弟切千隼

生物学、神話・伝説、漫画・アニメなどについて書くライターです。専門は、神話や伝説にしか…

弟切千隼

生物学、神話・伝説、漫画・アニメなどについて書くライターです。専門は、神話や伝説にしか登場しない、幻想植物です。おそらく、日本唯一の幻想植物研究家です。二〇二二年現在で、百種以上の幻想植物の伝承を確認しています。 noteでは、昭和の時代の漫画・アニメ文化について書くつもりです。

マガジン

  • 弟切千隼のレビュー集

    弟切千隼が読んだ本のレビューを集めてあります。ジャンルはばらばらですが、動植物関係と、神話・民話・伝説関係が多いです。

  • 植物に関する本のレビュー集

    題名のとおり、植物に関する本のレビューを集めてあります。すべて、私、弟切千隼が読んで書いたものです。

  • 地方出版社の本のレビュー集

    東京以外の地方の出版社が出している本のレビューを集めてあります。日本の出版社は、極端な東京一極集中ですが、他の地方でがんばっている出版社もあります。そういう出版社を応援したくて、レビュー集を作りました。

  • 動物に関する本のレビュー集

    動物に関する本のレビューを集めてあります。哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類という脊椎動物から、昆虫を含む節足動物、貝類などの軟体動物、ミミズなどの環形動物といった無脊椎動物まで、取り上げています。

  • 古生物学に関する本のレビュー集

    古生物学に関する本のレビューを集めてあります。恐竜はもちろん、三葉虫、アンモナイト、フデイシ(筆石)、チョッカクガイ(直角貝)、マンモスやサーベルタイガー(剣歯虎)まで、古い時代の生物に関する本です。

最近の記事

日本の帰化生物 (エコロジーガイド)

日本の帰化生物 (エコロジーガイド)  外国から日本にやってきて、居着いてしまった生物を、紹介した本です。  動物と植物と、両方載っています。  本書では、帰化生物という言葉が使われていますが、最近では、外来生物と呼ばれるほうが多いですね。  帰化生物(外来生物)は、自然にそうなったのなら、問題にはなりません。  ところが、近年は、人間によって、大量に、急速に、帰化生物(外来生物)が生まれています。これは、大問題なのです。自然の許容量を越えているからです。  

    • 絶滅哺乳類図鑑

      絶滅哺乳類図鑑  絶滅した哺乳類を、まとめて紹介した本です。  丁寧なイラストが、たくさん載っています(^^) 人類登場以前に絶滅した種が多いので、写真はありません。  解説も、簡潔で、わかりやすいです(^^)  簡潔すぎて、もの足りない方も、いらっしゃるかも知れませんね。でも、それは、仕方がないと思います。絶滅哺乳類は、わかっていることが少ないからです。  恐竜図鑑は世に多いのに、絶滅した哺乳類の図鑑は、ほとんどありません。  本書は、貴重な資料です(^^)

      • 毒虫の飼育・繁殖マニュアル

        毒虫の飼育・繁殖マニュアル  世間一般で、「毒虫」と思われている生き物の飼育マニュアルです。  クモ、サソリ、ムカデ、ヤスデ、サソリモドキ、ウデムシ、ヒヨケムシなどが載っています。  毒虫といっても、昆虫は、一種も載っていません。昆虫以外の節足動物【せっそくどうぶつ】が、紹介されています。  また、題名に反して、毒を持たない生き物も、取り上げられています。あくまで、世間的に「毒虫」と思われているというだけの生き物です。  もちろん、中には、本当に危険な毒虫も、載

        • 学校の怪談―口承文芸の研究〈1〉 (角川ソフィア文庫)

          学校の怪談―口承文芸の研究〈1〉 (角川ソフィア文庫)  学校という場で、生徒たちによって語られる怪談について、書かれた本です。  民俗学的な視点から、解説されています。  著者は、有名な民俗学者の常光徹【つねみつ とおる】さんです。  この人の、この本から、「学校の怪談」ブームが始まりました。常光さんは、学校の教員だった経験を生かして、実際に、子供たちから、「学校の怪談」を聞き取り調査しています。  とはいえ、怪談を読んで楽しみたい人にとっては、本書は、「違う

        日本の帰化生物 (エコロジーガイド)

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          新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2

          新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2  とても有名なファンタジー小説、指輪物語の第四巻です。  このあたりまで読み進められれば、だいぶ勢いが付いていて、この後も読みやすいものと思います。  モリアの坑道の場面から、始まります。ここで、フロドたちの一行は、恐るべき敵、バルログに襲われます。  バルログの前に立ちふさがった魔法使いガンダルフは、バルログと共に、暗闇の中へ落ちてしまいました。  ガンダルフを失って、一行は、悄然【しょうぜん】とします。この場面では、読者も

          新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2

          新版 指輪物語〈3〉旅の仲間 下1

          新版 指輪物語〈3〉旅の仲間 下1  とても有名なファンタジー小説、指輪物語の第三巻です。  この巻で、ようやく、旅の仲間が全員揃います。  この前の巻までは、フロド、サム、メリー、ピピンのホビット四人に加えて、人間の馳夫【はせお】(=アラゴルン)でした。五人ですね。  この巻では、魔法使いのガンダルフ、人間のボロミア、ドワーフのギムリ、エルフのレゴラスが、旅の仲間に加わります。一挙に賑やかになります。  けれども、この巻の段階では、旅の仲間の思惑は、みな、違

          新版 指輪物語〈3〉旅の仲間 下1

          新版 指輪物語〈2〉旅の仲間 上2

          新版 指輪物語〈2〉旅の仲間 上2  とても有名なファンタジー小説、指輪物語の第二巻です。  この巻で、ようやく、主役のフロドたちの旅が始まります。邪悪な力を持つ指輪を捨てるために、フロドは旅に出ました。  この指輪は、普通の力では、破壊することができません。邪悪な指輪をこの世から消すには、火の山の火口に投げ込んでしまうしかありません。  何かを得るためにではなく、捨てるために旅をするという発想は、面白いですね。  フロドたちが火の山にたどりつくのは、まだ、はる

          新版 指輪物語〈2〉旅の仲間 上2

          新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1

          新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1  あまりにも有名なファンタジー小説、指輪物語の第一巻です。  名作であることは、間違いありません。  けれども、万人にお勧めできるかと言えば、そうではないと思います。  現に、私は、最初に読み始めた時、序章でリタイアしてしまいました。序章のホビット庄【しょう】の説明が、退屈だったからです(^^;  物語の舞台であるホビット庄を、説明しておきたいのは、わかります。  でも、物語が動きだす前から、いきなり延々と説明が続いても……

          新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1

          フェアリーのおくりもの―世界妖精民話集 (1983年) (現代教養文庫〈1096〉)

          フェアリーのおくりもの―世界妖精民話集 (1983年) (現代教養文庫〈1096〉)  ヨーロッパの妖精民話を集めた本です。  二〇一四年現在からは、三十年以上も前に出た本ですが、内容が古びて読むにたえないことは、ありません。もともと、素朴な民話を集めた本ですからね。  ヨーロッパといっても、全ヨーロッパは網羅されていません。地域に偏りがあります。  スカンジナビア、リューゲン島、ドイツ、スイス、イングランド、スコットランド、アイルランド、マン島、ウェールズ、ブル

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          フランス田園伝説集

          フランス田園伝説集  フランス中部のベリー地方に伝わる民話や伝説を集めた本です。  薄い本ですので、すぐに読めます。  ベリー地方は、著者のジョルジュ・サンドが居を定めた所です。彼女は、十九世紀のフランスに生きた文学者ですね。  サンドは、自ら創作するだけでなく、民間伝承を収集することにも努めました。本書は、彼女の労作です(^^)  表紙に『フランスの「遠野物語」と言うべき貴重な作品』とあるとおりです。  日本の『遠野物語』と同じく、ふしぎなものが登場する話が

          フランス田園伝説集

          ファラオのエジプト

          ファラオのエジプト  古代エジプト王朝のファラオたちを、年代順に紹介した本です。古代エジプト王の列伝です。  エジプト学の基礎となる知識を、与えてくれます(^^)  主なファラオは、すべて紹介されていますからね。必然的に、その王の治世に何が起こったか(王が何を起こしたか)が、紹介されています。古代エジプトの簡易な年代記となっています。  一人一人のファラオの記述は、それほど長くありません。何百人ものファラオを、一挙に紹介していますから、これは、仕方のないところでし

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          江戸の都市伝説---怪談奇談集 (河出文庫 し 10-4)

          江戸の都市伝説---怪談奇談集 (河出文庫 し 10-4)  題名のとおり、江戸でささやかれた不思議な話を、集めた本です。  怖い話、不可解な話、あさましい話、忠義に感心する話などがあります。  一つ一つの話は、短いです。すらすらっと、すぐに読めます。  文章は現代語訳されているため、読みやすいです。読めば、江戸時代の人々の心持ちが、わかります。  江戸時代には、仏神の奇跡があると信じられていましたし、仇討ちというものが、公式に認められていたんですね。やはり、現代

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          ケルトの木の知恵―神秘、魔法、癒し

          ケルトの木の知恵―神秘、魔法、癒し  ケルト民族の文化の中で、樹木が、どのような扱いを受けていたのかを、解説した本です。  樹木の種ごとに、解説されています。  とにかく、写真が美しいです\(^o^)/  ほぼ全ページに、見事なカラー写真が載っています。ページをめくって、写真を見るだけで、癒されます(^^)  解説文も読めば、樹木の生態や利用法、神話などについて、知ることができます。  ただし、「そもそも、ケルト民族とは何か?」といった、基礎的なことについては

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          世界の仮面 (みんぱく発見 (6))

          世界の仮面 (みんぱく発見 (6))  世界各国の仮面を紹介した本です。  大阪にある、国立民族学博物館(略称、みんぱく)が出している小冊子です。  薄い本ですので、すぐに読めます。  世界中の仮面の写真が、たくさん載っています。日本人の感性では、考えつかない仮面も多いです。写真を見ているだけで、楽しいです。  オセアニア、アフリカ、中南米などの文化は、普通の日本人には、馴染みが薄いですね。また、ヨーロッパや北米の仮面文化は、日本では、あまり紹介されません。

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          アジア遊学 (No.52) 徐福 アジア二〇〇〇年の青い鳥

          アジア遊学 (No.52) 徐福 アジア二〇〇〇年の青い鳥  勉誠出版から出ているムック『アジア遊学』の第52号です。徐福【じょふく】の特集号です。  徐福は、伝説の方士【ほうし】ですね。秦の時代の中国にいた人です。秦の始皇帝との逸話で、知られています。  中国を統一した後、始皇帝は、不老不死を強く求めるようになりました。そんな始皇帝に、不老不死の術を知っていると称する方士たちが、接近します。徐福は、その一人でした。  徐福は、始皇帝の命を受けて、不老不死の薬を入

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          仏教美術のイコノロジー―インドから日本まで

          仏教美術のイコノロジー―インドから日本まで  仏教美術が、どこで、どのように発達してきたのかを、解説した本です。  インド、中央アジア、中国、日本と、仏教の来た道筋を追っています。  仏教美術といえば、まず、仏像が思い浮かべられますね。  けれども、仏教美術に含まれるのは、仏像だけではありません。  本書では、蓮や聖樹など、仏教美術に現われる植物の表現について、取り上げられています。  これは、ありそうで、ないものです。  特に、蓮は、仏教美術にひんぱんに現

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