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バースデーランウェイ
― 2022年12月17日。
3駅先のカラオケに行ってこよう、くらいの軽さで家を出た。向かう先は3駅より遥かに遠い約500㎞先、京都。
ここに来るのは直近1年で1月と7月に続いて3回目になる。
まさかこんなに短いスパンで3度も足を運ぶとは思っていなかったけれど、そのおかげもあってか、親近感すら感じるこの街に降り立つことはもう自然なことになったみたい。
あぁ、また帰ってきた。
そんな気持ちが
そうやって、大人になっていくのかな #呑みながら書きました
「言葉選んで 挙げ句間違え」てばかりいる。
失敗は本来、わるいことではない。はずなのに。
失敗から学べない、成長できない私は、一生子どものままなのかもしれない。
あ。本日は、こちらの企画に参加してみております。
今まで、その存在は知りつつも遠くからなんとなく眺めているだけだったこの企画にしんか、参加してみようと思ったのは、Twitterでフォロワーさんがシェアしていたマリナ油森さん(はじめま
もしも世界からうどんが消えたなら
閉店ギリギリのはなまるうどんに入ってきた男と女は店の閑散とした光景に唖然としてしばし立ち尽くした。そして我に返った男は女にこう言った。
「今日が世界でうどんが食べられる最後の日だってのにこの有様はなんだよ。どんな店でも閉店日は盛り上がるだろうに!」
女は男の悲しげな表情を見て自分も悲しくなった。今日はうどん最後の日。明日からはうどんはこの世界から消滅するのだ。うどんはラーメンやそばに乗っ取
I Love youが言えなくて【5分で読める短編小説(ショートショート)】
小学校1年生の時、同じクラスになってからずっと好きな子がいる。
現在、中学2年なのでもうかれこれ8年間も想い続けている。
中学に入ってからは同じクラスになることはなかったが、廊下ですれ違った時などたまに立ち話をする間柄だ。
きっと彼女は僕の気持ちを察しているだろう。でも、どうしても告白する勇気がない。もしフラれたらと思うと怖くて臆病になってしまう。
そして何よりライバルが多すぎる。いわゆる
寂しい気持ちを見ないようにできるけど、本当は寂しいって言いたいんじゃないかな
6月に入って1週間が経ちました。
緊急事態宣言の解除、東京アラートの解除により、自由な生活が戻ってきました。
朝、学校のチャイムが聞こえるようになりました。
マスクはしてても外を歩く人は増えています。
どんどん自由が増えていきます。
その光景を見る度、涙が込み上げるようになりました。
*
1つ目は、完全ではなくても、以前の生活が戻ってきたんだという安心感。
できるようになったことと
【ひみつの授業】宇宙人になってみよう
――みんな、
今日は、宇宙人になる方法を教えるよ。
「宇宙人!?」
「なれたらおもしろそうだけど」
「そんなの……」
「無理に決まってるじゃん!」
――どうしてそう思うの?
「だって、わたしたち」
「人間だもん」
――人間、って?
「人間は、人間!」
「小学生」
「男子」
「女子」
「△△人」
「ワン(ぼくは犬)!」
――そうだね。
でも、だれでも宇宙人になれる方法があったらどう?
『豪華!!セレブになれてしまう方法』
セレブな生活を望む人とそうでない人がいるので、この記事は望む人だけしか読んではならない。
なぜならば、なりたくなくてもなってしまうからだ。
世の中、そういう事が多々ある。
先日、わたしは七夕の日にショッピングモール内に展示された笹の木の短冊に、
「キラメイレッド(魔進戦隊キラメイジャーの赤)になりたい」と書いた。
周りには小学生たちが大勢いて、わたしの書いた短冊を見ていた。
それからすぐだ。
シ
小山コータローの映画評論
こんにちは。普段は地下室で、複数人の半裸男(国籍不明)と4コマ漫画を描く工場に勤めているものです。
そんな状況なので映画などは見ることができません。でも、映画評論ってかっこいいですよね。だから、映画評論はしたいです。
しかし、見たことが無い映画を適当に評論するのは失礼ですし『そんなことをしている暇があったら部屋から出てらっしゃい・・』とママにドア越しに言われてしまいます。そこで僕は、
「存在
短編集『stories-夜明けの森編-』
"僕は森。
僕の中にはいろんな子たちが住んでいる。
日向に住んでいる子もいれば、
日陰に住んでいる子もいる。
だから、明るさも暗さもどちらも必要だ。"
(本文より)
それぞれの絵に小さなお話を添えた、
絵と物語の短編集です。
夜明けの森編は、森の子テウトニくんと
そこに住む様々な住人たちのことなど、
森をテーマに綴っています。
森には、
陽の当たる場所や木陰になっている場所があって、
それぞれ