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大阪の会社勤め。妙齢。お酒好き。ひとり暮らし。短めの文章を書いていきたいと思っています…

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大阪の会社勤め。妙齢。お酒好き。ひとり暮らし。短めの文章を書いていきたいと思っています。 クスっと笑えたり、誰かのココロに(少しでいいから)残るような文章が書けたならシアワセ。

マガジン

  • タカラモノ

    noteで出会った大切にしたい作品

  • alc.0%

    コンテストに参加したものなど。

  • alc.7.0%

    ほろ酔い系。

  • alc.20~%

    度数強め。

最近の記事

思ったよりダメージの大きかった1年でした。 なくして後悔してさっぱりして寂しくなって でもなんとか毎日は過ごせたし、楽しいこともあったし。 細切れだけど書きたいことが浮かんでくるようになってきた。 がんばろー私。

    • 下書きをそのままアップする感じで

      リハビリ中なのかなと思ってる。 まだちゃんとした文章が書けなくて、 というか もともとそんなこと考えて書いてたわけではないけど まあいっか。 多分今私、ひとりごとを書きたいんだ、 と思うことにする。 今年の5月に、父が入院して。 それまでも色々あったけど、 このときはちょっと嫌な予感もあって。 休日出勤の日で、どうしても抜けられないいと思って でもあまりにも様子がおかしくて 朝6時から上司の個人ケータイに電話して なかなか出てくれないから何回もかけて 出勤を無理やり代わっ

      • こんなに放っておいても まだ残っているんだなあ、私のあしあと。 でも残っていることに ほっとしてるんだなあ。 ちょっとしんどいことが続いていて 後悔先に立たずを実感することばかりで そんなときに限って まったく畑違いの部署に異動になったり 会社って空気読んでくれへんわーとか 世の中大変やわーとか 思ったりもしたけど ・・・時間ってすごいわ。 少しずつ元気になってきました。 心が動き始めた。 半年以上かかったけど。 ただのひとりごとです。 でも大きな声のひとりごとです。

        • "Eve"r ”Eve"r after #2021クリスマスアドベントカレンダーをつくろう

          「今年も中止やねんて」 「何が?」 「決まってるやん、ドイツ祭り」 「ドイツ祭り?あー、梅田の」 「そう。スカイビルのドイツ祭り」 「クリスマスマーケットのことやんな。言い方でだいぶ印象変わるけど」 「去年も中止やったのに、今年もやらへんなんて」 「まあしゃーないよな。このご時世やし」 「私、あれめっちゃ飲みたかったのに」 「あれって」 「ほら、色んなスパイスが入ったあったかいワイン」 「グリューワインか。毎年行ってるのに全然名前覚えてへんな」 「名前なんかどうでもええねん。

        思ったよりダメージの大きかった1年でした。 なくして後悔してさっぱりして寂しくなって でもなんとか毎日は過ごせたし、楽しいこともあったし。 細切れだけど書きたいことが浮かんでくるようになってきた。 がんばろー私。

        マガジン

        • タカラモノ
          7本
        • alc.0%
          41本
        • alc.7.0%
          45本
        • alc.20~%
          10本

        記事

          その色が似合う日を待っている #noteリレー

          ふだん暗い色の洋服を着ていることが多いせいか、今年の初出でブルーのニットを着て行ったら、同僚に 「何かいつもと雰囲気が違う」 と驚かれた。 「あ、これね。安かったから」 つい言い訳がましくなってしまう私に同僚は笑って言った。 「いいやん!似合ってる」 「ほんま?ありがとう!」 ほめられたことが嬉しくて、そのニットはお気に入りになった。 ふと、子どもの頃のできごとを思い出す。 小学校の入学式。 私は母に買ってもらった青色のワンピースで出席していた。 このワンピースを買いに行

          その色が似合う日を待っている #noteリレー

          ありふれた、でも特別な日 #2020クリスマスアドベントカレンダーをつくろう

          電車の中は暖房が効いていて、今が冬だということを忘れてしまいそう。 眠気に誘われてうとうとしていた私の足元に、かつん。と何かがぶつかり、その小さな衝撃に驚いて目が覚めた。 ・・・ビールの空き缶? 誰かが降り際に忘れて行ったか、置いて行ったものが電車の揺れで転がって、私のところまでやってきたらしい。 迷ったけれど、放っておいたらまたどこかに転がってしまう。 小さくため息。 鬼ごっこの鬼になった気分でその缶を拾い上げた。 さて。 この瞬間から、私は昼間から空の缶ビールを片手

          ありふれた、でも特別な日 #2020クリスマスアドベントカレンダーをつくろう

          #呑みながらだらだら書きました

          まるまる2週間、お酒を飲んでなかった! 飲酒系noter(そんな言葉ない、今作りました)の私にはあるまじき事態です。 個人的には心配ごとが多かった2週間dで。今日の呑み書きで久々解禁。ナイスタイミング。 前回と同じくウイスキーいきます。家にあった。 今回はほうじ茶割。結構いける。おつまみはチョコレート。家にあった。今日は一歩も外に出てないから何もなくて。コンタクトもしてないから、PCの画面もよく見えません。誤字すごそう。 今回あ愚痴書いていいってことなので、書いちゃえ。3

          #呑みながらだらだら書きました

          僕を導く星は輝く #クリスマス金曜トワイライト

          教会の天井まで伸びるステンドグラスにパイプオルガンが響いている。綺麗な聖歌が遠くから聞こえてきた。 ずっと昔、よく似た夢を見たことがある気がする。 だとすると、これはその夢の続きだろうか。 そうだったら良かったのに。 夢ならいつかは覚めるものだから。 そのときには、僕の隣りには君がいるはずだから。微笑みながらそっと寄り添っていてくれるはずだから。 *** クリスチャンでもないのに、いいのかな。 大丈夫、神様はそんなに心狭くないよ。 そんな軽口を言い合いながらふらりと立ち寄

          僕を導く星は輝く #クリスマス金曜トワイライト

          未然形な僕ら

          おかわりはいらないやっぱり同じもの 氷が溶けるまでに誘って 何もないけどよかったらうちに来る?答えによっては何かあるけど 僕よりも僕の気持ちを的確にうまく切なく歌うミスチル 君の部屋に寄って酔って肩寄せて 寄る辺ないままこんな真夜中

          未然形な僕ら

          淀屋橋から、出町柳まで  #旅する日本語

          この春から異動になり、京阪電車を使い始めた。 京橋を過ぎると、生活感のある風景が続く。低い屋根の建物が多く、空が広い。 晴れた日は太陽の光が窓から差し込んで眩しい。 車内では吊り広告を眺めている。 ひらパー。 ローカルな遊園地でふざけたポーズを決めているのは映画の主演も多い有名俳優だ。 会社のパートさんが今度招待券をくれると言っていた。もらったら行ってみようかな。 京阪乗る人、おけいはん。 イメージガールは駅名にちなんだ三条けい子という名前だそうだ。 京都の紅葉の名所を紹

          淀屋橋から、出町柳まで  #旅する日本語

          傷心保険

          繊細な性格の男がいた。 ある日、男のスマートフォンに彼が加入している保険会社からセールスの電話がかかってきた。 男は繊細な性格であったから、すでに生命保険、医療保険、積立年金などには加入済みだった。しかし男は思いやりのある性格でもあったので、営業であってもわざわざ電話をかけてきてくれたセールスレディの心づかいに感謝し、勧められた通りに現在のプランの見直しをすることにした。 今回はお客様に最適の保険ができましたので、そのご案内に。 待ち合わせた喫茶店で向かい合うなり、セール

          傷心保険

          眩しくて晴れていた、あの日のこと

          担当するフリーペーパーの巻頭特集で、地域の祭りを取材することになった。協力を依頼したのは地区の青年団長Y君。ちょうどバイトを辞めたところらしく「いつでもいいっすよ」とあっさりアポが取れた。 口調からやんちゃなイメージを抱いていたが、実際に会ったY君は物腰柔らかい好青年だった。ギャップに戸惑いつつ取材を始める。 大阪と奈良の境、生駒山の麓にある枚岡神社は河内国一之宮。10月14、15日に行われる秋郷祭は、大小20基以上の太鼓台が宮入する様子が勇壮だと評判で、毎年多くの見物客

          眩しくて晴れていた、あの日のこと

          僕の瞳に映るのは #言葉を宿したモノたち

          昨夜、君はいったい何時に帰ってきたんだい? ベッドの周りには脱いだ洋服が散らばったまま、あーあ、しわになって。 シャワーを浴びた後は髪も乾かさずそのまま眠ってしまったんだろう。 あちこち変な方向にはねて、ほら、あれみたいだ。メドゥーサ。 普段はしっかり者の君だけど、飲みすぎた翌日は少しだけだらしないよね。まあ、そんな君も好きだけどさ。 ほら、枕元でスマートフォンのアラームが鳴っている。 何度目かのスヌーズの後、君はやっと起き上がりアラームを止めた。時間を確認して、 「やばっ

          僕の瞳に映るのは #言葉を宿したモノたち

          捨てないで。 #言葉を宿したモノたち

          私たちは狭くて寒い部屋に押し込められて、毎日じっとお客さんを待っている。 透明な扉から覗き込む好奇の目に耐えながら。 目新しい子が次々現れるこの業界は、入れ替わりも激しい。 今日はなんとか大丈夫、でも安心はできない。 明日は目立たない隅っこに追いやられるかも知れないし、ひょっとしたらもう、不要だと烙印を押されてしまうかも知れない。 そんなプレッシャーに押しつぶされそうで、私は毎日辛い気持ちを必死にこらえていた。 でも。 あなたは私を選んでくれた。 たくさんのライバルたちの

          捨てないで。 #言葉を宿したモノたち

          おかえり。またね。

          白い布に包まれた小さな木の箱は、膝に乗せるととても軽かった。 小柄だった祖母は、あの頃よりずっと小さく、軽くなって帰ってきた。 おかえり。 そして、またね。 元気な頃の祖母はお寺参りが趣味で、毎週のように大阪や京都の寺院に参っていた。 出かけるうちにたくさんの友人もできたようで、そのひとたちと連れ立って出かけることが増え、行動範囲がどんどん広がった。 国内の有名なお寺は訪ねつくしたかもしれない。 70歳を過ぎてから、日本を飛び出し中国やインドにまで出かけるツアーに参加して

          おかえり。またね。

          Baby Don't Cry

          「やっぱり口に合わなかった?」 夕食を半分近く残してしまった僕を見て、君は顔を曇らせた。 「このブロッコリー、かなり柔らかくゆでたつもりなんだけどな」 右手に持っていたスプーンをテーブルに置き、ため息をつく。 「ねえ。私の作るごはん、おいしくないかな?」 途中から涙声に変わり、君は両手で顔を覆ってしまった。 ねえ、泣かないで。 君の料理に不満があるわけじゃないんだ。 今日はちょっと食欲がないだけで。 君を悲しませたいわけじゃないんだ。 「ごめんね」 ちゃんと口にできればいい

          Baby Don't Cry