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超常現象に関する本のレビュー集

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超能力、UFO、幽霊などの心霊現象、未確認動物(UMA)、超古代文明、魔術など、オカルト的なことに関する本のレビューを集めてあります。
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#心霊写真

続 あなたの隣の「怖い噂」―都市伝説は進化する

続 あなたの隣の「怖い噂」―都市伝説は進化する

続 あなたの隣の「怖い噂」―都市伝説は進化する

 日本の都市伝説を、たくさん集めて、紹介した本です。

 どこかの芸人さんの本と違って、「都市伝説」と言いつつ、自分で作った話や、盛り過ぎた話を載せたりはしていないようです(笑)
 文章に、気負ったところや、扇情的なところがありません。

 わかりやすく、冷静な文章で、都市伝説が紹介されています。
 題名に『怖い噂』とあるように、怖い話が多

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ぼくらの昭和オカルト大百科 (大空ポケット文庫)

ぼくらの昭和オカルト大百科 (大空ポケット文庫)

ぼくらの昭和オカルト大百科 (大空ポケット文庫)

 一九七〇年代の日本に巻き起こった、オカルトブームを回顧した本です。
 当時をリアルタイムで体験した方には、非常に懐かしい本でしょう。一読の価値があると思います(^^)

 そもそも、表紙の絵からして、キています(笑)
 この表紙は、五島勉【ごとう べん】氏の『ノストラダムスの大予言』シリーズのパロディなんですね。このシリーズは、一九七〇年

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謎解き超常現象DX

謎解き超常現象DX

謎解き超常現象DX

 超常現象を、懐疑的に解説している本です。
 というと、何だか、難しそうですね(^^;

 内容は、難しくありません。世の中で不思議に思われている現象の正体を、わかりやすく解説している本です(^^)
 超能力、UFO、心霊現象、未確認動物(UMA)、超古代文明といった分野が、取り上げられています。いわゆる、オカルトとか、スピリチュアルとかいわれる分野ですね。

 こう

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謎解き超常現象3

謎解き超常現象3

謎解き超常現象3

 テレビや雑誌やネットには、不思議な話があふれていますよね。
 「心霊写真が撮れた」とか、「UFOを目撃した」とか、「大災害を予知していた予言者がいた」とか。

 こういった話は、わくわくしますね。でも、本当なんでしょうか?
 真実を知りたいと思いませんか?

 そういう方には、本書は、ぴったりです(^^)
 超常現象を「懐疑的」に調査する団体、ASIOSの著作だから

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謎解き 超常現象

謎解き 超常現象

謎解き 超常現象

 UFOや超能力、心霊現象といった、不思議な現象の正体に迫った本です。
 オカルトマニアは、ぜひ、読むべきですね(^^)
 そうでない人も、読んで面白くないことはありません。初心者にもわかるように、丁寧に説明されているからです。

 本書を貫くのは、懐疑的なスタンスです。
 「懐疑的」とは、不思議な現象を、頭から信じるのではなく、また、頭から否定するのでもありません。

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人はなぜだまされるのか (ブルーバックス)

人はなぜだまされるのか (ブルーバックス)

人はなぜだまされるのか (ブルーバックス)

 本書を読むと、ヒトとは「だまされやすい生き物」であると、わかります。
 より正確にいえば、「現代の生活の中では、ヒトは、だまされるようにできている」となります。

 なぜ、ヒトは、だまされやすいのでしょう?
 簡単にだまされるなら、生きてゆくのに不自由なはずですよね?
 そんな不利な性質が、代々、受け継がれるはずがないのですが?

 本書が

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心霊写真―メディアとスピリチュアル

心霊写真―メディアとスピリチュアル

心霊写真―メディアとスピリチュアル

 心霊写真を、美術史の視点から、分析した本です。
 心霊写真の本は、世にあまたあります。が、本書の視点は、他に類を見ませんね。非常に斬新だと感じました。

 心霊写真という題名からして、書店では、サブカルチャーの棚に置かれることが多いです。
 けれども、本書を分類するならば、サブカルチャーではなく、「美術・美学」の棚に置くべきでしょう。

 本書には、

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心霊写真 不思議をめぐる事件史

心霊写真 不思議をめぐる事件史

 うわー、うっかりして、連続投稿記録を途切れさせてしまいました。悔しいです……。
 それはともかく、今回も、読んだ本の書評を投稿します。

心霊写真 不思議をめぐる事件史

 題名と、表紙の感じからすると、「怖い『心霊写真』を集めて、人を怖がらせようとしている本」に見えますね。
 ところがどっこい、この本は、そんなものではありません。

 この本の内容は、硬派です。学術派、と言ったほうがいいか

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お化け屋敷で科学する!

お化け屋敷で科学する!

お化け屋敷で科学する!

 お化け屋敷と科学とは、まるで関係がなさそうですね。
 でも、この本を読むと、関係があることがわかります(^^)

 お化け屋敷とは、「恐怖を感じて楽しむ」ために行く場所ですね。この「恐怖」がポイントです。
 この本は、「ヒトは、なぜ恐怖するのか?」について、説明しています。

 恐怖とは、感情の一種ですね。感情をどこで感じているのかといえば、脳です。
 この本

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魔女の伝言板―日本の現代伝説

魔女の伝言板―日本の現代伝説

魔女の伝言板―日本の現代伝説

 副題に『日本の現代伝説』とありますね。現代伝説=都市伝説、と考えて、ほぼ間違いはありません。
 つまり、これは、都市伝説の本です。

 二〇一一年現在からすると、「ちょっと昔」の都市伝説を取り上げています。一九九〇年代の都市伝説ですね。
 とはいえ、二〇一一年現在でも、「これ、最近、聞いたなあ」という話もあります。
 もちろん、二〇一一年現在では、あり得な

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オカルトの帝国―1970年代の日本を読む

オカルトの帝国―1970年代の日本を読む

オカルトの帝国―1970年代の日本を読む

 副題にあるとおり、一九七〇年代の日本社会について、語った本です。
 かすかにでも、当時を覚えている日本人であれば、読んで損はありません。

 それは、単に、「郷愁を呼び起こされるから」ではありません。
 当時を知らない人でも、十二分に読む価値があります。
 なぜなら、現在の日本社会の、「ある一部分」の基礎が作られたのが、一九七〇年代だからです。

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地方発 明治妖怪ニュース

地方発 明治妖怪ニュース

地方発 明治妖怪ニュース

 同じ編者―湯本豪一【ゆもと こういち】さん―の『明治妖怪新聞』の続刊に当たる本です。
 明治時代の、怪しい事件の新聞記事を集めています。妖怪やら、幽霊やら、人を化かす狐や狸やらのニュース(!)が集められています。

 ぜひ、『明治妖怪新聞』と合わせて読んで下さい。楽しさ倍増です(^^)
 『東スポ』の血脈は、明治時代から続いているんだな、とわかります(笑)

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