹、森若葉 訳 『危機言語 言語の消滅でわれわれは何を失うのか』 京都大学学術出版会

以前にも書いたように、毎週木曜日の昼休みの時間に職場で勉強会がある。11時30分から12時までの間に2人、ひとり15分で何事かを語るというものだ。6月29日に私の番が廻ってきた。最初は昨年9月で、2回目は今年3月、今回が3回目だ。本当は昨年12月に2回目が巡って来たのだが、相方が30分使いたいというので譲ったのである。

初回は百人一首にもある崇徳院の

を取り上げて日本語について思うところを語っ

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言語「生成」の究極へ -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(番外編)

言語「生成」の究極へ -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(番外編)

クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を意味分節理論の観点から”創造的”に濫読する試みの第33回目ですが、今回は「番外編」として、言語の「生成」について書いてみました。

言語の生成といえば、まさに「生成AI」。

人間が生成する言語

AIが生成する言語

あるいは、言語それ自体が生成する言語(?!)

その違いについて考えてみたいと思います。

これまでの記事はこちら↓でまとめて読むこと

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歴史の扉Vol.12 カレーの世界史

歴史の扉Vol.12 カレーの世界史

カレーライスは日本の「国民食」と呼ばれる。もちろん、「カレー」は日本由来のものではなく、「本場のカレー」というべきものがあろうことも知った上でのことだ。日本のカレーライスを「インド料理」だと思って食べる人など、そうそういないだろう。

ただ、カレーが「インド料理」なのかというと、これまた難しい。
「カレーという料理はインドにはない」という話は割合知られるようになったが、そのルーツは複雑だ。

ムガ

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想像力とはなにか、について考える。

想像力とはなにか、について考える。

想像力とはなにか。

それは「遠くにあるものを近くに感じるための能力」である。たとえば健康な若者にとっての老いや病は、自分からうんと遠いところにある話だ。ましてや死など、遠いどころの話ではない。自分にも自分の大切な誰かにも、そんなことは永遠に訪れないかのように生きている。一方、老人にとっての老いや病は、いかにも身近な話題だ。老いは確実にやってきているし、なんらかの疾病を抱えていることも多いだろう。

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絵本はやさしい哲学書なのかもしれない

絵本はやさしい哲学書なのかもしれない

昨日(12月30日)は、毎年恒例の「必ずこれをテレビで見ないと年を越せない!」と年々自分の中で大きくなってきたNHKの番組「ドキュメント72時間」を6時間半ぶっ通しで見ました。

どのエピソードもたくさん得るものがあり、感動しっぱなしでした。

とくに「絵本専門店」は本放送からの2回目でしたが、やっぱり良かっです。自分の中ではダントツの1位でした。

店主さんの大人に向けての絵本の読み聞かせ。見て

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オンライン執筆教室に参加したんだよ

 こんにちは、はじめまして。すずうみと言います。

いつもは好きな舞台を観に行ったり、たまに映画館に足をはこんだり、気が向いたときに応援している俳優さんにファンレターを送ったりしています。

今回、倉園さんとF太さんが開かれた、自分を緩ませて解きほぐす文章を書くための1ヶ月オンライン執筆教室という講座に参加させていただきました。

1か月でどれくらい文章に変化があったのか、レポートを書いていきたい

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詩 押し花

詩 押し花

古くなった名作文学全集の
黄ばみの入った頁をめくる
そこにはさんだ一輪の押し花が
結局季節を見送った
夏に始まり夏に終わらせた
ひとりの少女の純欲は
年月を閉じ込めた古本の匂いのように
か細い糸に絡みつく遠い出来事

花の汁跡が残る紙を外せば
挿絵から立ち上る
アルト・ハイデルベルクの
青臭い約束が胸に沁みる

できあがった押し花を
どうしようと考えていたのか
窓の外
まだ強い影を作る欅が葉を揺ら

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クリームパスタの奥行、ひと品ごとの驚き。ドルチェまで隙なく、ひと皿ごとに、めくるめく美味にひたる時間。

クリームパスタの奥行、ひと品ごとの驚き。ドルチェまで隙なく、ひと皿ごとに、めくるめく美味にひたる時間。

幕開けの「夏のレモンスカッシュ」の
とろりとした甘さの厚みは、
その日のコースのクオリティを予感させた。

Stuzzichinoと書かれた前菜前の
スナックは、「鰻パイ」(見出し画像)。
那須育ちとは思えぬ、ふっくらと
焼かれた鰻の身を、じんわりと味わってから
サクリとしたパイ生地を合わせると、
その軽さに、なお鰻のタレ焼きの
甘く濃い味わいが浮き立つ。

前菜の、サラダの中に映えるオマール海老

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