Yuka Kato

翻訳者。note.では写真や執筆作品をぼちぼち投稿しています。

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    かねてから企画していた、私が撮影した写真に物語や詩などを付けていくという試みです。ちょっと難しいのですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。

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電子書籍『藤の兄弟』を出版しました

短編小説『藤の兄弟』をKindleにて出版いたしました。 大正時代を背景に、少年の葛藤を描いた作品です。去年出版した『南天の枝/干し柿の味』に続いて再び日本近代文学風を狙いましたが、前作もよりストーリー重視な作品に仕上がった……と思います。ぜひ皆様にもお読みいただき、感想など寄せていただけるととても嬉しいです。 表紙は『ルーウィン』『南天の枝』と同様、友人のアーサー・ハットンさんに描いていただきました。また、出版に関する作業・手続きに関わってくださった福光潤氏に厚くお礼申

    • 春の風には弾みがある。(と思う)

      • 植木鉢

         極々一般的な、築三十年ほどの、小さなアパートの三階。くすんだコンクリートの外壁を覆うのは、葉がほとんど落ち、息も絶え絶えといった様子の蔦。  そこの一室の、慎ましやかなヴェランダで、私はいくつかの花を育てている。大したものではないけれど。スーパーマーケットやホームセンターで安く仕入れてきた、日日草、フィエスタ、ゼラニウムなどの鉢を、ぽつぽつと置いて、おざなりに世話をしているのだ。それでも、これらの花が、一年を通じて代わる代わるに咲いてくれれば、私にとっては束の間の目の保

        • 宮城道雄の『春の海』を聴いていると、海というよりはお屠蘇の流れるせせらぎを連想してしまいます。皆様、明けましておめでとうございます!

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        記事

          何年か前、「『暖冬』と聞くとまっさきに富士山と蜜柑を想う静岡県民脳」などという自由律俳句を考えたものですが、最近ではスーパーマーケットの軒先に巨大な白菜と大根、そしてつやつやとした皮の蜜柑が置かれているのを見て、「穏やかな冬だなあ」とぼやいています。

          何年か前、「『暖冬』と聞くとまっさきに富士山と蜜柑を想う静岡県民脳」などという自由律俳句を考えたものですが、最近ではスーパーマーケットの軒先に巨大な白菜と大根、そしてつやつやとした皮の蜜柑が置かれているのを見て、「穏やかな冬だなあ」とぼやいています。

          冬の寒さに思うこと

          一、「腹が立つ」  冬の朝と夕方、ひどいときには日中にも吹き付けてくる風に、苛々させられることがある。それも、冬季に関東地方または太平洋側の地域で吹く「からっ風」ではなく、やや弱めにちょろちょろとしている冷風のほうが私の神経を逆撫でする。  何だかこう、プラスチックの下敷きや薄い紙束のようなもので顔の表面をぴしぴしと叩かれているかのように感じるからだ。しかも、それがまるで刺すように冷たく、ついでにしつこいから、そのしつこさにも腹が立ってくる。これなら、容赦なしに殴打してく

          冬の寒さに思うこと

          Alpha Shallows

          Alpha Shallows

          晩夏の夕暮れ

          晩夏の夕暮れ

          今日は中秋の名月ということで、ピンク・フロイドの『狂気』(英題だと『月の暗いほう』)を聴いています。このアルバムをまともに楽しめるようになるまでには結構な紆余曲折がありました。

          今日は中秋の名月ということで、ピンク・フロイドの『狂気』(英題だと『月の暗いほう』)を聴いています。このアルバムをまともに楽しめるようになるまでには結構な紆余曲折がありました。

          雨の勢いもいよいよ増してきた。ここまで激しいと、雨に家ごと封じられているような感覚がある。

          雨の勢いもいよいよ増してきた。ここまで激しいと、雨に家ごと封じられているような感覚がある。

          牧場に住んでいるわけではないのだが、先日は散歩中のヤギ(近所で誰かが飼い始めた)、昨日は道路を横断している馬(農業高校の近くで)に遭遇した。次はどんな動物に会うのだろうか。

          牧場に住んでいるわけではないのだが、先日は散歩中のヤギ(近所で誰かが飼い始めた)、昨日は道路を横断している馬(農業高校の近くで)に遭遇した。次はどんな動物に会うのだろうか。

          『徒然草・方丈記』をやっとのことで読み終えました(もちろん現代語訳つき、しかも抜粋もの)。原文もとりあえず見た感想としては、自分にとっては『徒然草』より『方丈記』のほうが読みやすかった印象です。『方丈記』のほうが古いはずなのになぜだろうと思ったら→

          『徒然草・方丈記』をやっとのことで読み終えました(もちろん現代語訳つき、しかも抜粋もの)。原文もとりあえず見た感想としては、自分にとっては『徒然草』より『方丈記』のほうが読みやすかった印象です。『方丈記』のほうが古いはずなのになぜだろうと思ったら→

          散歩をしていたらこれまた散歩中のヤギに遭遇。草を食んでいたのが(私ではなくてヤギが)、こちらを見るやいなやさも驚いたという風に飛び退っていました。ヤギでもそんな、人間のような反応をすることがあるのですね。

          散歩をしていたらこれまた散歩中のヤギに遭遇。草を食んでいたのが(私ではなくてヤギが)、こちらを見るやいなやさも驚いたという風に飛び退っていました。ヤギでもそんな、人間のような反応をすることがあるのですね。

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          静岡県庁別館の展望台から

          静岡県庁別館の展望台から

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          第二東名と夏の雲、公園など

          第二東名と夏の雲、公園など

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          猛暑で図書館通いはできそうにないので、当面はうちにあった『徒然草・方丈記』(現代語訳付き)と『風姿花伝』に向き合う予定です。夏の宿題になりそうだな。

          猛暑で図書館通いはできそうにないので、当面はうちにあった『徒然草・方丈記』(現代語訳付き)と『風姿花伝』に向き合う予定です。夏の宿題になりそうだな。