おはつ(管理栄養士)

福祉のプロを養成する株式会社おはつの管理栄養士がレシピや健康情報を綴っていきます。

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かんたん嚥下食レシピ

ゼラチンやお豆腐を使って簡単に作ることができる嚥下食レシピです✨ 画像で解説していきます✨ ・ブルーベリームースケーキ ・ココアムース ・甘酒トマトムース

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ビタミンC

ビタミンCの主な働きとして、 コラーゲンの生成と 抗酸化作用があげられます。 ビタミンCは皮膚や粘膜、 血管、軟骨、腱などの 結合組織をつくる たんぱく質の合成に…

カルシウム

カルシウムは、 生体内で最も多量に存在する ミネラルでもあります。 約99%が骨や歯に、 約1%が血液、筋肉、 神経などの組織に含まれています。 骨はカルシウムの …

摂取カロリー

調理で使われている油脂の量は、 目に見えにくいため、 食生活の傾向を把握して 調理法を変えたり メニュー選びに 気をつけることで 摂取カロリーを減らしていくこと…

ビタミンD

ビタミンDは、 カルシウムを効率よく 吸収するために 必要不可欠で、 骨の形成に関わる 重要なビタミンです。 ビタミンDについて 近年研究が進み、 免疫力の向上や…

野菜の摂取量

彩り豊かな野菜は、 ビタミンやミネラルなど 不足しがちな栄養素を 豊富に含んでいます。 普段食べている食事で 野菜の摂取量を 増やすコツをご紹介します。 ★準備…

飲酒と中性脂肪

血中中性脂肪が増加する 原因として、食事から摂取する 脂肪過多だけではなく、 肝臓で合成される 中性脂肪の増加が あげられます。 中性脂肪は、 肝臓における合成…

減塩のポイント

血圧が高い状態が続くと、 血管は弾力性を失い 血管内皮を 傷つけやすくなっている 可能性があります。 寒暖差によっても 血圧はコントロールしにくくなることがあり、 夜…

ビタミンE

◆ビタミン E の役割 1)血行促進 ビタミン E は毛細血管を広げ、 全身の血のめぐりを サポートします。 スムーズな血のめぐりは、 手足の冷えを和らげたり、 肌の…

セロトニン

セロトニンとは、脳内で働く神経伝達物質のひとつで、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。セロトニンが不足すると脳の機能の低下がみられたり、心…

疾患と栄養【慢性胃炎】

慢性胃炎は 胃粘膜に慢性の 炎症性細胞浸潤や 胃腺細胞の萎縮が みられる病態です。 味の濃い料理や 香辛料の多い 料理は、胃粘膜の 刺激となるため 避けるように…

疾患と栄養【急性胃炎】

急性胃炎は、 胃粘膜に発赤、 浮腫、出血、びらんなどの 炎症性病変が急激に 発症した病態です。 主食はおも湯から開始し 三分粥、五分粥、 全粥と進めていきます。…

疾患と栄養【甲状腺機能亢進症】

甲状腺機能亢進症とは、 代謝亢進性自己免疫疾患です。 甲状腺刺激ホルモン受容体に 対する自己抗原を 抗体とする刺激により、 甲状腺ホルモンの 合成・分泌が 亢進…

疾患と栄養【甲状腺機能低下症】

甲状腺機能低下症は、 甲状腺ホルモンの 分泌低下または 甲状腺ホルモンの 感受性の低下により 甲状腺ホルモンの 作用低下を起こした 状態です。 肥満、高コレステ…

疾患と栄養【消化性潰瘍】

消化性潰瘍は、 胃液中の酸や ペプシンの作用に より胃・十二指腸の 粘膜組織に欠損が 生じる疾患です。 傷害された粘膜を 修復させるために 食事中のアミノ酸組成…

疾患と栄養【脂肪肝】

脂肪肝の発生機序は 肝臓での脂肪酸合成促進、 脂肪酸供給の増加、 脂肪酸分解能の低下 などがあります。 過剰栄養、肥満、 アルコール多飲、 糖尿病、中心静脈栄養…

ビタミンC

ビタミンC

ビタミンCの主な働きとして、

コラーゲンの生成と

抗酸化作用があげられます。

ビタミンCは皮膚や粘膜、

血管、軟骨、腱などの

結合組織をつくる

たんぱく質の合成に不可欠です。

皮膚や粘膜を丈夫にし、

シミやシワを防ぎ、

傷の治癒にも欠かせません。

また、抗酸化作用が強く

免疫力を高め、

ウイルスから体を守ってくれます。

ストレスの多い環境下では

ビタミンCの必要量も増え

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カルシウム

カルシウム

カルシウムは、

生体内で最も多量に存在する

ミネラルでもあります。

約99%が骨や歯に、

約1%が血液、筋肉、

神経などの組織に含まれています。

骨はカルシウムの

貯蔵庫としての役割もあります。

血液中のカルシウム濃度は、

一定の範囲で維持されています。

カルシウムは、

骨や歯の主成分であり、

神経の刺激の伝達や

筋収縮にも関与しています。

また、血液凝固、

細胞の情

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摂取カロリー

摂取カロリー

調理で使われている油脂の量は、

目に見えにくいため、

食生活の傾向を把握して

調理法を変えたり

メニュー選びに

気をつけることで

摂取カロリーを減らしていくことが

できます。

調味料で摂取カロリーに

影響を及ぼしやすいのは、

油脂の多いマヨネーズや

ドレッシングです。

少量でも高エネルギーとなるため、

習慣的に摂取している方は

特に、摂取を減らすことで

全体的な摂取カ

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ビタミンD

ビタミンD

ビタミンDは、

カルシウムを効率よく

吸収するために

必要不可欠で、

骨の形成に関わる

重要なビタミンです。

ビタミンDについて

近年研究が進み、

免疫力の向上や

アレルギー症状を

改善する作用についても

明らかになってきいています。

ビタミンDには

抗菌ペプチドである

「カテリジン」という

たんぱく質を作らせる

働きがあります。

また「β-ディフェンシン」

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野菜の摂取量

野菜の摂取量

彩り豊かな野菜は、

ビタミンやミネラルなど

不足しがちな栄養素を

豊富に含んでいます。

普段食べている食事で

野菜の摂取量を

増やすコツをご紹介します。

★準備

冷蔵庫や冷凍庫に

あらかじめ使いやすく

カットした野菜を

常備しておきましょう。

すぐに食べられるよう

準備しておくことで、

野菜を食卓に

取り入れやすくなります。

★卵料理に加える

朝食の卵焼きや

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飲酒と中性脂肪

飲酒と中性脂肪

血中中性脂肪が増加する

原因として、食事から摂取する

脂肪過多だけではなく、

肝臓で合成される

中性脂肪の増加が

あげられます。

中性脂肪は、

肝臓における合成の

増加を反映し、

アルコール摂取量に

比例して増加します。

過度のアルコール摂取は、

脂肪組織からの

遊離脂肪酸の放出を

促進させるとともに

肝臓のアルコール代謝が亢進し、

それに伴って酸化されない

脂肪

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減塩のポイント

減塩のポイント

血圧が高い状態が続くと、
血管は弾力性を失い
血管内皮を
傷つけやすくなっている
可能性があります。
寒暖差によっても
血圧はコントロールしにくくなることがあり、
夜間早朝と日中の寒暖差が大きい時期には
注意が必要です。
血圧が上がり過ぎないよう
減塩のポイントを
ご紹介していきます。

★香り、うま味のある
素材を使って食塩を控える

★カレー粉、わさび、
コショウなど、香辛料を活用

★ゆず、

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ビタミンE

ビタミンE

◆ビタミン E の役割

1)血行促進

ビタミン E は毛細血管を広げ、

全身の血のめぐりを

サポートします。

スムーズな血のめぐりは、

手足の冷えを和らげたり、

肌の調子を整えるのに

役立ちます。

2)抗酸化作用

ビタミン E は動脈硬化など

の要因となる

過剰な活性酸素から

体を守るのに役立ちます。

3)貧血予防

血液に含まれる

赤血球の機能を維持します。

◆ビ

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セロトニン

セロトニン

セロトニンとは、脳内で働く神経伝達物質のひとつで、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。セロトニンが不足すると脳の機能の低下がみられたり、心のバランスを保つことが難しくなる場合もあります。
日常生活の中の工夫でセロトニンの分泌を促進することができます。
取り組みやすい3つのポイントを紹介します。

★太陽の光を浴びる

セロトニンの合成には太陽の光が不可欠です。適度に太陽の光を

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疾患と栄養【慢性胃炎】

疾患と栄養【慢性胃炎】

慢性胃炎は

胃粘膜に慢性の

炎症性細胞浸潤や

胃腺細胞の萎縮が

みられる病態です。

味の濃い料理や

香辛料の多い

料理は、胃粘膜の

刺激となるため

避けるようにします。

悪心、嘔吐、食欲不振

など少量しか食べられない

ときには、間食を活用して

栄養量を確保します。

疾患と栄養【急性胃炎】

疾患と栄養【急性胃炎】

急性胃炎は、

胃粘膜に発赤、

浮腫、出血、びらんなどの

炎症性病変が急激に

発症した病態です。

主食はおも湯から開始し

三分粥、五分粥、

全粥と進めていきます。

たんぱく質は白身魚の煮物、

茶碗蒸し、湯豆腐などの

軟らかい料理とします。

野菜はにんじんやかぶ、

かぼちゃなどを使用し、

ほうれん草や白菜は葉先を

使用します。

疾患と栄養【甲状腺機能亢進症】

疾患と栄養【甲状腺機能亢進症】

甲状腺機能亢進症とは、

代謝亢進性自己免疫疾患です。

甲状腺刺激ホルモン受容体に

対する自己抗原を

抗体とする刺激により、

甲状腺ホルモンの

合成・分泌が

亢進して起きます。

消化しやすく

低刺激な食事内容で

エネルギーや

水分はしっかり補い、

甲状腺ホルモンの

材料となる

ヨウ素の多い食品は

控えるようにします。

疾患と栄養【甲状腺機能低下症】

疾患と栄養【甲状腺機能低下症】

甲状腺機能低下症は、

甲状腺ホルモンの

分泌低下または

甲状腺ホルモンの

感受性の低下により

甲状腺ホルモンの

作用低下を起こした

状態です。

肥満、高コレステロール血症を

併発しやすいため、

栄養ケアではその予防に

留意します。

エネルギー代謝が

低下しているため、

体重の変動に対応して

エネルギー量を調整します。

疾患と栄養【消化性潰瘍】

疾患と栄養【消化性潰瘍】

消化性潰瘍は、

胃液中の酸や

ペプシンの作用に

より胃・十二指腸の

粘膜組織に欠損が

生じる疾患です。

傷害された粘膜を

修復させるために

食事中のアミノ酸組成を

考慮し、肉・魚・卵

大豆製品・乳製品など

種類の異なるタンパク質源を

組み合わせます。

貧血の場合には、

鉄・葉酸など

造血に必要な栄養素を

補給します。

粘膜を刺激し過ぎないように

煮物・あんかけ・

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疾患と栄養【脂肪肝】

疾患と栄養【脂肪肝】

脂肪肝の発生機序は

肝臓での脂肪酸合成促進、

脂肪酸供給の増加、

脂肪酸分解能の低下

などがあります。

過剰栄養、肥満、

アルコール多飲、

糖尿病、中心静脈栄養

での高血糖輸液投与でも

脂肪肝は起こります。

血糖上昇因子、

抹消細胞の

ブドウ糖利用低下、

糖質の過剰供給などは

脂肪肝の原因となります。