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仕事は自分で創れ

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#世界

今の子供たちの原体験は何だろうか?

今の子供たちの原体験は何だろうか?

自分自身の子供の頃の原体験というのは、人生の土台だし、故郷でもある。
学生時代は、とにかく、田舎を離れ親元を離れ、開放感の中、自由に好き勝手に日々を過ごしていた。
学業はそっちのけで、ひたすら遊んだ。今にしてみれば、懐かしい貴重な時間だったと思う反面、もっと、若いうちにできたことは沢山あったと思っている。
後悔しているというのではないが、仮に何かの縁で、バックパッカーで世界を周っていたら、当たり前

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顔を識別する人間の能力とAIを考える

顔を識別する人間の能力とAIを考える

今、世間ではChatGPT(チャットジーピーティー)騒がしい。私の周りでもとても盛り上がっている。とは言え、まだ、知らない人も多いと思うが、Microsoftの最新AIチャットサービスだ。
そんなことで今回はAIの話しにしようと思う。

仕事柄もあるが、もともと私は、変わったことを調べたり考えたりするのが好きだ。
最近、少々ハマっていることがある。
それは、人間がなぜ、人の顔を判別できるのだろうか

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本音と建前の人間関係の中で

本音と建前の人間関係の中で

人間関係を好きな人もいれば、わずらわしいと思う人もいる。
人間関係の中で疲れ果て、ストレスが溜まり、悶々としている人がいる。
人間が社会的動物である以上、人間関係を避けて生きることは難しい。
ただ、必要以上に人間に関わらなくても、幸せに生きることはできる。
特に、家族や親しい人に囲まれていれば、それで充分とも言える。

ところが、長い人生、様々な人付き合いが生まれる。学校に通えば、友だち関係、先生

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ベトナムに学ぶ、世界の多様な国との付き合い

ベトナムに学ぶ、世界の多様な国との付き合い

私が知る限りだが、ベトナムほど、世界の多様な国々との付き合いが多い国は他にないのではと思う。ベトナムは社会主義国であるから、当然、同じような政治体制との国の付き合いは、当たり前にある。
私がベトナムで活動してすでに20年を超えているが、やはり、日本人は、共産主義社会であるベトナムについて、特に関心が強いようで、このあたりは、数多くの経営者やビジネス関係の人から質問あった。
私は、中国にも縁があるが

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新興国にとってのIT産業が有望な理由

新興国にとってのIT産業が有望な理由

新興国と日本のつながりが、日々、多方面で増大している。
背景には、ITが地球全体に浸透し始めていることがある。世界が急速につながっていくのを実感する日々である。
こんな時代に、新興国目線で視たIT産業の行く末は、とても興味深い。
当社は、1996年にアフリカのルワンダに現地拠点としてブレインワークスアフリカを設立した。現在、ITエンジニアを中心にIT関連業務に携わるスタッフが10名強活躍している。

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あやふやな情報で良い時もある

あやふやな情報で良い時もある

情報過多の時代の情報リテラシーというのは、なかなか定義が難しい。
一昔前、今ほど情報が溢れていなかったときは、穏やかな時代だったと思う。

もっとも、私も過去に遡れば上るほど、今ほど情報を意識して仕事したり生活したりしてはいなかったので、私の情報感度との相関もある。

実際に、私が仕事する立場で考えて、起業した30年ほど前の昔、私が関心を持っていた情報と言えば、マスメディアの情報、友人知人、出来つ

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DX時代の購買履歴を活用する商売ってどう?

DX時代の購買履歴を活用する商売ってどう?

まあ、マーケティングの仕事をしたことがあるとか、CRMに詳しいとか、営業で突出した実績を残しているとか、こういう人には釈迦に説法だとは思うが・・・。
RMFというマーケティング、顧客分析の手法がある。
少しだけ解説すると、
RはRecency、MはMonetary、FはFrequencyであり、日本語では、Rは最終購買日、Mは購買累計額、Fは頻度となる。

このRMFという指標を用いて、優良顧客(

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人にお世話になる人、人のお世話をする人

人にお世話になる人、人のお世話をする人

人間同士の良好な関係と言うのは、理想的に言えば、持ちつ持たれつになるのが、丁度よいように思っている。一時期だけ見れば、一方的に相手の人にお世話になるかもしれないが、長い人生、どこかで、お互いさまになることが良い。

とは言え、現実はそうではない。
人間関係は複雑である。例えば、AさんがBさんの何らかのお世話をしている。そのBさんは、Cさんのお世話をしている。そしてそれが巡り巡って、Dさん、Eさんと

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日本の中古車は世界で大人気

日本の中古車は世界で大人気

日本の製品は品質も良く丈夫で長持ち。
日本人の多くも分かっていることだろうと思うが、日本人の何倍もそれを実感して、活用している人は世界に沢山いる。

先日、日経新聞のある記事が目に留まった。
微笑ましくもあり、日本人として嬉しく思うニュースだ。
見出しには“中古軽トラ 米国走る”とある。燃費が良く小さくてかわいい。らしい。なるほど、軽トラをかわいいと思うのは、何事にもスケールが大きい米国的だと思う

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言い切る力をつけるにはどうするか

言い切る力をつけるにはどうするか

世の中には、はっきりものを言う人と、言われる人が少なからずいる。歯に衣着せぬ人という言い方も昔からある。
総じて日本人は、面と向かってはっきり言うのが苦手な人が多い。その分、間接的に言う方向に流れる人もいる。
電子メールがビジネスで使われだした頃、あちこちで似たようなメールの使い方が問題視された。それは、極端な例えだが、オフィスで横の席に座っている同士が、直接会話せずにメールでやりとりする。これは

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シニア成人に共感する方々とともに

シニア成人に共感する方々とともに

シニア成人。
殆どの人にとって、まだ聞きなれない言葉だと思う。これは、牧IT研究所の代表の牧壮さんが提唱されている。
今年の8月5日に発刊した“もし波平が85歳になったら”に、牧さんのお考えや活動と共に、シニア成人の意味や意義を掲載している。
簡単に紹介する。

65歳をシニアゼロ歳とする。
最近の高齢化社会の現実を考えた場合、感覚的には、今のところ65歳からがシニアである。ちなみに、WHOの定義

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“ファーストペンギン”ブームが来る?

“ファーストペンギン”ブームが来る?

ファーストペンギンをテーマしたドラマの放映が始まった。興味津々だか、私はまだ観ていない。漁業が題材のドラマのようだ。

ここ数年私の周りでも、ファーストペンギンの話題で盛り上がっている。
今年は、カナリアコミュニケーションズで、“私がファーストペンギンになれた理由”という書籍を発刊した。
ここ20、30年の日本には、ファーストペンギンに分類される人は、少ないと思う。安定思考の時代、希少価値だから、

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私がIT活用のペースメーキングを続ける意味

私がIT活用のペースメーキングを続ける意味

今のようにIT活用やIT社会への適応が、企業経営にとって不可欠なものになる時代が来るとは、30年ほど前に、誰が予想しただろうか?

私は、たまたま、縁があって、IT業界やITに関連する仕事に関わって、もうすぐ40年近くになる。私が、20代の頃つまり30年ぐらい前、ITという呼び名はなく、ビジネス界での主流は、OA化だった。オフィスオートメーションの略だから、とても分かり易いと思う。
今は、死語に近

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病院にとって果たして患者は顧客なのか?

病院にとって果たして患者は顧客なのか?

最近、私も個人的に病院に行く機会は増えてきた。自分の事、家族の事という具合に。
そんな時、総合病院の進化には驚くものがある。簡単に言えば、待ち時間が昔よりは短くなったし、仮に待たないといけなくても、今自分がどういう状態かが分かる病院もある。そう、呼び出し機を受付でもらって、その次の行動を促すガイダンスがある。

昔に比べて、何と居心地の良いことか。
もちろん、まだまだ、自動化、IT化の過渡期なので

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