コスパに優れた答えを差し出すのではなく。
学校は、だれのものか。
そう問われればみんな、生徒のものだと言う。学校とは、生徒(児童・学生含む)が学ぶための場としてつくられたものだ。なにをいまさら聞いているんだと話を閉じる。しかしながら制度としての学校を設計するのは、おとなである。コンテンツとしての授業を提供するのは、教師である。そしてなにより、教師はずっとそこにいる。入学式の日に生徒を迎え入れ、卒業式の日に生徒を見送る。そしてまた次の年度に、あらたな生徒を迎え入れる。なのでどこか、生徒は「お客さん」のように学校に籍を