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妖怪、妖精、神、悪魔などに関する本のレビュー集

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妖怪、妖精、神、悪魔、精霊、幻獣など、超常的な存在に関する本のレビューを集めてあります。
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記事一覧

フランス怪奇民話集 (現代教養文庫)

フランス怪奇民話集 (現代教養文庫)  題名のとおり、フランスの怪奇な民話を集めた本です。 …

弟切千隼
6日前
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ラミニャの呪い―スペインバスク民話集 (1980年) (メルヘン文庫)

ラミニャの呪い―スペインバスク民話集 (1980年) (メルヘン文庫)  ヨーロッパの少数民族、バ…

弟切千隼
13日前
3

カナダのインディアンに伝わる30の話 (シリーズ先住民の叡知)

カナダのインディアンに伝わる30の話 (シリーズ先住民の叡知)  カナダの先住民(カナダ・イ…

弟切千隼
1か月前
1

ブルターニュ幻想集―フランス民話

ブルターニュ幻想集―フランス民話  フランスの中でも、独特の文化を持つ地域、ブルターニュ…

弟切千隼
2か月前
4

悲しい魔女―インドネシアの物語 (ちくま少年図書館 98 創造の部屋)

悲しい魔女―インドネシアの物語 (ちくま少年図書館 98 創造の部屋)  インドネシアに伝わる…

弟切千隼
2か月前
7

太陽の木の枝―ジプシーのむかしばなし

太陽の木の枝―ジプシーのむかしばなし  ジプシーと呼ばれる、ヨーロッパの少数民族の民話を…

弟切千隼
2か月前
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魔女物語 (群像社ライブラリー)

魔女物語 (群像社ライブラリー)  魔女や妖怪など、超常的なものをテーマにした短編小説集です。  とはいえ、おとぎ話に出てくるような魔女や妖怪が、そのまま登場する作品ではありません。現代風に解釈されています。  作者のテッフィさんは、ロシアで生まれ育った方です。ロシア革命をきっかけに、フランスへ亡命しました。本書に収められた作品は、フランス時代に書かれたそうです。  作品に登場する魔女、吸血鬼、ドモヴォイ(家の精)、ルサールカ(水の精)などは、みな、ロシアの伝統的

イギリス民話集

イギリス民話集  イギリスの民話を、たくさん集めた本です。イギリス民話の決定版と言えます…

弟切千隼
2か月前
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フランス妖精民話集 (現代教養文庫)

フランス妖精民話集 (現代教養文庫)  フランスの民話を集めた本です。妖精などの超自然的存…

弟切千隼
3か月前
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イギリス伝説紀行―巨人、魔女、妖精たち

イギリス伝説紀行―巨人、魔女、妖精たち  イギリスには、神秘的な伝説が、たくさんあります…

弟切千隼
3か月前
5

ギリシャ神話集

ギリシャ神話集  ギリシャ神話を紹介した本は、たくさんありますね。  本書は、そのうちの…

弟切千隼
3か月前
1

ケルトの神話 (丸善ブックス)

ケルトの神話 (丸善ブックス)  ケルト民族の神話や伝説を、紹介した本です。  二〇一四年…

弟切千隼
3か月前
4

ムーミン童話の仲間事典

ムーミン童話の仲間事典  世界中で人気のある童話『ムーミン』シリーズの事典です。  事…

弟切千隼
4か月前
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密教の神々―その文化史的考察

密教の神々―その文化史的考察  仏教の中の密教に登場する神々について、解説した本です。  一九七九年に出た本ですが、内容は、古びていません。  本書と、まったく同じ内容の本が、平凡社ライブラリーの文庫本に入っています。  二〇一四年現在では、そちらのほうが、入手しやすいでしょう。  密教には、おおぜいの神々が登場します。おおぜいい過ぎて、普通の人には、何が何だか、わからなくなりがちです(^^;  本書では、それらの神々のうち、月天【がってん】、観音、聖天【しょ