マガジンのカバー画像

サラリーマンの孤独と悲哀

77
サラリーマンの孤独と生き様。 普通でいることが何か。 普通に生きることが難しいと感じているあなたに 読んで欲しい。
運営しているクリエイター

#ビジネス

結果から入って、結果から離れろ

結果から入って、結果から離れろ

「これぐらいもらわないと
やってられないよ」

「俺たちがあんなに手を動かして、
現場はいずり回っているのに
偉そうに座って指示だしてるだけで
倍以上の給料もらってるよ」

そう叫びたくなる若手社員。

誰もが自分の仕事に対して、
それ相応の評価と報酬を求めるもの。 

それは何も金銭に限らず、
上司から、「最近よくがんばってるね」
の一言だけでも全然違ったりするものだ。

その承認欲求がとことん

もっとみる
「頑張る」という自己満足の病

「頑張る」という自己満足の病

「よく頑張ったね、努力したね」
漢字テストで満点を取ったときの
ことだろうか。

頭を撫でられ、少し誇らしげな
気持ちになった。

漢字は書いて覚えるものだ。
そう教わった素直な子供は愚直に
ノートに書きつづった。

部首の成り立ちや、その字があらわそう
としたことをもう少し学ぶ姿勢が
あればもう少し身になったかもしれない。

ただの漢字の書き取りテストでは
そこまでの中身を問われることはない。

もっとみる
ブレまくりの自分を愛せよ

ブレまくりの自分を愛せよ

一度決めたことをやり通す。

初志貫徹という言葉にも代表される
ように、ひとつのことにこだわり
やり遂げることが賛美される傾向
は強い。

自分は少なくとも、そんな
環境で育った。

少年野球をはじめたときも、
どんなに水が飲めなくてつらいときも、
この謎の「初志貫徹信仰」が
自分の頭の中を支配した。

結局、あれよあれよという間に
高校まで野球を続けることになる。

飽きっぽい性格で、
次から次

もっとみる
「即興」で遊べ、遊べ、遊べ〜凡人の自由〜

「即興」で遊べ、遊べ、遊べ〜凡人の自由〜

ご利用は計画的に。
消費者金融のCMではおなじみである。

言われなくても、
わかっているはずなのに。

お金の収支の管理がうまくいかないから、
借金せざるを得ない状況になっている人に
ここにきて計画性を求められるのは
なんて酷なんだろう。

勝手にそう眺めていた。

読書は目的意識をもって。
キャリアは計画性をもって。

まともに社会人として生きていこうと
すると「合理性」がとことん求められる。

もっとみる
ほーりーの履歴書ver2.0~次は何を書いていこうか~

ほーりーの履歴書ver2.0~次は何を書いていこうか~

noteに150以上の記事、ビジネス書3冊分の
文章を書いてきました。

フォロワーの皆様も1,200人を突破し、
読んでいただける方が増えてきて
ありがたい限りです。

そこで今回は履歴書を
ほんの少しだけバージョンアップして
お送りします。

・歌手の宇多田ヒカルと同じ年に
 生まれた38歳。
 東京生まれの東京育ちで初対面の
 トークであるあるの地元ネタが
 ないまま育ったことに気づく。

もっとみる
資格で痛い目にあってきたサラリーマンがたどり着いた、「取るべき資格」とは

資格で痛い目にあってきたサラリーマンがたどり着いた、「取るべき資格」とは

この記事を上げてから、5ヶ月が経過した。
正直、驚いている。

「しくじり」は誰かの役に立ついままで150以上の記事をnoteで掲載してきた。

そのほとんどが2000字を超えているので、
ビジネス書3冊分の分量である。
記事はたいてい1週間でビューア数の
ピークを迎え、その後読まれることは少ない。

ただ例外がこのしくじり記事である。

未だにたくさんの方がこの記事を
読んでいただいている。

もっとみる
師匠に出会いたかったら、本屋へ行け

師匠に出会いたかったら、本屋へ行け

これは、生きるのに少し息切れ気味に
なったあなたへ送る
「読むサプリ」です。

あのとき先生がいなかったら、
今の僕はいません。
本当に感謝しています。

アスリートや経営者の
ドキュメンタリー番組。

見ていると、たいてい
こんな「人生のキーマン」と
なる方がお出ましする。

もちろん番組で
取り上げられるくらいの
実績を持っている方だ。

そのブレイクスルーとなった、
コーチやメンター的な

もっとみる
今に満足したほうがいいじゃん

今に満足したほうがいいじゃん

これは生きるのがちょっとお疲れ気味になった
あなたへ送る「読むサプリ」です。

幼稚園に通っていたときのこと。

「あなたは将来大人になったら、
何になりたいの」
先生に問いかけられた。

キョトンと立ち尽くす自分。
夢はそこで覚めた。

たった4歳とか5歳でそんなことはわかるまい。
せいぜい「ウルトラマンや仮面ライダー」になりたいという、大人からみれば
微笑ましい回答をするのが
関の山だろう。

もっとみる
「自分なんか…」と思っている間は、いつまで経っても転職できない

「自分なんか…」と思っている間は、いつまで経っても転職できない

「新しい会社でチャレンジしてみたいんです」

漠然とそう考えている人をたくさん見てきた。

そしてその大半の人は、
行動すればすぐに事態が好転するかも
しれないのに、
今の職場の忙しさや、
現状の情報収集不足を言い訳に
踏み込めないのだ。

踏み込めない最大の要因。
「自分なんか無理です」と
条件反射的に新しいことを
拒絶してしまう人に共通点である。

自分自身も転職を2回経験し、
周囲の方のサポ

もっとみる
継続できないのは、あなたのせいじゃない

継続できないのは、あなたのせいじゃない

noteにコラムを書き始めてから、
まもなく1年が経とうとしている。

いわゆる日常を徒然なるままに
書くのではなく、
1記事1テーマを貫いて
書いてきている。

今まではキャリアや転職、
ビジネススキルといった記事を
中心に書いてきた。

フォロワーの数も増えていくにつれて、
コメントもいただける
ようになって、さらに
充実感を覚えるようになった。

一度はnote運営の注目記事にも
取り上げら

もっとみる
残高263円の悪魔のささやき

残高263円の悪魔のささやき

大学3年次のときのこと。

後期の学費を支払いの振り込みを
ATMで行うため、
通帳の記帳もついでに行った。

当時はまだネットで
振り込みができなかった時代である。

この頃は自営の親の事業も
傾いており、学費は
全て自分で工面をしていく必要があった。

後期の学費は、
50万円程度だった。

私はその時点での残高は
確認していなかったが
何の不安もなかった。

当時の塾講師としてのバイト代

もっとみる
僕があきらめたのは「酸っぱいブドウ」だったのか

僕があきらめたのは「酸っぱいブドウ」だったのか

自分の思ったとおりに事は
うまく運ばない。

法曹になるため、
司法試験を目指し、
挫折しあきらめた背景を前回では書いた。

みなさんもそれなりに生きていれば、
あきらめたものがたくさんあるだろう。

行きたかった大学
取りたかった資格
大好きな人に想いを告げること

今日はそんなあきらめた事、
モノに対して、哲学的にちょっと
考えてみたというお話である。

あのころの未来に 
ぼくらは立っている

もっとみる
4%の不安に怯えるものたち

4%の不安に怯えるものたち

ステイホームの連休が始まった。
過ごし方は人それぞれだ。

テレビのニュースをつけても、
ネガティブなものであふれている。
悪いニュースのほうがきっと
話題になりやすい、
広まりやすいのだろう。

「オリンピックはどうなってしまうんだろう」
「自分の会社の業績は大丈夫だろうか」
「自分はウィルスにかかっていないだろうか」

ネガティブなニュースは広まりやすく、
ポジティブな出来事は
あまりニュース

もっとみる
孤独と幸せのカンケイ

孤独と幸せのカンケイ

「男が決めたことだ。仕方がない」

まだ着任して9ヶ月の新任の部長は
ため息をつきながら、
私が提出した退職願いを受け取った。
ちょうど半年前のことだ。

「40歳手前で転職なの?」
「このコロナ禍でよくやるねー」
「違う業界にいくなんてすごいね」

周囲からは、様々なリアクションがきた。
想定以上にネガティブなものが多かった。

新しい環境に身を置く時。
職場や学校といった時間の大半を使う
環境

もっとみる