記事一覧
コングラボードを頂きました。
書くタイミングをすっかり忘れていましたが、短編小説がコングラボードを頂きました。#英語が好きのカテゴリーでした。
お読み頂きました皆様、ありがとうございました。
このテーマも追及しつつ、幅広い作品を書ければと思っています。
ボードを頂いた作品はこちらです。
短編小説:バブル期の日本:帰国子女の間違った処世術
私がその子に気が付いたのは、1987年10月に東京の鷲知(しょうち)大学で行われた入試の面接の時だった。
英語学を学ぶその学科には筆記試験と面接があり、筆記試験をパスした私の所には面接の通知が届いた。
5年間イギリスの北西部で中学生と高校生時代を過ごした私は帰国子女枠で入試に臨んだ。言語学を学んで本気で英語と言う言語に正面から向き合いたい。将来は教員免許を取って教師になるか、または翻訳家か通訳
世界のお酒と歴史:フランス:ロワール河の西で育まれるワインの歴史
ロワールワインとは、フランスの最大河川ロワール河畔に広がる広大なワインの産地である。
西の河口側からペイ・ナンテ地区、アンジュー&ソーミュール地区,トゥーレーヌ地区、そして一番陸地の奥のサントル&ニヴェルネ地区と、四つの地区がある。
今回は一番河口に近いペイ・ナンテで製造されるワインの「ミュスカデ」についてご紹介する。
ミュスカデは,「ミュスカデ」というブドウから作られる白ワインのことだ。
昔語り:小さなLegal Aliens
昔々,40年近く前の事。筆者は親の転勤でイギリスに住んでいた。
14歳で行ったイギリスに慣れるので精いっぱいの日々を送って数年たった頃,親からこういわれた。
「16歳の誕生日から一週間以内に外国人登録をしに警察署へ行かなければならない。昼間しか都合が付かないから授業を休んでいいか先生に言っておけ」
現在はどのように呼ばれているか分からないが、当時外国人登録は「Alien Registratio
英語格闘記:帽子とアスコット競馬
昔々,昭和時代の終わりぐらいの事。
筆者は十代の途中で家族の転勤でイギリスに移り住んだ。
高校生の頃、ラジオを聴くのが好きだった。
インターネットの無かった時代、外国語を覚えるために使えるものの一つにラジオがあった。
天気予報から始まり、ニュースやバラエティ、ラジオドラマ、音楽、DJのおしゃべりやラジオ局に音楽のリクエストをしてくるリスナーとのやりとり。様々なスタイルの外国語を耳にすること
[小説]姿の見えない同僚 - 不毛なコミュニケーション
「黒崎!これ、エージェントから!」
2006年の冬。いつも通り終業時間の18:00ギリギリになって、営業1課部長の高山さんが、顧客である旅行会社からのFAXを放ってよこした。それには海外での視察先の情報収集依頼が記載されていた。
依頼書にはいつもの通り、私達ランドオペレーターの競合他社の名前が連名で書いてある。
業界でトップのマキトラベル。その次がカオネイトラベル。三番目にやっと私たちの会社